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浅間山、小規模噴火の恐れ…警戒レベル引き上げ(27.6.12)

浅間山(群馬・長野県境)で小規模な噴火の可能性が高まったとして、気象庁は11日、噴火の危険度を5段階で示す噴火警戒レベルを「1(活火山であることに留意)」から「2(火口周辺規制)」に引き上げた。

 地元の群馬県嬬恋村と長野県小諸市は、火口から半径500メートルだった立ち入り禁止区域を約2キロに拡大し、警戒を呼び掛けている。

 浅間山の警戒レベルが2になるのは2010年以来5年ぶり。約2キロ圏内には住宅や観光施設はない。地元自治体のうち、長野県軽井沢町は一部を除き、既に半径4キロを立ち入り禁止としている。

 浅間山では火口真下の浅い場所を震源とする火山性地震が4月以降増加し、5月の地震回数は計986回に達した。火山ガスの放出量も、5月までは1日あたり推計100トン程度だったが、今月8日に同500トンに、11日は同1700トンまで急増したという。

 浅間山はこの約100年間で50回以上の噴火を繰り返しており、直近では09年5月に噴火している。同庁は「生活圏に影響するほどの大規模な噴火の可能性は低い」としている。
---読売新聞(27.6.12)




箱根山・大涌谷「蒸気やや弱まっている」気象庁(27.6.5)

火山活動が高まっている箱根山(神奈川・静岡県境)について、気象庁は5日、大涌谷おおわくだにでは「蒸気の勢いがやや弱まっている」と発表した。

 ただ火山活動に伴う地殻変動は続いており、小規模な水蒸気爆発が起きる可能性はあるとして、注意を呼びかけている。

 発表は、気象庁が4日に大涌谷周辺で蒸気の状態などを観測した結果に基づいたもの。蒸気の勢いや音などが、前回調べた5月21日に比べ、やや弱まっていたという。火山性地震の発生回数も5月中旬には1日当たり最大400回を超えたが、下旬以降は50回を下回る日が続いている。やや弱いとの評価は、5月6日に噴火警戒レベルを「2」に引き上げて以降、初めて。

 ただ、気象庁は火山活動そのものは落ち着いていないとして、「警戒レベルの引き下げには至らない」と話している。
ーーー読売新聞(27.6.5)



噴火「マグマ水蒸気爆発」、避難「年単位も」(27.5.30)

鹿児島県屋久島町・口永良部くちのえらぶ島の新岳しんだけ(626メートル)の噴火について、気象庁の火山噴火予知連絡会(会長=藤井敏嗣としつぐ・東京大名誉教授)は30日、火山学者らによる拡大幹事会を開き、マグマが地下水に直接触れて起きる「マグマ水蒸気爆発」との見解をまとめた。

 地下のマグマの一部しかまだ噴出していないと推定。委員の井口正人・京都大教授は記者会見で、避難が長期化する可能性について「年単位も考えなければならない」と述べた。

 幹事会では、地殻変動の観測データから、同島の地下には噴火直前に約400万立方メートルのマグマがたまっていたと推定した。分析した火山灰に含まれるマグマ物質は少なく、噴出したマグマ量を100万立方メートル未満と見積もった。このため、藤井会長は「今回より大きい噴火が起きる可能性が十分にある」と説明した。

 同島の火山活動を監視してきた井口教授は「(死者8人が出た)1931~34年の活動に似ている。火砕流や、噴石が弾道を描いて吹き飛ぶような大きな噴火が考えられる」と指摘。住民の帰還については「地震や火山ガスの噴出などが減らないと帰島は難しい。1週間で帰るのはあり得ない。最悪の場合、年単位も考えなければならない」と説明した。

 気象庁はこの日、地震が激減したことなどから、「連続噴火が停止した模様」と発表した。しかし、藤井会長は「小康状態だと思ってほしい。噴火が終わったわけではない」と注意を呼びかけた。予知連は今後、観測装置の増強などを行う。
ーーー読売新聞(27.5.30)



口永良部噴火:前兆少なく予測困難…監視強化に限界(29.5.30)

 爆発的噴火とともに火砕流が発生し、全島民が避難した口永良部島(鹿児島県)。気象庁は噴火が起きた昨年8月以降、噴火警戒レベルを3(入山規制)に上げて監視を強めていたが、さらにレベルが引き上げられないまま噴火に至った。今回、火山性微動などの前兆は観測されなかったといい、噴火予知の難しさが改めて浮かぶ。東日本大震災以降、活動が活発化した国内の火山は増えており、予断を持たない警戒が必要になっている。

白煙を上げる新岳と火砕流の跡が残る山肌。手前下は向江浜=鹿児島県口永良部島で2015年5月29日午後4時11分、本社機「希望」から長谷川直亮撮影

 「直前の現象がなく噴火する火山だった」。29日夕、気象庁の小泉岳司火山対策官は、噴火の前兆をとらえる難しさを訴えた。

 気象庁は昨年8月の小規模な噴火以降、隣の屋久島に観測用の高感度カメラを設置し、火山ガスも調べるなど観測態勢を強化した。火口周辺には、それ以前に設置された分も含め▽地震計6台▽噴火を捉える空振計3台▽地殻変動を観測する傾斜計1台と全地球測位システム(GPS)4台▽観測用カメラ2台−−が置かれ、3月には機動観測班2人が島に入った。

 噴火警戒レベルは全国31火山が設け、上げ下げの統一的な基準はない。各研究機関の意見を参考にその都度、気象庁が判断する。

 震度3の有感地震が発生した23日、気象庁は地元関係者らと作る「火山防災連絡会」を島内で開いた。そこで決まったのは「昨年8月より大きい噴火があればすぐにレベルを5に引き上げて避難。有感地震が24時間以内に複数回発生したらレベル4(避難準備)」という対応だった。

 だが、レベル4は結局、発表されなかった。気象庁によると、噴火の10〜15分前に地震計や傾斜計、GPSのデータに変化はなく、昨年9月の御嶽山(長野・岐阜県境)噴火では11分前に観測された火山性微動もなかった。機動観測班も異常は感じなかったという。

 実は火口に近い場所にあった地震計3台は、昨年の噴火で壊れ、入山規制のため修理できなかった。この影響について、小泉火山対策官は「壊れていなければ何らかの前兆をとらえた可能性は否定できないが、何とも言えない」と話す。

 ただ前兆が皆無だったわけではない。同島や桜島(鹿児島市)を監視する京都大火山活動研究センターの井口正人センター長が指摘するのは(1)火山性地震(2)山体膨張(3)火山ガス増加(4)3月以降に観測された高温の溶岩や火山ガスが噴煙や雲に映って明るく見える「火映(かえい)」。今月23日にあった震度3の地震は震源が浅く、警戒が必要だったという。

 しかし噴火に至る経緯は火山によってまちまちで、同じ形態を繰り返すとも限らない。気象庁も(1)〜(4)を把握した上で「地震以外に特段の活動の高まりがない」との結論を出していた。

 箱根山では気象庁が今月6日、有感地震の変化などを受けて噴火警戒レベルを2に上げたが、ロープウエーで火口の間近にも行ける観光地と、住民137人の島では、周知の方法も異なる。今回は、事前のレベル引き上げがなくても火山防災連絡会で確認した通りに全員が避難できており、小泉火山対策官は「島の中で注意喚起をしてきた」と、島民への情報提供に問題はなかったことを強調した。【久野華代、伊藤奈々恵】

 ◇震災後、火山活発に

 東日本大震災以降、全国で火山活動が活発さを増している。火山の噴火と地震との連動性は科学的に明らかにされていないが、巨大地震後に噴火が続いた例は国内外にある。専門家は、日本列島が火山の活動期に入った可能性を指摘し、一層の警戒を求めている。

