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 最新情報・トピックス



観光客も振り返るデザイン 電気三輪車、有馬温泉を疾走(27.11.28)

あれは自動車? それともバイク? 個性的なデザインの自動車開発で知られる光岡自動車(富山市)とバッテリー商社のユアサM&B(大阪市)が、電気三輪自動車の販売を始めた。車検、車庫証明もいらない手軽さが特徴。小口配達向けに開発されたが、観光用にも使われ始めている。
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旅館の前に並んだ有馬温泉の電気三輪車=神戸市北区、高橋一徳撮影

 訪日外国人も目立つ有馬温泉(神戸市北区)の細い坂道を、見慣れない車が走る。気づいた観光客が振り返る。1台だけではない。ボンネットの色も赤、青、黄色……。有馬のあちこちで見かけるようになった。
写真・図版
温泉街を走る有馬温泉の電気三輪車=神戸市北区、高橋一徳撮影

 電気三輪車「Like(ライク)―T3」で、宿泊客向けのレンタカーだ。2人乗りで、荷物を100キロまで積める。料金は平日1時間1千円、週末や休前日が同1200円。普通自動車免許で乗れ、ヘルメットはいらない。
写真・図版
電気三輪車の後部座席=神戸市北区、高橋一徳撮影

 老舗旅館「御所坊」の金井啓修さん(60)がインターネットで見つけ、仲間の旅館経営者に購入を呼びかけた。「温泉街はどこも細い坂道が多い。小回りが利くので便利。個性的なデザインで、話題性も十分」と期待する。今はまだ5台だが、他にも購入する経営者がいるという。

 開発を考えたのは、光岡自動車の創業者、光岡進会長(76)。「個性的な車を作ってきたが、大手メーカーも手掛けないような量産車を一度つくりたかった。ネット通販の時代、小口配送が急増する」と話す。
---朝日新聞(27.11.28)





東京モーターショーで見るエコカー(27.10.29)



トヨタ FCB-PLUS;トヨタは発電機として利用できる試作車を出展


日産 IDS;日産自動車は自動運転機能を備えた電気自動車「IDSコンセプト」を発表
自動運転車情報


日産 IDS;EVは現行『リーフ』の2.5倍に当たる60kWhの大容量バッテリーを搭載、空力の追求や炭素繊維強化樹脂の採用による軽量化などで、課題である航続距離の大幅な改良を図る。また、ワイヤレスによる非接触充電も搭載し利便性の改善も随所に織り込んだ。


日産 IDS内部
自動運転車情報


トヨタ C-HR;9月にフランクフルトモーターショーで披露され、注目を集めたコンパクトクロスオーバーのコンセプト『C-HR コンセプト』が日本初公開、トヨタの新しい開発手法である「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を適用したモデルとしても注目される。今回は5ドアとなっている。トヨタは16年初めには市販を想定したモデルを公開予定としており、同年中に発売される見通し。


トヨタ ニュープリウス ハイブリッド;ニュープリウスは、熱効率を40%以上に高めたエンジン、トランスアクスル、モーター、電池といった各ユニットを軽量・コンパクト化し、優れた低燃費を実現する。また、「TOYOTA New Global Architecture(TNGA)」を初採用。ボディ剛性強化に加え、パワートレーンユニットの低重心・低配置化により、操縦安定性・乗り心地を向上させた。日本市場では2015年末に発売を予定。


ホンダ NSX-REU;世界で初めてオールアルミニウムボディを採用したスーパーカーである初代NSXの特徴を受け継ぎ、ボディの軽量さにもこだわっている。

設計は米国オハイオ州にあるホンダR&Dアメリカズが手掛けており、海外展開する高級車ブランド「Acura(アキュラ)」を冠している。2015年後半に米国での発売を予定しており、価格は約15万ドル以上。国内展開に期待。



ホンダ 燃料電池車 FCV;小型化したFCパワートレインをボンネット内に搭載することで、通常のガソリン車セダンと同等の5人乗りを実現した。水素がフル充てんで、700キロメートル以上の走行距離。


ホンダ 燃料電池車 FCV;水素の充填は3分ほどで終わり、充填後の航続距離(JC08モード)は700km以上。MIRAIの650kmを上回る。2016年3月から766万円で、まず日本国内でリース販売を開始し、北米や欧州にも展開する予定。


三菱 EX;同社の電動化技術と四輪制御技術のほか、高速道路での自動運転も実現した。三菱『eXコンセプト』は、SUV市場に向けて三菱自動車が提案する電気自動車のコンパクトSUV。電動化技術と四輪制御技術、コネクテッドカー技術と予防安全技術を組み合わせた自動運転技術などを採用。
自動運転車情報





PHV、欧州勢が攻勢 独VW、電気だけで53キロ(27.9.13)

 家庭のコンセントから充電できる「プラグインハイブリッド車(PHV)」を、欧州の自動車大手が相次いで日本で売り出す。先進国での環境規制が厳しくなるのをにらみ、各社はエコカーの開発に力を注ぐ。ただ、エコカーの「本命」は絞り込まれておらず、激しい競争が続きそうだ。
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独BMWが売り出すPHV「X5xDrive40e」。価格は消費税込み927万円から=東京都港区
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独フォルクスワーゲン日本法人が8日に売り出したPHV「ゴルフGTE」。価格は消費税込み499万円=8日、東京都港区
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フォルクスワーゲンのゴルフGTE

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BMWの「X5xDrive40e」


写真・図版
主なエコカーと特徴

 「向こう10年は、PHVがエコカーの本命だ」。8日、初めてのPHV「ゴルフGTE」(消費税込み499万円)を投入した独フォルクスワーゲン(VW)日本法人の正本嘉宏マーケティング本部長は、東京都内の発表会場でこう言い切った。

 PHVは、ガソリンエンジンと充電池、電気モーターを積む。ここまではHVと同じだが、走り方に違いがある。HVはエンジンの力で起こした電気でモーターを回し、エンジンと併用して走る。PHVは、コンセントから充電した電気でEVのように走れる。