 国内の火山活動は、地震を引き起こす海底のプレート(岩板)運動と関連が深いと考えられている。プレートの沈み込み帯では溶けた岩石がマグマとして上昇して火山を形成するとみられ、東日本は日本海溝、西日本は南海トラフとほぼ平行に活火山が分布し「火山フロント(前線)」と呼ばれる。噴火した口永良部島も、この前線に位置する。

 東日本大震災後、昨年9月に御嶽山で水蒸気噴火が発生。噴火は小規模ながら死者・行方不明者63人と戦後最悪の火山被害を出した。1年半前に出現した新島と合体した小笠原諸島の西之島(東京都)は、現在も噴火しながら拡大を続けている。

 海外では20世紀以降、マグニチュード(M)9以上の地震が5件発生しているが、その全てで3年以内に震源域から数百キロ圏内にある火山が噴火している。

 火山噴火予知連絡会長の藤井敏嗣・東京大名誉教授は「今回の口永良部島は昨年8月の噴火から一連の流れで驚きはないが、巨大地震が起きる時期は地殻が異常な状態になる。日本列島が活動期に入った可能性は十分ある」と指摘する。

 ただ、大震災と火山活動との関連性ははっきりしていない。気象庁によると、震災直後、全国110活火山のうち北海道から九州まで全国の20火山で一時期活動が活発化し、数カ月後に平常に戻った。このうち現在、震災前より噴火警戒レベルが上がったのは▽草津白根山(群馬県)▽箱根山(神奈川、静岡県)▽阿蘇山(熊本県)−−にとどまる。昨年噴火した御嶽山は、震災直後は変化がなかった。地殻のひずみが大きな震源域近くの東北地方でも変化がみられない火山はある。

 国内で大規模地震の後に噴火が起きた例としては、江戸時代中期の宝永地震(1707年)の49日後の富士山噴火がある。逆に平安時代の富士山の貞観(じょうがん)大噴火(864年)は、東日本大震災と同規模と想定される貞観地震(869年)や南海トラフが震源の巨大地震とされる仁和地震(887年)の前だった。震源域と火山との距離、噴火の規模などを科学的に関連付けるのは難しいのが実情だ。【千葉紀和】

 ◇避難計画、人材カギ…活火山法改正案閣議決定

 29日に閣議決定された活動火山対策特別措置法(活火山法)の改正案で、気象庁が常時観測する50火山(現状は47火山)の周辺129市町村は「火山災害警戒地域」に新たに指定され、指定市町村には避難計画作成が義務付けられる。口永良部島のある屋久島町は作成済みだったが、内閣府によると、常時観測中の47火山のうち周辺市町村の8割以上で作成されていない(3月末時点)。未作成の市町村が多い背景には、火山に詳しい人材の不足があり、今後どう人材を確保するかが課題として残る。

 まだ計画作りに着手できていない自治体の担当者は「火山に詳しい担当者や専門家など人材が乏しく苦労しているため、作業は遅れ気味だ」と打ち明ける。

 人材の確保について、改正案は「国と地方公共団体は、火山研究・観測のための施設や組織の整備、大学など研究機関の連携強化と、火山現象に関し専門的な知識・技術がある人材の育成と確保に努めなければならない」とした。だが、人材の供給源として火山専門家が従来求めている国立の研究機関設置などについて、内閣府は「内閣府に設ける火山防災対策推進検討会議で検討を進める」と述べるにとどまった。【狩野智彦】

ーーー毎日新聞(27.5.30)




口永良部島で噴火、警戒レベル5 全島民が避難(27.5.29)

 鹿児島県屋久島町口永良部(くちのえらぶ)島の新岳(しんだけ)(標高626メートル)で29日午前に起きた爆発的な噴火で、島にいた住民ら137人はフェリーや防災ヘリ、海上保安庁の巡視船などで東に約12キロ離れた屋久島に全員避難した。気象庁は「今後も爆発力が強く、規模の大きい噴火の可能性はある」としており、先行きは見通せない。同日午後の政府の災害対策会議では、避難生活の長期化も念頭に置いた対策を確認した。
写真・図版
噴煙を上げる口永良部島=鹿児島県屋久島町、梁貴子さん提供

 噴火が起きたのは29日午前9時59分。気象庁によると、爆発的噴火は約5分間続いた。新岳の火口から火砕流がほぼ全方位に流れ、北西の斜面では火砕流の勢いで木がなぎ倒されていた。谷筋を伝って、火口から北西に約2キロ離れた向江浜(むかえはま)地区の海岸まで一気に達したと見られる。火口付近では火山灰が降り積もり、直径50センチから1メートルほどの噴石が確認された。噴煙は一時高さ9千メートル以上まであがった。同日夜も噴火が続いており、噴煙が火口から1千メートルほどの高さまで上がっている。

 屋久島町は噴火から約20分後の午前10時20分、口永良部島全島に島外避難を指示した。島は面積約36平方キロメートルの火山島。爆発的な噴火があった当時、島内にいたのは住民ら137人。総務省消防庁のまとめでは、125人が町営フェリーで、6人が海上保安庁の巡視船で、やけどを負った70代の男性ら3人が鹿児島県防災ヘリで、3人が自分の船で、それぞれ屋久島に向かった。午後5時半すぎ、町営フェリーが屋久島に到着、住民らは車やバスで公民館など3カ所の避難所に向かった。

 口永良部島最大集落の本村地区に住む日高由美さん(36)は、必要な荷物をリュックに詰めフェリーに乗った。「いつ戻れるか心配。電気は2日間ぐらいもつと聞いたが、冷凍庫に食べ物もまだ残っている。家や、お墓のことも気がかりです」と話した。

 気象庁は爆発的な噴火があったとして、新岳の噴火警報を発表。噴火警戒レベルを5段階のうち「レベル3」(入山規制)から「レベル5」(避難)に引き上げた。5への引き上げは、2007年12月にレベルが導入されて以来初めて。

 警察庁などによると家屋の被害は確認されていない。新岳は昨夏34年ぶりに噴火し、気象庁は警戒レベルを1(平常)から3に引き上げた。島の約半数の住民が一時、島外に自主避難した。今年に入り、新岳から放出される火山ガスが急増。福岡管区気象台は2月、火口から半径2キロへの噴石の飛散や火砕流が発生する可能性があるとし、注意を呼びかけていた。

 気象庁によると、今回の噴火の前兆について、顕著な火山活動の高まりは観測されていなかったという。23日に火山性地震が一時的に増え、震度3の有感地震を1度観測したが、警戒レベルの引き上げは見送っていた。

 29日午後開かれた政府の災害対策会議では、避難所の環境整備や仮設住宅の準備も含め、長期の避難生活に支障が出ないよう対応することを申し合わせた。
ーーー朝日新聞(27.5.29)



犠牲者ゼロ、「火山島」の教訓生きる


 口永良部島・新岳で爆発的噴火が発生し、空を覆う噴煙とヤシの木 =29日、鹿児島県の口永良部島(二神遼さん撮影)口永良部島・新岳で爆発的噴火が発生し、空を覆う噴煙とヤシの木 =29日、鹿児島県の口永良部島(二神遼さん撮影)

口永良部島の新岳の爆発的噴火では、犠牲者が一人も出なかった。島は薩南諸島最大の「火山島」で、昭和以降だけでも噴火を10回近く経験し、積み上げた教訓がある。昨年8月、34年ぶりに噴火した際には、防災マップを見直して避難場所を変更するなど、対策を練り上げたことも安全な避難に寄与した。

口永良部島の爆発直後に撮影された噴煙 =29日午前10時すぎ(住民提供)
口永良部島の爆発直後に撮影された噴煙 =29日午前10時すぎ(住民提供)

 鹿児島県屋久島町によると、島には警察官や消防士がおらず、医師も今年4月にようやく1人が常駐を始めた。島民を守っているのは消防団で、今回の噴火でも島民の安全確認に尽力したという。

 同町の森山文隆総務課長は「これまでの噴火の経験が生きている。今回の避難準備も、受け入れ態勢も整っていた」と話す。

噴火直後の口永良部島。金岳小・中学校の校庭で撮影した =29日午前10時、鹿児島県屋久島町(住民提供) 
噴火直後の口永良部島。金岳小・中学校の校庭で撮影した =29日午前10時、鹿児島県屋久島町(住民提供) 

 島に唯一ある学校、金岳小中学校では児童・生徒16人、教諭11人がいるが、昨年の噴火以降、教諭の車を校舎脇に止めてすぐに避難できるようにした。島全体の防災マップもあったが、昨年の噴火を受けて見直し、地区ごとの避難ルートを詳細に作成。避難場所も新岳から遠く離れた高台にある既存の建物に設定し直した。

 消防庁によると、昨年8月3日正午ごろに新岳付近で噴火が発生し、灰色の噴煙が上空800メートルまで上がった。その際の負傷者はゼロ。気象庁は当時、噴火警戒レベルを最も低い1から3(入山規制)に引き上げた。

噴煙を上げる口永良部島。約3キロ離れた自宅から撮影した36歳の介護ヘルパーの女性は「気圧のせいか一瞬鼓膜が圧迫されたようになり、その後で、ゴーッという音が聞こえてきた。ジェット機にしては短い間だったのでおかしいと思い外に出ると噴火しているのが見えた」と話していた =29日午後、鹿児島県の口永良部島(住民提供) 
噴煙を上げる口永良部島。約3キロ離れた自宅から撮影した36歳の介護ヘルパーの女性は「気圧のせいか一瞬鼓膜が圧迫されたようになり、その後で、ゴーッという音が聞こえてきた。ジェット機にしては短い間だったのでおかしいと思い外に出ると噴火しているのが見えた」と話していた =29日午後、鹿児島県の口永良部島(住民提供) 

 この噴火の4日後には、新岳火口付近から南西の海岸までの範囲で火砕流の警戒が必要と呼びかけた。町によると、島内全域に避難準備情報が発令されたことを受けて島民の約半数が一時、島外へ自主避難したことも、今回の噴火での安全な避難につながったという。

 ただ昨年8月の噴火以降、専門家の間では対応強化の必要性を感じていた。口永良部島の元ガイドで樹木医の荒田洋一さん(59)は先月同島を訪問、「硫化水素の臭いが漂い、いつ大きな噴火があってもおかしくないと感じた。もっと早い時期に全島避難すべきで、今回、大きな人的被害がなかったのは偶然にしかすぎない」と警鐘を鳴らした。

噴煙を上げる口永良部島 =29日午後、鹿児島県の口永良部島(住民提供) 噴煙を上げる口永良部島 =29日午後、鹿児島県の口永良部島(住民提供)
噴煙を上げる口永良部島 =29日午後、鹿児島県の口永良部島(住民提供) 噴煙を上げる口永良部島 =29日午後、鹿児島県の口永良部島(住民提供)

 口永良部島・新岳が噴火し、火山灰で白っぽくなった山の斜面=29日午後、鹿児島県の口永良部島(貴船恭子さん提供)口永良部島・新岳が噴火し、火山灰で白っぽくなった山の斜面=29日午後、鹿児島県の口永良部島(貴船恭子さん提供)

噴煙を上げる鹿児島・口永良部島=29日午前10時8分、鹿児島県屋久島町(水中写真家・高久至さん撮影)噴煙を上げる鹿児島・口永良部島=29日午前10時8分、鹿児島県屋久島町(水中写真家・高久至さん撮影)
爆発的噴火が発生した鹿児島県の口永良部島=29日午前(気象庁のホームページから)爆発的噴火が発生した鹿児島県の口永良部島=29日午前(気象庁のホームページから)
ーーー産経新聞(27.5.29)




火口に新たな変化なし 浅間山、上空から観測(27.5.23)

昨年4月(下)と23日に観測した浅間山の火口 昨年4月(下)と23日に観測した浅間山の火口

 気象庁は23日、火山活動が高まっている浅間山(群馬、長野県)を上空のヘリコプターから観測した結果、火口や火口周辺で新たな噴出物や変色は確認されず、地形の変化もなかったと発表した。
 気象庁は、噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)を維持。火山性地震が増加する傾向にあり、火口から500メートル以内に影響がある突発的な火山灰や火山ガスの噴出が起きる可能性があるとして、警戒を呼び掛けている。
 気象庁によると、23日の観測では火口付近の地表の温度も観測。昨年4月に観測した際とデータに変化はなかった。
 21日に2011年以来、50回を超えた火山性地震は、22日は27回、23日は午後5時までで30回だった。マグマや地下水の動きを示すとされる火山性微動は21日2回、22日1回、23日は午後5時までで1回。
 気象庁は22日、4月下旬以降、火山性地震が増加しているとして、臨時の情報を発表した。
ーーー産経新聞(27.5.23)




箱根山・大涌谷、2週間で最大15センチ隆起(27.5.22)

国土地理院は22日、地球観測衛星「だいち2号」による観測の結果、箱根山の大涌谷の一部が5月7~21日の2週間で最大15センチ盛り上がったことがわかったと発表した。

 地理院は、噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」に引き上げられた6日以降、どのくらいの地殻変動があったか分析。その結果、大涌谷の直径200メートルの範囲で地面の隆起が確認された。

 地理院は「膨張が続いているが、急激な膨張は見られない」と説明している。

 だいち2号は、火山活動が高まる前の昨年10月9日にも大涌谷を観測しており、この時と比べると最大で20センチの変動になる。
ーーー読売新聞(27.5.22)




浅間山で小規模の火山性地震増 注意を(27.5.22)

長野と群馬の県境にある浅間山では、先月下旬ごろから、山頂火口の直下のごく浅い所を震源とする規模の小さい火山性地震が増加しています。気象庁は、浅間山の山頂火口の周辺では火山ガスや噴気などが突然、噴出する可能性があるとして地元の自治体などの指示に従って危険な地域には立ち入らないよう呼びかけています。

気象庁によりますと、浅間山では先月下旬ごろから山頂火口の直下のごく浅い場所を震源とする規模の小さな火山性地震が増加しています。先月の中旬ごろまでは1日に平均で20回前後でしたが、この1か月は30回前後に増え、21日は53回に達しました。1日の地震の回数が50回を超えたのは4年前の4月以来です。
一方、現時点で地殻変動や噴気の状況などには、特段の変化は見られないということです。気象庁は浅間山の山頂火口から500メートル以内では、火山ガスや噴気などが突発的に噴出する可能性があるとして、地元の自治体などの指示に従って危険な地域に立ち入らないよう呼びかけるとともに、23日に浅間山に職員を派遣して、詳しい調査を行うことにしています。
浅間山は長野と群馬の県境にある標高2568メートルの活火山で、周辺には軽井沢などの観光地が点在しています。平成16年9月に起きた噴火では、関東や東北の広い範囲に火山灰が降ったほか、6年前の平成21年2月にも小規模な噴火が起きました。平成22年4月から噴火警戒レベルは「レベル1」となっていますが、現在、山頂火口から半径500メートルの範囲では自治体によって立ち入りが規制されています。
ーーーNHK(27.5.22)



桜島で爆発的噴火、噴煙高さ4300メートルに(27.5.22)

活発な活動が続く鹿児島市・桜島の昭和火口で21日午前10時20分、噴煙の高さが火口から約4300メートルの上空に達する爆発的噴火があった。

爆発的噴火で火口から約4300メートルの高さに達した桜島の噴煙(21日午前10時31分、鹿児島市で)=西田忠裕撮影
爆発的噴火で火口から約4300メートルの高さに達した桜島の噴煙(21日午前10時31分、鹿児島市で)=西田忠裕撮影