 ゴルフGTEの場合、電気だけで走れるのは最長53・1キロ。日々の通勤ならガソリンを全く使わずに済む、というのが売りだ。充電池にためた電気を使い切っても通常のHVのように走ることができ、ガソリン車の半分以下の距離しか走れないEVの弱点を克服している。「EVが充電池の容量の問題を解決するには時間がかかる。それまではPHVが橋渡し役になる」と、VWの正本氏は言う。

ーーー朝日新聞(27.9.13)



フル充電で50km走行、CO2ゼロの電動二輪(27.7.3)

 横浜市の新興企業「ベイズ」は3日、新型の電動二輪車「バイクル」3車種を6日に発売すると発表した。
自転車感覚で運転できるので高齢者や女性にも安心だ(ベイズ提供)
自転車感覚で運転できるので高齢者や女性にも安心だ(ベイズ提供)

 バイクルは電気で動くスクーターで、原付きバイクと自転車の中間の位置づけだ。家庭用電源で6~8時間、フル充電すると、最長約50キロ・メートル走行できる。

 最高時速は32~40キロ・メートルとバイクより遅いが、走行中の二酸化炭素(CO2)の排出量がゼロで、充電にかかる費用も1回あたり約10円という。価格は税込み約11万~16万円。運転には原付き免許が必要だ。

 記者会見した望月宣武社長は「10キロ・メートル以内の生活圏の利用ならば、1週間に1、2度の充電で済む。自転車のように、こがなくてもいい」と話した。
ーーー読売新聞(27.7.3)



ワイヤレスでEV車のタイヤ駆動 東大など成功、世界初(27.5.24)

各車輪の中に駆動源をつける「インホイールモーター」方式の電気自動車(EV)について、東京大などの研究グループは、車体に積んだ電源から電力を無線で伝えて走らせることに世界で初めて成功した、と発表した。

写真・図版 無線化に成功したインホイールモーターが搭載された電気自動車=千葉県柏市の東京大学柏キャンパス

 インホイールモーター方式は、駆動源が一つのふつうの自動車と違い、駆動力を各車輪に伝えるドライブシャフトが要らないため、車体の軽量化と消費電力の削減がはかれる技術だ。車輪ごとに駆動力を制御して、スリップの防止などもきめ細かくできる。だが、これまでは電気ケーブルを通じてモーターに電力を供給していたため、配線の煩雑化や断線が実用化への課題だった。

 研究グループでは、10センチ離れたコイル間で電力を伝送し、最大約3キロワットでモーターを稼働させることに成功。制御情報をブルートゥースによる無線通信で送受信することで、EVの走行を実現させた。後輪駆動の試作車では、理論上、最大で時速75キロの速さで走ることもできるという。

 東京大の藤本博志准教授は「路面に埋め込んだ地上コイルからモーターに給電しながら走行するEVも実現できる。燃料電池車や産業機械への応用も可能だ」としている。(山崎啓介)
ーーー朝日新聞(27.5.24)




zecOO:町工場手作り パワフル加速で時速160キロ(27.4.18)

 アニメの中から飛び出してきたような大型電動二輪車の試乗会が18日、千葉県船橋市で開かれた。町工場が手作りで開発したバイクは「zecOO(ゼクウ)」。中型二輪免許で運転できる。最高速度は時速160キロ。100ボルトで8時間、200ボルトなら4時間の充電で、約160キロの走行が可能。49台の限定発売で税抜き888万円。
軽快に走る電動バイク「zecOO(ゼクウ)」=千葉県船橋市で2015年4月18日午後1時43分、喜屋武真之介撮影

軽快に走る電動バイク「zecOO(ゼクウ)」=千葉県船橋市で2015年4月18日午後1時43分、喜屋武真之介撮影

 元トヨタのデザイナー・根津孝太さん(45)のデザインをもとに、オートバイ販売製作会社「オートスタッフ末広」を経営する中村正樹さん(53)と電気エンジニアのウー・エリックさん(36)らが中心となって約3年かけて完成させた。ガソリン車にはないスムーズで力強い加速感を味わってほしいと話している。問い合わせはオートスタッフ末広(043・261・0184)。【喜屋武真之介】
ーーー毎日新聞(27.4.18)





ホンダの燃料電池車 来年3月、日本で発売(27.1.15)

【デトロイト共同】ホンダは燃料電池車を、日本で2016年3月に発売する方針を14日までに明らかにした。日本に続き米国でも16年中に売り出すほか、欧州にも広げる。

北米国際自動車ショーでホンダが公開した燃料電池車の試作車=13日、米デトロイト(共同) 北米国際自動車ショーでホンダが公開した燃料電池車の試作車=13日、米デトロイト(共同)

 燃料電池車は、走行中に水しか出さない「究極のエコカー」と呼ばれている。トヨタ自動車が日本で「MIRAI(ミライ)」を14年12月に売り出している。
 ホンダは米デトロイトでの北米国際自動車ショーに、外観が流線形の試作車を出展した。燃料となる水素の1回当たりの補給で700キロ以上走行できる。水素を約3分で補給でき、燃料電池の小型化で大人5人が楽に乗車できる空間を確保した。
 米国法人のジョン・メンデル上級副社長は、燃料電池車の発売により「ホンダの未来に向けた最先端技術車は次の世代に移っていく」と語った。ホンダはこれまで、日本で15年度中に発売する方針を示していた。
---産経新聞(27.1.15)






水素ステーション 都内にオープン(26.12.18)

世代のエコカーとされる燃料電池車に燃料の水素を充填(じゅうてん)する施設「水素ステーション」が、関東では初めて、18日、東京都内にオープンしました。

水素ステーションは、燃料電池事業に力を入れている東京ガスが東京・練馬区に設置したもので、関東地方では一般向けとしては初めての施設となります。
施設に貯蔵できる水素の量に限りがあるため、水素を充填できる車の台数は1日当たりおよそ50台だということですが、3分程度で満タンにできるということです。
燃料電池車は、今週、一般向けの販売が始まりましたが、会社側では、水素の価格を車の納車が始まるまでに決めるとしていて、実質的にレギュラーガソリン並みを目指したいと話しています。
東京ガス水素ステーショングループの石倉威文マネージャーは「施設の設置費用がガソリンスタンドと比べて高いなどといった課題はあるが、水素は環境面などから非常に期待できるエネルギーだと考えているので、水素社会の実現に向けて貢献していきたい」と話していました。