 今年に入って最高で、1955年の観測開始以降では6番目に高い。

 鹿児島地方気象台によると、今年572回目の爆発的噴火で、噴石は4合目付近(火口から約800~約1300メートル)まで飛んだ。この日は午前6時16分にも同規模の噴火があり、噴煙の高さは火口から約4100メートルに達した。

 桜島は今年、1月からマグマの上昇などに伴う山体膨張とみられる現象が続き、噴火警戒レベルは3(入山規制)となっている。爆発的噴火は観測開始以来、最も速いペースで起き、2011年の最多記録(996回)を上回る可能性もある。
ーーー読売新聞(27.5.22)





箱根山、火山性地震4千回超 気象庁、小規模噴火に警戒(27.5.21)

箱根山で4月26日から続く活発な火山活動で、神奈川県温泉地学研究所(同県小田原市)が箱根で観測した火山性地震が21日、計4千回を超えた。過去20年間で最も活発だったとされる2001年6~10月、研究所は4カ月で約4千回を観測したが、今回は26日目でこの数字に並んだ。

 研究所によると、今回の日別で最多は5月15日の500回。20日は84回、21日は午後5時までで43回と減ったが、「今後も増減を繰り返す」とみている。大半は体に感じない微小な地震で、有感地震は20日までに125回。最大規模は15日のマグニチュード3・0で、大涌谷で震度3相当を記録した。

 研究所の地震の観測地点は箱根町内に6カ所あり、気象庁よりも多い。気象庁が観測した箱根の地震数は4月26日~5月20日で1760回だった。

 一方、気象庁の西出則武長官は21日の記者会見で、箱根山について「警戒が必要なのは大涌谷周辺の限られた範囲であり、その付近の小規模な噴火に注意してほしい」と述べ、火山情報の適切な理解を求めた。気象庁は大涌谷周辺に新たに、噴火などによる空気の振動を捉える空振計やカメラを設置し、監視活動を強化している。

 また、箱根山は想定火口域から周辺の民家までは700メートルほどと、他の火山と比較して距離が近いことから、西出長官は「他の火山よりも小規模な変化でも、噴火警戒レベル3(入山規制)を考えないといけない」との認識を示した。
ーーー朝日新聞(27.5.21)



箱根・大涌谷 地面が最大12センチ隆起か(27.5.17)

火山活動が活発化している神奈川県の箱根山について、国土地理院が解析した結果、立ち入りが規制されている大涌谷の狭い範囲で、活動が活発化する前と比べて、地面が最大12センチ隆起しているとみられることが分かりました。気象庁は、引き続き火口周辺警報を出して、危険な地域に立ち入らないよう呼びかけています。

最大12cm隆起か
国土地理院は、箱根山の大涌谷周辺の地面に変動がないか、地球観測衛星「だいち2号」がレーダーで観測したデータを基に解析を続けています。国土地理院によりますと、火山活動が活発化する前の先月17日と、今月15日のデータを比べたところ、立ち入りが規制されている範囲の半径100メートルほどで、地面が南西側で最大12センチ、中央付近で最大10センチ隆起しているとみられるということです。国土地理院宇宙測地課の和田弘人課長は、「隆起は規制の範囲内に収まっているが、大涌谷の地下の浅い部分では局所的な膨張が続いていると考えられる」と話しています。
箱根山周辺では、先月下旬以降、地下の浅い場所を震源とする火山性地震が増加するなど、活発な火山活動が続いています。気象庁は今後、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性があるとして、引き続き、箱根山に噴火警戒レベル2の火口周辺警報を出して、噴火に伴う噴石などに警戒するとともに、自治体などの指示に従って、危険な地域に立ち入らないよう呼びかけています。
ーーーNHK(27.5.17)

大涌谷で地面が最大12センチ隆起か(27.5.17)


 蒸気を上げる箱根山・大涌谷=17日午後、神奈川県箱根町(宮崎瑞穂撮影)蒸気を上げる箱根山・大涌谷=17日午後、神奈川県箱根町(宮崎瑞穂撮影)

噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)となっている箱根山(神奈川県)の大涌谷で、火山活動が活発になる前の4月中旬と比べ、地面が最大約12センチ隆起したとみられることが分かった。国土地理院(茨城県つくば市)がホームページで17日までに明らかにした。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が運用する陸域観測技術衛星「だいち2号」で観測した今年4月17日と5月15日のデータを、国土地理院が比較した。

 国土地理院はこれまでに大涌谷の直径約200メートルの範囲で、地殻変動による隆起を確認しているが「変動の範囲や分布に大きな変化は見られない」としている。

 気象庁によると、箱根山では4月26日から火山性地震が急増。15日には最多の471回に達し、16日は158回。17日は午後3時までに25回を観測するなど、増減を繰り返している。 
ーーー産経新聞(27.5.17)




“噴火警戒レベル3なら半径1キロに避難指示”(27.5.14)

火口周辺警報が出されている神奈川県の箱根山の対策を箱根町や県などの協議会が開かれ、仮に噴火警戒レベルが現在の「2」から「3」に引き上げられた場合には、大涌谷周辺に出している避難指示の範囲を半径1キロメートルに広げる方針を再確認しました。

14日開かれた協議会の会議には、箱根町や神奈川県、気象庁など関係機関の担当者が出席し、今後、噴火警戒レベルが現在の「2」から「3」に引き上げられた場合の対応を協議しました。
会議では、すでに町の地域防災計画で定めている方針に沿って、▽現在、半径300メートルとしている大涌谷周辺の避難指示の範囲を1キロメートルに広げるほか、▽近くの県道を4キロにわたって通行止めにすることなどを再確認しました。
箱根町によりますと、半径1キロメートルの範囲には、住宅やアパートが5軒、旅館などの宿泊施設が14軒、別荘が6軒あるということで、避難指示を出す場合には防災行政無線や携帯電話のエリアメールなどで周知することにしています。
ーーーNHK(27.5.14)



活発な火山活動続く箱根山 現状は(27.5.14)

神奈川県の箱根山に火口周辺警報が初めて発表されてから1週間がたちました。代表的な観光スポットの1つ、大涌谷を中心に、活発な火山活動が続いています。立ち入りが規制された大涌谷以外の地域には火山活動による直接の影響はありませんが、先を見通しにくい状況に、観光への影響が懸念され始めています。警報発表から1週間がたった箱根を取材しました。

どこまでが「箱根山」?

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唱歌「箱根八里」に“天下一険しい”、“万丈の山”と歌われた箱根の山。実は「箱根山」という単独の山はありません。「箱根山」は神山、駒ヶ岳といった、複数の山の総称です。これら1つ1つの山は数千年以上前に地下のマグマが上昇してできた「溶岩ドーム」で、全体として「箱根山」という火山を構成しています。

12世紀後半から13世紀ごろに噴火して以降、噴火の記録はなく、もちろん、「火口周辺警報」の発表も今回が初めてです。しかし、今回のように地震活動が活発になった時期は過去にもありました。14年前の平成13年には火山性地震が多発して蒸気や火山ガスなどが噴き出しました。4年前、東日本大震災を引き起こした巨大地震の直後にも、一時的に地震活動が活発になっていました。気象庁や神奈川県などは、箱根山を「火山」として、長年、監視してきました。

大涌谷中心に活動活発化

今回、気象庁などが小規模な噴火の可能性があると警戒を強めているのは大涌谷を中心とするエリアです。

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大型連休前から増加し始めた、火山性地震の震源の多くは、大涌谷付近などの地下の浅い所。大涌谷にある温泉供給施設からは連日、蒸気が勢いよく噴き出しているのが確認されています。さらに、国土地理院が地球観測衛星「だいち2号」のデータを使って解析した結果、3月から5月10日までの間に、大涌谷の中のごく狭い範囲で地面が最大8センチほど隆起していることが分かりました。