水素ステーションの設置状況

自動車メーカーが燃料電池車の開発や販売に乗り出すなか、全国各地で水素ステーションを設置する動きが広がり始めています。
産業ガス大手の岩谷産業は、ことし7月、全国で初めて、一般の燃料電池車が利用できる水素ステーションを兵庫県尼崎市にオープンさせたほか、ことし10月には福岡県北九州市に2か所目のステーションを設置しました。
また、石油元売り最大手のJX日鉱日石エネルギーは、来週にも神奈川県海老名市に最初の水素ステーションを開設する予定で、今年度中に全国11か所に増やすことにしています。
経済産業省は、昨年度から一般の燃料電池車向けの水素ステーションを設置する費用を補助する事業を始め、今年度は1か所当たり最大で2億8000万円を補助しています。
経済産業省によりますと、これまでに補助事業の対象になっているのは全国で45か所に上っており、このうちおよそ20か所が今年度中に事業を始める見込みだということです。
ーーーNHK(26.12.18)


練馬水素ステーション開所式


東京ガスは、東京都練馬区に既存の天然ガススタンドと併設する商用の水素ステーション「練馬水素ステーション」を開所した。
住所: 東京都練馬区谷原1-1-34






車の水素燃料、コンビニで セブン、15年秋から出店(26.12.11)

セブン―イレブン・ジャパンと岩谷産業は10日、燃料電池車(FCV)に燃料を供給する水素ステーションを併設したコンビニエンスストアを、2015年秋から出店すると発表した。東京都と愛知県刈谷市に1店ずつ出し、17年度までに大阪や福岡も含めた大都市圏を中心に20店に増やすという。

 コンビニはセブンが、水素ステーションは岩谷が高圧ガスの管理責任者を置いて、それぞれ運営する。

 FCVは、燃料の水素を空気中の酸素と反応させて生じる電気でモーターを回して走る。街中で二酸化炭素や排ガスを出さず、加速力はガソリン車を上回る。国内ではトヨタ自動車が15日に「ミライ」を発売する予定で、ホンダも15年度中の販売をめざしている。

 水素を販売するだけでなく、店内の電力にも燃料電池を活用し、環境負荷をどれくらい抑えられるかの実証実験を行う。将来的には、水素ステーションのない店舗でも、燃料電池を使う可能性があるという。
ーーー朝日新聞(26.12.11)






水素社会の第一歩 燃料電池車(26.11.20)

水素を自動車の動力や発電などさまざまなエネルギー源として活用する「水素社会」。
トヨタ自動車が来月から水素を燃料に使う燃料電池車を一般向けに発売することを発表するなど水素社会を目指す動きが活発化しています。石油やLNG=液化天然ガスなどエネルギーの多くを輸入に頼らざるをえない日本にとって、水素社会の実現は大きな可能性を秘めています。
自動車メーカーの開発の舞台裏とその背景。そして、水素社会がなぜ日本にとって高い将来性を持つのか、

燃料電池車、発売へ
11月18日、トヨタ自動車は東京都内で燃料電池車の発表会を開きました。世界初となる一般向け販売を来月15日に開始すると発表。
価格は約720万円で、政府の補助制度を使うと購入者の負担額は約520万円になる見込みです。

燃料電池車の名称は「MIRAI」(ミライ)。セダンタイプの4人乗りで、車に搭載されたタンクに水素を充てんすると約650キロ走行できるといいます。

会社側では、来年末までに国内で400台の販売を目指します。年間1000万台を売るトヨタにすれば「小さい一歩」ですが「大きな一歩」でもあります。今後、アメリカとヨーロッパでも来年夏ごろに発売するとしています。

次世代のエコカーとされる燃料電池車。ホンダも来年度中の発売を計画するほか、日産自動車も3年後の市販を目指しています。

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開発の舞台裏に潜入!
水素を燃料とし、次世代エコカーの本命という専門家もいる燃料電池車。トヨタの走行試験の現場にNHKのカメラが入ったのは11月7日でした。12月の発売を目前に控え、開発は最終段階を迎えていました。

開発担当者らは、工場敷地内のテストコースで燃料電池車を時速150キロまで一気に加速させ、音や振動に細心の注意で耳を澄ませていました。高速で走行しても異常がないか確認する作業でした。

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敵は“水”だった
トヨタが燃料電池車の開発に乗り出したのは1992年のこと。販売にこぎ着けるまで22年かかりました。

一般に販売するうえで最大の障害は排気ガスの代わりに出るでした。寒冷地で水が凍ってしまうと酸素の取り込みを邪魔して車が動かなくなるおそれがあるのです。

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あらゆる気象条件で安定して走れなければ、世界で広く販売することはできません。当初から一貫して開発に携わってきた技術開発本部の木崎幹士さんは「水ではさんざん苦労してきました。水のマネジメントを制する者が燃料電池の勝者であるというようなことも言われていました」と振り返ります。

どうすれば凍結を防止できるのか。
試行錯誤の末、開発陣がたどり着いたのが、始動直後は“燃料電池の発電効率をあえて落とす”という「逆転の発想」でした。

水素と酸素の反応で発生する電気を減らすと代わりに熱が発生することに着目。この熱で凍結の防止に成功したのです。

頑丈で軽い水素タンク水素を入れる燃料タンクの開発も大きな課題でした。

タンクには水素を高圧で圧縮して詰め込みます。万が一、衝突で水素が漏れ出せば危険であるだけに、頑丈さが求められ、同時に軽量化も欠かせません。
そこで航空機にも使われている炭素繊維をタンクに巻き付けることで強度を確保することにも成功したのです。コストダウンも含めて、いくつもの条件を同時に満たすという難しい課題をクリアしました。

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“次の100年”を託して…
なぜ困難な燃料電池車の市販化にこだわったのか。