14日現在、地下のマグマやガスの動きを示すと考えられる火山性微動や、低周波地震は観測されていません。ただ、活発な火山活動が続いているため、気象庁は、今後、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な水蒸気噴火が発生する可能性があるとして、自治体などの指示に従って危険な地域に立ち入らないよう呼びかけています。

事前の備え生きる

初の火口周辺警報が発表されたのは、多くの観光客が訪れる大型連休のまっただ中でしたが、箱根では大きな混乱は生じませんでした。その背景として、去年9月の御嶽山噴火以降、地元・箱根町が進めていた備えが生きたという見方があります。戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火では、多くの登山者が亡くなりました。

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箱根町は半年後のことし3月、箱根山の噴火に備えた対応マニュアルを策定しました。気象庁から火山活動の変化を伝える「解説情報」が出された場合、火口周辺警報や、噴火警戒レベルの引き上げが発表されなくても、大涌谷周辺の立ち入りを規制することなどをあらかじめ盛り込んでいたのです。

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5月3日、気象庁から「解説情報」が出されると、町は翌4日の早朝には大涌谷周辺の散策路やハイキングコースへの立ち入りを禁止しました。そして、6日に火口周辺警報と噴火警戒レベル2への引き上げが発表されると、大涌谷周辺の避難指示や県道の通行止めなどの規制を実施しました。

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箱根町の山口町長は、「マニュアルが策定されたことで、スムーズな措置や効果的な規制ができたと思う」と話しています。

情報発信する観光関係者

警報から1週間。立ち入り規制の区域は大涌谷付近のごく限られたエリアですが、離れた地域にあるホテルでも予約のキャンセルなどが出ているということです。大涌谷からおよそ8キロ離れた箱根町湯本のホテルでは、施設そのものへの影響はありませんが、5月と6月で団体客400人分のキャンセルが出たということで、14日までの3日間、休業しました。

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一方で、丁寧な情報発信で観光客をつなぎ止める取り組みも進められています。およそ4キロ離れた芦ノ湖畔のホテルでは、立ち入り規制エリアや、交通機関の運行情報などを案内しています。

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また、年間17万人近い外国人観光客が訪れているため、地元の観光協会も、英語や韓国語、中国語のチラシを配り、情報発信に力を入れています。観光協会の担当者は、「最初は『大丈夫なのか』という問い合わせが多かったが、平常に戻りつつある。しっかりした情報発信をしていきたい」と話しています。

残る懸念は

今、観光関係者が心配しているのは、箱根の象徴である「温泉」に影響が出るのではないか、という点です。大涌谷にある温泉供給施設は仙石原や強羅にある旅館や住宅など400軒にお湯を供給しています。

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9日以降、立ち入り規制のため、施設のメンテナンスができなくなっていましたが、管理会社は14日、町の特別な許可を得て6日ぶりに大涌谷に入りました。ヘルメットや盾、防護服などの装備をつけた担当者は、蒸気が強く噴き出て町が立ち入りを禁止している半径200メートルの外側で、4つの井戸のメンテナンス作業を行いました。このうち1つの井戸は、硫黄などの成分が詰まってお湯が流れない状態でしたが、14日の作業で詰まりが解消されたということです。

ただ、立ち入りができない所にある供給能力の高い井戸は作業ができないため、仙石原と強羅への温泉の供給量は通常の8割程度になっているということです。管理会社は、「少しでもメンテナンスができてほっとしているが、限られた範囲でしか作業できないため、立ち入り禁止の区域を狭めてもらうよう、町に要望していきたい」と話していました。箱根町によりますと、大涌谷の施設から供給されている温泉の量は町全体の9%で、ほかの温泉街には全く影響は出ていないということです。

常に最新の情報を

110の活火山がある日本。毎年、噴火を繰り返している山もあれば、数百年以上にわたって噴火していない火山もあります。それぞれ、生活圏との距離や利用状況などはさまざまですが、日本列島に暮らす私たちにとって、火山は、温泉や登山などの恩恵を与えてくれる存在であると同時に、災害の危険性がないか、いつも監視を怠れない存在といえます。

火山活動が今後どうなるのか、予断はできませんが、その時々、最新の情報を確認しながら火山と適切な「距離感」を保つことは、将来にわたって必要な営みだと思います。各地の火山活動の状況、注意すべき点は、気象庁やふもとの自治体のホームページなどで確認することができます。この機会に、身近な火山に目を向けておくことが大切かも知れません。箱根町は、県や国と連携して引き続き、正確な情報発信に努めたいとしています。
ーーーNHK(27.5.14)




箱根山、火山性地震相次ぐ…震度1の有感地震も(27.5.12)

 噴火警戒レベルが引き上げられた箱根山(神奈川・静岡県境)では11日も火山性地震が相次ぎ、午後11時までに59回を観測した。
水蒸気を噴き上げる大涌谷の写真を撮る観光客ら(11日午後、神奈川県箱根町で)=佐々木紀明撮影
水蒸気を噴き上げる大涌谷の写真を撮る観光客ら(11日午後、神奈川県箱根町で)=佐々木紀明撮影

 午後2時過ぎには体に揺れを感じる有感地震も発生し、火山活動が活発な状態が続いた。

 気象庁によると、箱根山で同日午後2時15分頃に推定マグニチュード1・3の火山性地震が発生し、神奈川県箱根町で震度1を観測した。有感地震は10日も6回起きているが、同庁は「10、11日のいずれの地震も震源の位置は浅く、特異な点は見られない」としている。
ーーー読売新聞(27.5.12)




箱根山、火山性地震続く…引き続き警戒呼びかけ(27.5.8)

 水蒸気爆発の可能性が高まっている箱根山(神奈川・静岡県境)では7日も火山性地震が続き、気象庁によると、12回が観測された。
活発に水蒸気を吹き上げる大涌谷(7日午前9時19分、神奈川県箱根町で、読売ヘリから)=松田賢一撮影
活発に水蒸気を吹き上げる大涌谷(7日午前9時19分、神奈川県箱根町で、読売ヘリから)=松田賢一撮影

箱根山 想定火口域

 噴火警戒レベルが「1(平常)」から「2(火口周辺規制)」に引き上げられた6日以降、地震の回数は減っているが、同庁は「火山活動はすぐ沈静化するものではない」と引き続き警戒を呼びかけており、8日には3日ぶりの現地調査を実施する。

 噴火警戒レベルの引き上げを受け、神奈川県箱根町は6日、大涌谷おおわくだに周辺の半径約300メートルの想定火口域を避難指示区域とした。県は7日、緊急対策会議を開き、ホームページなどで箱根山に関する情報発信を強化することを決定。黒岩祐治知事は「人的被害はゼロ、風評被害はゼロをしっかりと実現したい」と述べた。テレビ会議で参加した箱根町の山口昇士のぶお町長は「長期化を心配している。観光産業への影響を最小限にしなければならない」と語った。

 県警も6日、203人態勢の警備本部を設置。誤って避難指示区域に入った人の避難誘導のため、ヘリによる監視などを行っている。
ーーー読売新聞(27.5.8)




箱根山、水蒸気噴火の恐れ(27.5.7)

気象庁は6日、箱根山(神奈川県箱根町)の大涌谷周辺で、水蒸気爆発による小規模な噴火が発生する恐れがあるとして噴火警報を発表し、噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げた。噴火した場合は大きな噴石への警戒が必要とし、風下でも火山灰や小さな噴石への注意を呼び掛けた。

 気象庁によると、箱根山は2009年3月から警戒レベルが運用され、引き上げは初。5日の火山性地震は観測データがある01年以降で最多の116回を記録した。

 このうち3回は体に感じる震度1で、午前6時台の2回は地表に近い場所が震源。一方、午後9時台の1回は深さ約5キロと山の内部が震源で、その上部で熱水の状態が不安定化し、水蒸気噴火が起きる可能性がある。