トヨタ経営幹部は「もし石油が枯渇すれば、ガソリン車がなくなってしまうという危機感がある。石油依存ではなく、さまざまな燃料を使えるようにする備えが必要だ」とエネルギーの安全保障に言及します。
また、「ミライはプリウスを超えるインパクトを社会に与える可能性がある」とも語りました。

ただ、普及に向けた課題があります。
肝心の燃料を充てんする水素ステーションの整備が進まなければ車社会の主流にはなりえません。水素がガソリンの次の百年を担うエネルギーに育つのか注目したいと思います。

化学工場から生み出される水素
燃料電池車に使われる水素。実は日本国内ではかなりの量が生み出されています。
化学工場で水素が生まれていると聞いて、先日、大手ガラスメーカー「旭硝子」の千葉県市原市にある工場に行ってきました。
案内された建屋には、大きな水槽のようなものがいくつも並べられていました。これはカセイソーダを作る装置です。

金属を加工したり、洗剤の原料になるなど幅広い用途で使われているカセイソーダ。原料の塩水を装置に流し込み、電気を流して化学反応を起こすことで作ります。このとき、カセイソーダだけでなく、実は副産物として水素も発生するのです。
この工場で発生する水素は1年で実に東京ドーム数十杯分。膨大な量です。

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“水素大国”ニッポン
こうした水素は副生水素と呼ばれ、各地にある化学工場や製鉄所などで発生しています。工場内でボイラーを炊くのに使うなど有効活用されていますが、中には使われずに捨てられているものもあるといいます。
経済産業省は、こうした副生水素を集めれば、国内での水素供給能力は2030年には最大で約180億立方メートルに増えると試算しています。これは、最大1300万台もの燃料電池車を1年間走らせることができる膨大な量なのです。

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大量に生まれる水素を新たなビジネスチャンスと捉える企業があります。

産業ガス大手の「岩谷産業」は5年前、ガラスメーカー「旭硝子」の工場に隣接する場所に水素を精製するプラントを作りました。

旭硝子の工場からパイプラインで水素を運び、不純物を取り除いて精製。その後、運びやすいように液化、専用のタンクローリーで出荷していきます。

現在の主な出荷先は、ロケット燃料として使うJAXA(宇宙航空研究開発機構)や産業用ガスとして使う半導体工場ですが、今後、燃料電池車が普及してくれば、水素ステーション向けの需要も増加すると考えています。

去年は同様のプラントが山口県でも稼働。岩谷産業の担当者は「水素をエネルギーとして使う時代が幕開けして、何十倍、何百倍という需要が今後期待できる」と強い意欲を見せていました。

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国内で大量に生み出されながら、これまでは限られた活用にとどまってきた水素。

しかし、燃料電池車の次に、将来的には発電の用途にも使う“水素発電所”の開発も進められています。
水素が新たなエネルギー源となって、日本が“資源大国”に生まれ変わることはできるのか。燃料電池車はその試金石となります。

ーーーNHK NEWSweb(経済部 楠谷遼記者)(26.11.20)






トヨタ水素燃料電池車発売~忙しくなった現代自動車(26.11.20)

トヨタ自動車が日本で水素燃料電池車(FCV)を公式発表した。現代自動車が「ツーソンix」の水素燃料電池車を開発し、世界初の量産体制を整えたが、一般消費者向けに商品化し販売に乗り出すのは、トヨタが初めてだ。

 18日、加藤光久トヨタ自動車副社長は、東京で開かれた水素燃料電池車の公式発表会でセダン型水素燃料電池車「未来(MIRAI)」を12月15日、一般消費者に販売する予定だと明らかにした。トヨタは、水素燃料電池車の充電設備事業が進行中の8つの広域自治体を中心に未来を売る計画だ。現在日本では、大都市を中心に40カ所の充電スタンドがある。トヨタは、未来の価格を723万円(約6800万ウォン)に定めて、来年400台販売するという目標を立てた。

 現代自動車は去る4月、「ツーソンix」の水素燃料電池車の量産体制を整えて自治体などに普及させている。2020年までに水素燃料電池車を2種類に増やすなど、開発にも拍車をかけている。アメリカなどでは、リースの形で販売もする。しかし、開発された現代自動車の水素燃料電池車は、1億5000万ウォン水準で未来と比較すると2倍程度高い。韓国では、高価格と充電インフラの不足などで一般消費者には販売が行われていない。

 自動車学の教授は「現代自動車が水素燃料電池車の部門では、技術力は高いが、トヨタが値段を低下させ、スペースの有効活用が困難なセダンの形で作り一般消費者に販売するという点については、警戒心を持つ価値は有る」と評価した。
ーーー外信ニュース(26.11.20)【記事】
http://www.hani.co.kr/arti/economy/car/665260.html



現代自動車の量産水素燃料電池車 2014年5月 ツーソンix(Tuscon)


ツーソンix-2012年





究極のエコカー 燃料電池車、市場に投入へ政府、水素ステーションのインフラ整備急ぐ[特集](25.6.22)

FCVは、タンクに詰めた水素と空気から取り入れた酸素を燃料電池スタックと呼ばれる装置で化学反応させて発電し、その電気でモーターを回して走る。燃焼がなく水素エネルギーを直接電気エネルギーに変えるため水素が持つエネルギーの83%を使え、40%程度のガソリンエンジンの2倍以上エネルギー効率がいい。走行中に排出するのは水だけで、CO2をはじめ排ガスを出さないことや騒音も少ないことから電気自動車とともに「究極のエコカー」ともいわれる。

技術開発で航続距離は500キロ以上、水素の充填時間は約3分とガソリン車とほぼ同程度になり、航続距離が約200キロ、充電時間が急速充電器で20~30分、普通充電器で約8時間かかるEVに比べると、この点では優れている。また、FCV、EVとも車から住宅へ電気を供給することも可能となり、災害などで電力会社からの電力がストップしたり、電力需給が逼迫したときなどには貴重な電力源にもなると期待される。