 箱根山の火山性地震は4月26日から増加傾向となり、5月2~4日は35回前後で推移した後、5日早朝から急増。6日に記者会見した気象庁の北川貞之火山課長は「5日夜の地震は震源が深く、規模が大きい。それ以前と明らかに違うことが起きた。ステージが変わった」と説明した。

 蒸気を上げる箱根山・大涌谷を眺める観光客ら=7日午前、神奈川県箱根町(宮崎瑞穂撮影)  蒸気を上げる箱根山・大涌谷を眺める観光客ら=7日午前、神奈川県箱根町(宮崎瑞穂撮影)

 水蒸気爆発による小規模な噴火が発生する恐れがあるとして警戒が続く箱根山の大涌谷(手前)。奥は富士山 =7日午前8時23分、神奈川県箱根町(共同通信社ヘリから)水蒸気爆発による小規模な噴火が発生する恐れがあるとして警戒が続く箱根山の大涌谷(手前)。奥は富士山 =7日午前8時23分、神奈川県箱根町(共同通信社ヘリから)
 水蒸気爆発による小規模な噴火が発生する恐れがあるとして警戒が続く箱根山の大涌谷(中央)。奥は強羅の温泉街=7日午前8時11分、神奈川県箱根町(共同通信社ヘリから)  水蒸気爆発による小規模な噴火が発生する恐れがあるとして警戒が続く箱根山の大涌谷 =7日午前8時7分、神奈川県箱根町(共同通信社ヘリから)
 水蒸気爆発による小規模な噴火が発生する恐れがあるとして警戒が続く箱根山の大涌谷 =7日午前8時7分、神奈川県箱根町(共同通信社ヘリから)
ーーー産経新聞(27.5.7)



6日の火山性地震、大幅減か マグマ活発化の兆候なし(27.5.7)

気象庁が噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げた箱根山(神奈川県箱根町)で、6日午前0時から午後3時までに記録した火山性地震は8回だった。5日は観測データがある平成13年以降最多の116回を記録している。

 箱根町は6日、大涌谷から半径300メートルに避難指示。既に立ち入り規制したハイキングコースに加え、大涌谷へ向かう県道も通行止めにした。ロープウエーも運転を見合わせ、バスはルートを変更した。

白煙が噴き上がる大涌谷の様子=6日、乙女峠周辺(三宅令撮影)
白煙が噴き上がる大涌谷の様子=6日、乙女峠周辺(三宅令撮影)

 箱根山の火山性地震は4月26日から増加傾向で、5月2~4日は35回前後で推移し、5日早朝から急増。6日に記者会見した気象庁の北川貞之火山課長は「5日夜の地震は震源が深く、規模が大きい。それ以前と明らかに違う。ステージが変わった」と説明した。6日も蒸気が勢いよく出ているのを上空から確認したが、マグマの活動が活発化している兆候はないとしている。

 周辺で小規模な水蒸気噴火が発生する恐れがあるとして噴火警報が発表された箱根山の大涌谷(手前)。奥は芦ノ湖=6日午前9時53分、神奈川県箱根町(共同通信社ヘリから)周辺で小規模な水蒸気噴火が発生する恐れがあるとして噴火警報が発表された箱根山の大涌谷(手前)。奥は芦ノ湖=6日午前9時53分、神奈川県箱根町(共同通信社ヘリから)

 周辺で小規模な水蒸気噴火が発生する恐れがあるとして噴火警報が発表された箱根山の大涌谷=6日午前9時51分、神奈川県箱根町(共同通信社ヘリから)周辺で小規模な水蒸気噴火が発生する恐れがあるとして噴火警報が発表された箱根山の大涌谷=6日午前9時51分、神奈川県箱根町(共同通信社ヘリから)
ーーー産経新聞(27.5.7)


8000年間に8回の噴火が起きた「箱根」 火山活動は現在も継続

箱根山は過去8000年の間に少なくとも8回噴火したとされる。13世紀ごろが最後とみられるが、近年も火山活動の継続を示す群発地震が繰り返し起きている。

 発生が心配される「水蒸気噴火」は、地表近くにある地下水の温度が急激に上がり、蒸気が爆発的に噴き出すことで起きる。深部のマグマから供給される熱が増えると地下水の層で圧力が高まり、蒸気を逃がすために岩石が吹き飛ばされることもある。

蒸気が噴き出す箱根山・大涌谷=6日午後、神奈川県箱根町
蒸気が噴き出す箱根山・大涌谷=6日午後、神奈川県箱根町

 箱根山で3000年前以降に起きた噴火はこのタイプで、12世紀後半から13世紀ごろには大涌谷付近で3回の水蒸気噴火があった。

 約8000年前にはマグマが上昇して地表に噴出する「マグマ噴火」が発生、約5700年前と約3200年前にもマグマの出る大規模な噴火が起きた。火山活動で山体が崩壊して川をせき止め、芦ノ湖ができた。

 近年噴火自体は長らく起きていないものの、2001年以降、群発地震がことしを含めて5回と頻発している。

 噴火のタイプには、マグマが地下水に接し爆発する「マグマ水蒸気爆発」もある。水蒸気噴火は、マグマ噴火やマグマ水蒸気爆発と比べ噴火のエネルギーは小さいが、昨年秋の御嶽山(長野、岐阜両県)の水蒸気噴火では噴石が登山者を直撃するなど大きな被害をもたらした。
ーーー産経新聞(27.5.7)




箱根山の噴火警戒レベルを2に引き上げ・気象庁 「小規模噴火の可能性」(27.5.6)

気象庁は6日、火山性地震が増加しているとして、箱根山(神奈川、静岡県)の噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げた。同日午前6時すぎ、火口周辺警報を発表した。気象庁は現地調査で、大涌(おおわく)谷の温泉施設で蒸気が勢いよく噴出しているのを確認。「今後、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性がある」としている。

火山性地震が続く箱根山の大涌谷=5日午後

火山性地震が続く箱根山の大涌谷=5日午後

 同庁によると、箱根山の火山性地震は4月26~30日に67回を観測し、5月1日には2回に減ったが、2日以降は再び増加。5日には、箱根湯本で震度1の地震を3回観測した。

 同庁は、小規模噴火に伴って飛散する大きな噴石に警戒するとともに、大涌谷周辺には立ち入らないよう呼びかけている。

 神奈川県箱根町は火山活動の活発化に伴い、ハイキングコースなどの一部を閉鎖していた。
火山性地震が続く箱根山の大涌谷周辺=5日午後
火山性地震が続く箱根山の大涌谷周辺=5日午後
ーーー産経新聞(27.5.6)





箱根山の噴火警戒レベル、「2」に引き上げ(27.5.6)

箱根山(神奈川・静岡県境)で小規模な噴火の可能性が高まったとして、気象庁は6日午前6時、噴火の危険度を5段階で示す「噴火警戒レベル」を、これまでの「1(平常)」から、「2(火口周辺規制)」に引き上げた。

 大涌谷周辺では噴石が飛散する可能性があるとして、近づかないよう呼びかけている。
ーーー読売新聞(27.5.6)





箱根山の火山性地震が増加 蒸気噴出、遊歩道を規制(27.5.3)

気象庁は3日、箱根山(神奈川県箱根町)の大涌谷付近の浅い場所を震源とする火山性地震が増えていると発表した。突発的な蒸気噴出現象が発生する可能性があり、箱根町は同日、遊歩道「大涌谷自然研究路」を大涌谷の直径約300メートルの範囲で、周辺のハイキングコースも半径3キロの範囲で、それぞれ閉鎖することを決めた。