15年にトヨタとホンダが乗用車で、17年に日産が乗用車、トヨタ・日野自動車がバスを市場に投入する予定だ。韓国ではヒュンダイが15年までに1000台の燃料自動車を量産する計画で、ドイツ、米国の自動車メーカーも17年には量産型の販売を予定するなど国際的な開発・市場競争も激しくなっている。

経産省は10年4月に「次世代自動車戦略2010」を公表し、ハイブリッド自動車、FCV、EV・プラグインハイブリッド自動車、クリーンディーゼル自動車を普及させるための戦略を立てた。

主にハイブリッド自動車、EV・プラグインハイブリッド自動車の普及を重点にしたものであるが、新車販売台数に占める割合を、EV・プラグインハイブリッド自動車は20年に15~20%、30年に20~30%、ハイブリッド自動車を20年に20~30%、30年に50~70%とした。FCVは20年に1%、30年には3%の目標を掲げている。国内の乗用車の販売台数は、昨年は普通、小型、軽自動車合わせて約458万7500台だから、FCVは20年には約4万5800台、30年には13万7600台の販売が目標となる。

経産省は10年4月に「次世代自動車戦略2010」を公表し、ハイブリッド自動車、FCV、EV・プラグインハイブリッド自動車、クリーンディーゼル自動車を普及させるための戦略を立てた。

主にハイブリッド自動車、EV・プラグインハイブリッド自動車の普及を重点にしたものであるが、新車販売台数に占める割合を、EV・プラグインハイブリッド自動車は20年に15~20%、30年に20~30%、ハイブリッド自動車を20年に20~30%、30年に50~70%とした。FCVは20年に1%、30年には3%の目標を掲げている。国内の乗用車の販売台数は、昨年は普通、小型、軽自動車合わせて約458万7500台だから、FCVは20年には約4万5800台、30年には13万7600台の販売が目標となる。
FCCJによると、ドイツでは15年までに50カ所まで整備する計画で、米国カリフォルニア州では15年までに68カ所、韓国は15年までに43カ所、20年までに168カ所整備する計画があるという。水素スタンドで実績のある安い海外製品を日本で使用する場合には国内法規に適合させるための改造が必要となり、現状は海外と比較して2~3倍のコストになるという。

経産省資源エネルギー庁によると昨年度は全国でオンサイト方式2カ所、オフサイト17カ所の計19カ所、今年度は5月末までにオンサイト2カ所、オフサイト7カ所、移動式3カ所、その他1カ所の計13カ所について設置の補助が決まっている。

いずれにしても最初に投入されるFCVは高額が予想され、経産省では同格の車との価格差の2分の1程度を補助することを検討しているという。また、車に充填される水素の値段も決まっておらず、ガソリン車との燃費の差についても考慮していくというが、「究極のエコカー」の普及にはインフラ整備に加え、車自体や水素燃料に対しての国や自治体のバックアップ体制が大きなカギを握る。
ーーー日経ビジネス(25.6.22)





欧州企業が燃料電池用水素事業拡大 供給拠点独に400カ所(25.10.5)

欧州企業が燃料電池車の普及をにらみ、燃料となる水素関連のビジネスに本腰を入れている。独ダイムラー、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルなどは2023年までに、「水素ステーション」をドイツに400カ所設けると発表した。欧州勢は水素の充填装置やパイプライン整備などでも先行しており、周辺ビジネスで主導権確保を狙う。

 次世代エコカーの本命とされる燃料電池車は水素と酸素を反応させてつくる電気を動力に使う。走行時に二酸化炭素(CO2)を排出しないのが特徴。水素の充填時間はガソリン車並みに数分で済み、フル充填で500キロメートル走行できるが、インフラの整備とコスト低減が課題になっている。

 ダイムラー、シェルは、産業ガスの仏エア・リキードと独リンデ、エネルギー大手の仏トタルとオーストリアOMVの4社と共同で約3億5千万ユーロ(約460億円)を投じ水素ステーションの整備に乗り出す。独国内の水素ステーションは現在15カ所。6社は23年時点で高速道路「アウトバーン」沿いで90キロメートルごとに1カ所、大都市には最低10カ所を設ける計画。

 参加各社はすでに水素関連ビジネスで実績を持つ。ダイムラーは燃料電池車200台を公道で走らせ研究開発を進めてきた。今年1月には日産自動車、米フォード・モーターと技術提携し、17年に数十万台規模で量産を始める予定だ。

 産業ガス世界首位のエア・リキードと同2位のリンデは、化学や半導体の工場などで使う水素の製造や配送のノウハウが豊富。燃料電池車の燃料に求められる純度の高い水素の低コスト生産を狙う。シェルなどは水素供給ステーションの実証実験をしており、ガソリンスタンド併設型拠点の開発などで導入コスト削減を図る。

 中でもリンデは水素充填装置で約8割の世界シェアを握る。「近年はアジアからの受注が多く、出荷は前年比2~3割増」(同社)としており、水素インフラ整備計画がある日本のほか米国、韓国向けの受注が増える見通しだ。

 欧州ではノルウェーが、自国で生産する天然ガスを改質した水素を融通する長さ580キロメートルのパイプラインを整備済み。国営石油会社のスタトイルが燃料電池車向けの水素供給事業で他国に先駆ける。欧州は各地にガスパイプラインが張り巡らされており、他国でも新規に水素インフラの整備も進めやすい。

 日米欧の自動車大手は15年以降に燃料電池車を市販する計画で、20年代に本格普及する見通し。日本でも関連技術の開発が進んでおり千代田化工建設が大型の水素供給基地を15年度にも建設し、川崎重工業が水素輸送船を開発する。今後は日米欧の主導権争いが激しさを増し、普及に向けて水素や関連設備のコスト削減も進む見通し。
ーーー日経新聞(25.10.5)





加速力に驚き、ミライの走りを体感 燃料電池車に試乗(26.11.20)

トヨタ自動車は19日、燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」を12月に発売するのを前に、報道陣向けの試乗会を開いた。「持てる技術を全て投入した」とする次世代エコカーはどんなクルマなのか。記者が世界初の市販FCVの走りを体感した。
写真・図版 トヨタの燃料電池車を運転する記者=19日午前、東京都江東区、小玉重隆撮影

 案内役のトヨタの社員に促されて運転席に座る。ハンドルやアクセルなどの場所はガソリン車とほぼ同じ。電源スイッチを押し、いよいよ出発だ。

 エンジンで走るガソリン車と違い、FCVは大気中の酸素と燃料の水素を反応させてできた電気でモーターを回して走る。電池が作動しても、おなじみの振動や音はない。ブレーキを離すとそろりと動き出した。

 アクセルを踏みこむと、体がシートに押しつけられるように急加速し始めた。「ヒュイーン」。静かだった室内に、発電のために空気を取り込む音が響く。わずか数秒で時速60キロに到達。普段は時速40キロまでしか出してはいけないというこの試乗コース、慌ててアクセルから足を離した。発進時の加速力はレース用の3・5リットル車並みという。窓ガラスを二重にしたりして、風を切る音などを聞こえにくくしている。静かでついついスピードを出してしまいそうだ。

 コース3周(計4キロ)の試乗を終えた。スタート地点に戻り、「H2O」スイッチを押す。FCVは排ガスは出ないが、酸素と水素が結びついて水ができる。たまった水は走行中、定期的に捨てられるが、このスイッチで排出することも可能だ。うっかり自宅のガレージをぬらさずに済む。4キロ走ってできる水は240ミリリットルで、缶コーヒー1本程度。「シュー」。後輪近くの底部にある排水口から、勢いよく水が飛び出した。

写真・図版
燃料電池車のダッシュボード=19日午前、東京都江東区、小玉重隆撮影
写真・図版 12月に販売が始まる燃料電池車=19日午前、東京都江東区、小玉重隆撮影

ーーー朝日新聞(26.11.20)






  

トヨタ、燃料電池車12月15日発売…世界初(26.11.18

 トヨタ自動車は18日、水素で走る燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」を12月15日に723万6000円(消費税込み)で世界に先駆けて市販すると発表した。


トヨタ自動車が発売を発表した燃料電池車「ミライ」(18日午前、東京都江東区で)=関口寛人撮影

 FCVの普及を後押しするため、政府も18日、1台あたり202万円の補助金を出すことを明らかにした。実際の負担額は約520万円になる。

 仕様が違う北海道と沖縄では価格が他の地域と異なる。2015年末までの販売目標は約400台。官公庁や企業からの事前注文はすでに約200台あり、一般の人が発売後に注文しても納車は15年夏以降になる可能性があるという。

FCVは、走行中に排ガスを出さず、水しか出さないことから「究極のエコカー」と呼ばれる。ミライは4人乗りのセダンで、エンジンとガソリンタンクの代わりに独自に開発した燃料電池と高圧水素タンクを積み込んでいる。

 水素の補給に必要な時間は約3分で、満タンで約650キロ・メートル走ることができる。モーターで駆動するため、走行中の音は静かで、加速性能も高い。災害などで停電した時は、車を電源として利用できる。
---読売新聞(26.11.18)




燃料電池車12月15日発売 トヨタ世界初、一般向け(26.11.18)

 トヨタ自動車は18日、究極のエコカーとされる燃料電池車を国内で12月15日に発売すると発表した。燃料電池車の一般向け販売は世界の自動車メーカーで初めて。価格は723万6千円に設定した。

The Toyota Mirai, Toyota Motor Corporation's first commercially available, mid-sized hydrogen fuel cell sedan, is seen at a press preview in Newport Beach, California November 17, 2014. REUTERS
車名は「MIRAI(ミライ)」で、4人乗りのセダンタイプ。発売から1年間の2015年末までに約400台の販売を目指す。米国や欧州でも売り出す計画だ。

 燃料電池車をめぐっては、ホンダも15年度中に国内市場に投入する方針。日米欧など世界の大手自動車メーカーが燃料電池車の実用化を急いでおり、トヨタの他社に先駆けた発売で競争が激しくなりそうだ。

トヨタ自動車が世界の自動車メーカーで初めて一般向けに販売する燃料電池車「MIRAI」=18日午前、東京都江東区(三尾郁恵撮影) トヨタ自動車が世界の自動車メーカーで初めて一般向けに販売する燃料電池車「MIRAI」=18日午前、東京都江東区(三尾郁恵撮影)

 ミライは、エネルギー源の水素を3分程度で補充でき、走行距離は約650キロ。当面、燃料電池車に水素を補給する「水素ステーション」の整備が予定される東京、名古屋、大阪、福岡の大都市圏を中心に販売する。
---産経新聞(26.11.18)





ホンダ、燃料電池車の試作車 システム小型化で5人乗り(26.11.17)

 ホンダは17日、来年度に発売する予定の燃料電池車(FCV)の試作車を発表した。燃料電池のシステムを小さくすることで5人乗りセダンにした。トヨタ自動車はFCVを来月発売する予定で、技術や価格の競争がいよいよ始まる。

写真・図版 ホンダが公開した燃料電池車の試作車と、簡易な水素ステーション

 水素を空気中の酸素と反応させて走るFCVは、走行時に水しか出さないため、「究極のエコカー」と呼ばれる。電気自動車は1度の充電で走れる距離が短いが、FCVは長距離走行にも適している。ただ、燃料電池のシステムが複雑で小型化が難しく、車内が狭くなるのが欠点だった。

 ホンダが2008年に日本と米国でリース販売したFCVは4人乗りだった。トヨタが来月発売するFCVも4人乗りだ。ホンダはシステムを小型化し、システムの置き場所を従来の床下ではなくボンネット内に収めることで5人乗りを実現したという。
ーーー朝日新聞(26.11.17)




ホンダ、トヨタに対抗「究極のエコカー」発売へ

 ホンダは17日、燃料電池車(FCV)の市販向け試作車「ホンダFCVコンセプト」を初公開し、2015年度に発売すると発表した。

燃料電池車の試作車を発表するホンダの伊東孝紳社長(17日、東京都港区のホンダ本社で)