 気象庁は「直ちに噴火する兆しはみられない」として、噴火予報は「平常」を維持。立ち入り禁止区域以外の温泉地などには影響ないという。

 気象庁によると、4月1日以降の火山性地震は約150回で、特に4月26日から急増。体に感じる揺れ(震度1相当)は4回だった。

ーーー(共同)東京新聞(27.5.3)




蔵王山:水蒸気噴火の可能性 火口周辺警報発表は初(27.4.13)

気象庁は13日午後1時半、宮城、山形県境の蔵王山(1841メートル)で小規模な水蒸気噴火の可能性があるとして、火口域から1.2キロの範囲に立ち入らないよう自治体に促す火口周辺警報(火口周辺危険)を発表した。この範囲に人は住んでいないが、両県の5市町は避難勧告を出した。蔵王山での火口周辺警報発表は初めて。
火口周辺警報が発表された蔵王山の御釜付近=山形県と宮城県境で2015年4月13日午後3時22分、本社機「希望」から小川昌宏撮影

火口周辺警報が発表された蔵王山の御釜付近=山形県と宮城県境で2015年4月13日午後3時22分、本社機「希望」から小川昌宏撮影
 仙台管区気象台によると、蔵王山では今月7日以降に火口湖「御釜(おかま)」付近を震源とした火山性地震が頻発。12日に38回、13日も午後11時までに31回を観測するなど1日20〜30回続いていることから、水蒸気噴火の可能性が高まっていると判断した。地殻変動のデータや御釜付近の噴気の画像に変化はないという。

 蔵王山では1940年4月に小規模な水蒸気噴火があったのを最後に噴火は起きていない。昨年8月にも火山性地震が頻発したが、すぐに収束した。気象台の永岡利彦・火山防災情報調整官は「活動レベルは昨年より高まっている。小規模な水蒸気噴火でも噴石や火山ガス噴出の可能性があり、火口付近には近づかないでほしい」と話している。

 避難勧告の対象は宮城県蔵王町、七ケ宿町、川崎町と山形市、山形県上山市の一部。5市町は警報発表後、住民や観光客向けに火口付近からの退避を促すエリアメールを配信した。

 山形県によると、県警ヘリと県消防防災ヘリが午後1時55分、登山中の男女2人を発見し、下山を呼び掛けた。2人はヘリに向かって分かったという合図を送り、下山したという。また両県は、御釜のそばを通る観光道路「蔵王エコーライン」(冬季閉鎖中)の除雪作業を中止し、作業員を退避させた。今月24日に再開を予定していたが、困難になった。

 御釜から約8.5キロ離れた青根温泉(宮城県川崎町)の旅館関係者は「昨年の火山性地震の報道で紅葉のピーク時に予約客が減った。ゴールデンウイーク前後の予約への影響が心配だ」と話した。【伊藤直孝、野間口陽、金森崇之、山内真弓】

蔵王山に火口周辺警報が出され、登山客らに向けて立ち入り規制を伝える看板を設置する人たち=宮城県蔵王町で2015年4月13日午後3時50分、佐々木順一撮影
火口周辺警報が発表された蔵王の御釜周辺=山形県と宮城県境の蔵王上空で2015年4月13日午後3時22分、本社機「希望」から小川昌宏撮影
ーーー毎日新聞(27.4.13)



桜島、爆発的噴火1日31回 過去最高を2日連続で更新(27.3.28)

 鹿児島地方気象台によると、活発な火山活動が続いている鹿児島市の桜島で27日、計31回の爆発的噴火があり、1日あたりの回数として過去最多を記録した。桜島では26日にも、それまでで最多の26回の爆発的噴火があり、2日連続での更新となった。

 同気象台によると、桜島は27日未明から断続的に爆発的噴火を観測。午後4時18分には噴煙が3千メートル以上まで上がり、昭和火口から1300メートルの範囲に大きな噴石が飛んだ。

 今年に入ってからの爆発的噴火の回数は計290回。過去5年は年間約450~996回で推移している。同気象台は「通常の火山活動の範囲内」としつつ警戒を呼びかけている。(神崎卓征)

ーーー朝日新聞(27.3.28)




新燃岳で火山性地震32回、小規模噴火の可能性(27.3.24)

気象庁は23日、霧島連山・新燃岳で、21日に32回の火山性地震が観測されたと発表した。

 一日に30回以上観測したのは、2013年4月2日の83回以来。発表では、7回を観測した20日から増加し、22日にも20回の火山性地震があった。新燃岳の北西数キロの地下深くにあるとされるマグマだまりは13年12月頃から膨張傾向にあり、小規模な噴火が発生する可能性があるとして、気象庁は警戒を呼びかけている。
ーーー読売新聞(27.3.24)




気象庁:噴火警戒レベルの基準公表へ 来年度中にも(27.3.25)

気象庁は、火山ごとに定められている噴火警戒レベルの引き上げの判定基準を来年度中にも公表する方針を固めた。判定基準を登山者らに周知し、引き上げに至る前の段階からどのくらい危機感が高まっているか理解してもらうのが狙い。
御嶽山=長野・岐阜県境で2014年12月27日午前10時14分、本社機「希望」から武市公孝撮影

御嶽山=長野・岐阜県境で2014年12月27日午前10時14分、本社機「希望」から武市公孝撮影

 噴火警戒レベルは危険性を5段階で表し、全国の常時監視対象の30火山で運用している。昨年9月の御嶽山の噴火で、同庁は同月11日に85回の火山性地震を観測。レベル1からレベル2(火口周辺の規制)に上げる基準の一つ「火山性地震の増加(1日50回以上)」を満たしていた。だが、複数の基準の総合的判断から引き上げは見送られた。

 御嶽山の噴火を受け、同庁は新たに「火山登山者向けの情報提供ページ」を開設し、火山性地震や微動の回数など火山の状態を分かりやすく伝えようとしている。しかし、判定基準が示されていないため、専門家から「微動の回数などが多いのか少ないのか、登山者らに分かりにくい」と指摘されていた。【奥山智己】
ーーー毎日新聞(27.3.25)





草津白根山「小規模噴火の可能性」…地震60回(27.2.23)

気象庁は、23日午前2時から正午の間に、群馬、長野両県にまたがる草津白根山で火山性地震が計60回観測されたと発表した。

 「火口から半径約1キロの範囲で小規模な噴火が起きる可能性がある」と、注意を呼びかけている。火山性地震は午後に入ると収まり、噴煙などの異常も観測されていないという。

 草津白根山は昨年6月、気象庁が5段階ある噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げた。火山性地震が1日に50回を超えたのは昨年8月5日以来。
ーーー読売新聞(27.2.23)




「マグマ噴火」3カ月 阿蘇中岳、終息の兆候見えず [熊本県](27.2.23)

熊本県の阿蘇中岳が昨年11月、21年ぶりにマグマ噴火を始めて、25日で3カ月になる。地下活動の動きを示す微動は振幅の大きな状態が続き、火山ガス噴出時に発生する鳴動も頻度を増すなど、活動は高まった状態にある。終息に向かう兆候はまだ見えない。

「マグマ噴火」3カ月 阿蘇中岳、終息の兆候見えず
多量の火山灰を含んだ灰褐色の噴煙を猛烈に噴き上げる中岳。赤いマグマの破片も噴出している=昨年12月15日

 中岳の典型的な活動パターンは、火道の拡大(開口活動)の過程で火山灰が噴出し、爆発的噴火が起きて火道が開ききると、マグマ破片を噴き上げるストロンボリ式噴火に入る。だが今回は、開口活動とストロンボリ式噴火が同時に始まり、火山灰とマグマが一緒に観測されてきた。

 3カ月の推移をみると、(1)活動が始まって以降、多量の火山灰を含む灰褐色の噴煙を連続的に噴出していたのが、12月から水蒸気主体の白色噴煙が混じるようになり、現在は白色噴煙だけを出す時間が増えた(2)2月初めまで火口上空に噴き上げていたマグマ破片が、麓から観測されなくなった-という。