 トヨタ自動車は12月にFCV「ミライ」を世界で初めて市販する予定で、国内2社が普及へ動き出した。

 FCVは燃料の水素と空気中の酸素を反応させて発電し、走行中に水しか出さないため、「究極のエコカー」と呼ばれる。市販に向けて、燃料電池の低価格化や小型化が課題だった。

 販売価格は未公表だが、伊東孝紳社長は同日の記者会見で、「競争力あるものにしたい」と述べ、ミライと同水準の700万円程度とする考えを示した。国が補助金を出す方針で、実質価格は500万円程度になりそうだ。

 ホンダの試作車は5人乗りで、中型セダン「アコード」と同じくらいの大きさ。燃料電池の小型化を進めることで、「室内空間を最大限に確保」(伊東社長)し、4人乗りのトヨタ・ミライよりも使い勝手が良いことを強調した。
---読売新聞’26.11.17)



ホンダ:燃料電池車を公開…来年度発売、世界2番目(26.11.18)

ホンダは17日、水素で走る燃料電池車(FCV)を2015年度中に発売すると発表し、試作車「FCVコンセプト」を初公開した。トヨタ自動車も同日、年内に国内発売を始める4人乗りFCVセダンの車名を「ミライ」にしたと発表。ホンダのFCVは世界で2番目の市販FCVになる見通しだ。
新型燃料電池車「Honda FCV CONCEPT」を前に笑顔を見せるホンダの伊東孝紳社長=東京都港区で2014年11月17日、小出洋平撮影

新型燃料電池車「Honda FCV CONCEPT」を前に笑顔を見せるホンダの伊東孝紳社長=東京都港区で2014年11月17日、小出洋平撮影

 FCVは走行中に水しか排出しない「究極のエコカー」。試作車は5人乗りで、燃料電池システムを小型化してボンネットに配置することで室内空間を広げた。3分で水素をフル充填(じゅうてん)し、700キロ以上走行できる。

 記者会見した伊東孝紳社長は「(補助金抜きで約700万円というトヨタのFCVの価格が)すごく刺激になっている。競争力のある価格にしたい」と語った。ホンダは自ら水素ステーションの建設を始め、インフラの普及にも取り組む。

 ホンダは2002年にFCVの法人向けリース販売を開始。05年には米国で個人向けにも対象を広げた。国内での発売は従来「2015年中」としていたが、伊東社長は「念入りに開発するため、若干の時間をいただく」と変更の理由を説明した。主力車「フィットハイブリッド」のリコールが相次いだことなども影響した。

 トヨタは18日にミライの発売日や価格などの詳細を発表する。【山口知】

新型燃料電池車「Honda FCV CONCEPT」を前に笑顔を見せるホンダの伊東孝紳社長
新型燃料電池車「Honda FCV CONCEPT」の前部
新型燃料電池車「Honda FCV CONCEPT」の後部

新型燃料電池車「Honda FCV CONCEPT」の運転席
新型燃料電池車「Honda FCV CONCEPT」の運転席
新型燃料電池車「Honda FCV CONCEPT」と外部給電用インバータ

新型燃料電池車「Honda FCV CONCEPT」
新型燃料電池車「Honda FCV CONCEPT」の上部

---毎日新聞(26.11.18)




ホンダが新型燃料電池車(FCV)の試作車を初披露(26.11.18)

ホンダは17日、平成27年度に市販化する燃料電池車(FCV)の試作車「ホンダFCVコンセプト」を世界初公開した。セダン型の5人乗りで、エンジンの代わりとなる「燃料電池スタック」をガソリン車のように運転席前部のボンネット内に置いたのが特徴。将来的にはセダン型以外にも展開を広げたい考えだ。
ホンダが発表したFCV(燃料電池車)=17日、東京都港区(宮崎瑞穂撮影) ホンダが発表したFCV(燃料電池車)=17日、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)

ホンダが発表したFCV(燃料電池車)のインパネまわり=17日、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)
ホンダが発表したFCV(燃料電池車)のインパネまわり=17日、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)

 ホンダの伊東孝紳社長はこの日の発表会で、「(既に投入しているリースモデルと比べ)さらなる性能向上とコストダウンを目指し、大人5人が快適に座れる。移動する喜びや感動をいつまでも分かち合うため、夢の力で水素社会を切り開きたい」と述べた。
 FCVはタンクに入った水素と酸素を化学反応させ、モーターを回して走る仕組みで、走行中は水しか出さない。水素充填にかかる時間は約3分で、最大航続距離は約700キロ以上。
 価格は未公表だが、「競争力のあるものにしたい」(伊東社長)としており、トヨタ自動車が予定している700万円程度と同レベルになりそうだ。

ホンダが発表したFCV(燃料電池車)のインパネまわり=17日、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)ホンダが発表したFCV(燃料電池車)のインパネまわり=17日、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)
ホンダが発表したFCV(燃料電池車)=17日、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)ホンダが発表したFCV(燃料電池車)=17日、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)
ホンダが発表したFCV(燃料電池車)=17日、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)ホンダが発表したFCV(燃料電池車)=17日、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)
ホンダが発表したFCV(燃料電池車)の前でフォトセッションに応じた伊東孝紳社長=17日、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)ホンダが発表したFCV(燃料電池車)の前でフォトセッションに応じた伊東孝紳社長=17日
---産経新聞(26.11.18)





トヨタ燃料電池車、実質520万円 国が200万円補助(26.11.14)

トヨタ自動車が世界に先駆けて市販する燃料電池車(FCV)の実質的な購入負担額が520万円程度になることが13日、わかった。

写真・図版 トヨタ自動車が12月に発売する燃料電池車「MIRAI(ミライ)」

 12月に発売されるFCV「MIRAI(ミライ)」の価格は消費税込みで700万円を超えるが、国が202万円の補助金を出し、次世代エコカーの普及を後押しする。

 トヨタが今月18日に発表する。複数の関係者によると、ミライの価格は税抜き約670万円で、消費税込みでは720万円程度になるという。購入促進策を検討していた経済産業省は、1台あたりの補助金を202万円とする方針を固めた。この補助金を受けると購入者の実質的な負担額は520万円程度になる。
---朝日新聞(26.11.14)