 こうした表面活動の変化について、阿蘇火山に詳しい須藤靖明さん(阿蘇火山博物館学術顧問)は「活動が弱まったわけではない」と指摘。「ストロンボリ式噴火は続いている。マグマ破片が火口上空に飛び出さないのは、火道が広がったためで、現在は火口内で収まっている状態にある。併せて、地底から上がってきたマグマの位置が上下に変化していることも想像される」と解説する。

 活動は噴石を飛ばす爆発的噴火へ向かうのか。そうはならずに終息するか-。阿蘇山は緊張が続いている。

ーーー西日本新聞(2015/02/23)
 




口永良部島、新たな噴火を警戒 火山ガス量が急増(27.2.7)

 昨夏34年ぶりに噴火した鹿児島県・口永良部島(くちのえらぶじま)で、噴煙に交じって放出される火山ガス(二酸化硫黄)の量が、今年に入って急増している。専門家はマグマの上昇など活動が活発化している可能性があるとみて、新たな噴火への警戒を強めている。
写真・図版 噴煙を上げる口永良部島の新岳。湾奥に島最大の本村集落がある=1日、民間機から、全日写連二宮忠信さん撮影

 放出される火山ガスの量が今年に入って急増している鹿児島県・口永良部島(くちのえらぶじま)の新岳(しんだけ)(標高626メートル)。
ーーー朝日新聞(27.2.7)





火口深部、依然高温か 新燃岳本格噴火あす4年(27.1.25)

霧島連山・新燃岳(1421メートル)で2011年1月に本格的なマグマ噴火が発生してから、26日で4年を迎える。宮崎地方気象台によると、同年9月を最後に噴火はなく、表面上は小康状態が続いているものの、火口内の奥深くは依然として高温を保っているとみられる。このため、噴火警戒レベルは「2(火口周辺規制)」のまま変わらず、火口から半径約1キロ以内の立ち入り規制も継続。昨年10月には新燃岳の約5キロ北西にある硫黄山(1310メートル)に火口周辺警報(火口周辺危険)が発表されており、同気象台は「両者の関連性は否定できず、霧島山の火山活動が活発化しているのは確かだ」と警戒を呼び掛けている。
ーーー宮崎日日新聞(27.1.25)





火山監視に2つの「目」…レーダー開発へ

防災科学技術研究所(茨城県つくば市)は、2種類のレーダーを使って噴火の前兆を捉える、新たな火山観測技術の開発に乗り出す。

 地下のマグマや火山ガスの上昇などに伴う地形のわずかな変化の検出を目指す。戦後最悪の火山災害となった昨年9月の御嶽山おんたけさん(長野、岐阜県境)の噴火を踏まえ、火山の観測体制を強化するのが狙い。

 火口付近に傾斜計などの機器を設置する従来の方法では、広範囲の観測が難しかった。また広範囲の観測が可能な人工衛星は地球を周回する関係から、観測間隔が空いて常時観測には不向きだった。

 同研究所は、4平方キロ・メートルの範囲を観測できる「面」のレーダーと、10キロ・メートル先まで直線上の地形の変化を1秒間に数回の間隔で観測できる「線」のレーダーに着目。これらを組み合わせ、広範囲の変化を常時観測する技術を開発する。
ーーーー読売新聞(27.1.24)




「列島、活動期に入ったかも」…噴火予知連会長(27.1.16)

 国の火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長(東京大名誉教授)が16日夜、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、「(日本列島が)火山の活動期に入ったかもしれない」と注意を呼びかけた。

 藤井会長は、御嶽おんたけ山(長野・岐阜県境)の噴火などを例に挙げ、火山活動が活発化していることを指摘。最近の桜島(鹿児島県)の火山活動について「大規模噴火の予兆とは言えないが、地下にマグマはたまっている。100年前と同じ大規模の噴火が起きる可能性はある」と話した。

 更に伊豆大島や三宅島でも「噴火の準備はできている」と説明。今の日本は「地震や噴火が相次いだ平安時代とよく似ている」と指摘した。
ーーーー読売新聞(27.1.16)






阿蘇中岳、振幅大きい微動続く「噴火活動活発」(27.1.14)

 福岡管区気象台は13日、12月の阿蘇中岳第1火口の活動概況を発表した。

 灰白色の噴煙が、最高で高さ約1200メートルに達するなど、「活発な噴火活動が続いている」としている。噴火警戒レベルは、2(火口周辺規制)を維持している。

 中岳では、11月25日から小規模な噴火活動が活発化。12月31日には、灰白色の噴煙が約1200メートルまで上がった。降灰は、熊本、大分、宮崎3県で観測され、マグマ片や噴石が火口から放出されるストロンボリ式噴火も見られた。

 火山性微動は、振幅が大きい状態のまま、1か月を通して観測された。火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日当たり2000~3100トンと多かった。

 今月9~13日午後3時の活動状況も発表。9日の火山ガス放出量は2600トンで多い状態だった。火口西約1キロの傾斜計で5日から続いている火口方面が隆起する変化は9日以降、鈍化している。13日は噴煙の高さが一時、約1300メートルに達した。
ーーー読売新聞(27.1.14)






富士山にシェルター整備 山小屋の地下を活用(27.1.7)

静岡県の川勝平太知事は本紙のインタビューに応じ、富士山の噴火対策として、噴石などから登山者を守る避難シェルターを、山小屋の地下に整備する方針を明らかにした。山小屋経営者の同意を得て整備を進める意向だ。

 知事は「噴火時には熱風、熱砂が地上を通り過ぎる。溶岩流が流れてくれば助からないが、御嶽山(おんたけさん)の噴火のような降灰や噴石を防ぐことができる」と地下に整備する理由を説明した。

 知事は昨年十月の定例会見で「御嶽山の噴火でシェルターのようなものがないと逃げられないとはっきりした」と述べ、シェルター建設を検討していることを明らかにしていた。ただ、山腹へのシェルター設置は景観を損なうとの批判や、文化財保護法や自然公園法などの法手続きを解決する必要があることから、既に建設されている山小屋地下の活用を打ち出したとみられる。

 総務省消防庁によると、気象庁が常時監視する四十七火山のうち、シェルターは阿蘇山(熊本県)や桜島(鹿児島県)など十二火山に整備している。
ーーーー27.1.7(東京新聞)






噴火予知に火山透視 桜島で実験 宇宙線利用(26.1.1)

火山内部をエックス線写真のように撮影できれば、噴火予知ができるのではないか-。宇宙から地球に降り注ぐ宇宙線を利用した「火山透視」の研究が今年本格化する。

 代表格は、ミュー粒子という素粒子だ。大きな山も突き抜けて反対側に通り抜ける。そこで火山のふもとに装置を置き、山を突き抜けた粒子を検出する。ミュー粒子は密度によって通り抜ける比率が違うので、そこが山体なのか、マグマの通り道になる可能性のある隙間(火道)なのか、それともマグマそのものが存在するのか、見当がつくのだ。

 東京大地震研究所の田中宏幸教授らは今年、全国で最も危険な火山の一つである桜島(鹿児島県)で、一年かけて本格的な実験をする。これまで浅間山(長野・群馬県)や薩摩硫黄島(鹿児島県)、霧島・新燃岳(宮崎・鹿児島県)などで短期間試行してきた。

 「桜島は絶えず噴火している。火山の中のマグマの動きをとらえたい。ミュー粒子で観測していれば噴火予知はできる。とくに薩摩硫黄島のようにマグマが火口に近い位置まで上がっている場合は有望」と田中教授は話す。ミュー粒子以外の宇宙線を使った透視技術も研究が始まっている。今年は、見えないものを見えるようにする技術が開花する年になるかもしれない。
ーーー東京新聞(27.1.1)






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