新型ミライ、トヨタが普及型燃料電池車を2015年春に発売する計画

2014年12月に販売される見通しで、車両価格は700万円前後となることが発表されている。政府からの補助金として約300万円が計画されており、実質的なユーザー負担額は400万円程度になるだろう。販売を担当するのはトヨタ店とトヨペット店。納車開始時期は2015年春頃となるだろう。


新型ミライのエクステリアデザインは東京モーターショー2013のFCVコンセプトに基づき、空力特性で有利なワンモーションフォルムが採用された。

燃料電池のシステムは、水素が充填される大型タンクを装備し、これが燃料電池スタックに送られることで電気エネルギーが生成される。また、従来のハイブリッドシステム同様にエネルギー回生システムが装備されており、航続距離が延長されることになる。ニッケル水素バッテリー、モーター、パワーコントロールユニットといったコンポーネントは、ハイブリッドカーの普及でコストダウンの進んだものが流用され、車両の低価格化が実現される。
水素の充填時間は約3分としており、従来のガソリン給油と変わらないタイミングでのエネルギー補充が可能とする。このあたりが次世代車としてライバル関係にあるEV(電気自動車)に対してアドバンテージとなる。

また、FCVコンセプトでは約700kmとしていた航続可能距離は、ミライの米国発表では300マイル(482km)と少なくなっていた。例えばFCVコンセプトで2基あった水素タンクが1基に減らされトランク容量が拡大されたなどの仕様変更があった可能性があるだろう。
---カーリサーチ(26.10.4)



トヨタ ミライ 正面


トヨタ ミライ





ホンダFCEV Concept 展示(26.6.4)

Hondaウエルカムプラザ青山では、日本初お披露目となる新型燃料電池車のコンセプトモデル「FCEV CONCEPT」の特別展示を開催します。


「排出するのは水だけという究極のクリーンカー 燃料電池車」

そのデザインの方向性を示したコンセプトカー「FCEV CONCEPT」、ゆとりあるフルキャビンパッケージと先進の空力最適シルエットを両立するために小型化した、新開発の「Honda FC STACK」を展示します。

また、同時にFCX、FCXクラリティも展示しますので、Hondaの燃料電池車の歩みをご覧いただくことができます。

展示期間中は「水素小僧」が水素と酸素から電気を作る仕組みを分かりやすく解説します。


FCEV CONCEPT 前、横、後姿

Honda FCEV CONCEPTは70MPaの高圧水素貯蔵タンクを搭載し、300マイル以上の航続距離を実現。水素タンクの再充填は3分程度の短時間で完了し、現在のガソリン車と同等の使い勝手を可能にします。
また、FCXクラリティで実証試験を積み重ねた外部給電機能※を装備可能とし、災害時などに家庭へ電力供給を行うことができます。




トヨタ燃料電池車「ミライ」、走る姿お披露目(26.11.2)

トヨタ自動車は1日、12月に発売予定の燃料電池車「ミライ」を、愛知県新城市で開催中の全日本ラリー選手権でコースの安全性を確認する先行車として走らせた。


トヨタの燃料電池車「ミライ」(1日午後、愛知県新城市で)=稲垣政則撮影

 トヨタは18日に発表会を予定しているが、一足早く走る姿をお披露目した。

 ミライは4人乗りのセダンで、燃料の水素と空気中の酸素を反応させて電気を起こす「燃料電池」を搭載し、モーターで走行する。走行中は水しか出さないため、「究極のエコカー」と呼ばれる。

 1日にミライのハンドルを握った豊田章男社長は「エコだけでなく走って楽しい車ができた。水素社会の到来を楽しみにしている」と話した。
---読売新聞(26.11.2)






燃料電池車の普及後押し 水素ステーション建設が本格化(29.9.3)

 燃料電池車(FCV)に水素燃料を補給する水素ステーションの建設が、ようやく本格化してきた。トヨタ自動車が今年度中にFCVを発売すると発表したのがきっかけだ。ただ課題は山積みで、普及の基盤整備には時間がかかる。

 「水素社会実現の第一歩となる意義深い事業だ」。豊田通商の浅野幹雄副社長は1日、名古屋市で開いた、水素ステーションの起工式でこう強調した。トヨタグループの一員でもある同社は、年度内に愛知県と首都圏などに8カ所のステーションをつくる計画だ。

 「究極のエコカー」として注目されるFCV。トヨタに続き、ホンダも2015年中、日産自動車も17年までに売り出す予定だ。トヨタは当初、700万円程度で売り出す。補助金がつけば、国産高級車並みの価格になり、一気に普及が進むと期待する声がある。

 それを支える重要な社会基盤が、水素ステーションだ。産業ガス大手の岩谷産業は7月、いずれは一般の人も使える初めてのステーションを、兵庫県に開いた。8月28日には、東京タワー近くにもつくる計画を発表。東京都心部にも初めて本格的なステーションが出来ることになった。

 石油元売り最大手のJX日鉱日石エネルギーは15年度をめどに全国に40カ所つくる計画で、今年10月には運営会社を立ち上げる。

 政府は、車への補助だけでなく、ステーションへの補助も手厚くして、普及を後押しする。経済産業省は、8月末に出した15年度予算の概算要求で、建設への補助金を、14年度より5割増やすよう求めた。安全規制なども緩め、安く整備できるようにもする。(大内奏)
ーーー朝日新聞(26.9.3)








ホンダ、燃料電池車を国内先行発売 価格700万~800万円「採算より普及」(26.6.25)

ホンダが燃料電池車(FCV)を日本で先行販売する方針を固めたことが24日、わかった。価格は補助金を含まずに700万~800万円とする考え。ホンダはFCVを来年から国内外で発売する予定だったが、海外に先駆けてまず日本市場に投入する。また、1回の燃料補給での走行距離は800キロと、当初計画を約100キロ上回る水準を目指すもようだ。ホンダは昨年11月、FCVの試作車「FCEVコンセプト」をロサンゼルスモーターショーで初公開。当初は自動車市場の中心となる米国での先行発売を検討していたが、「日本発の最先端技術として売り出す」ことを狙い、日本国内で先行発売する方針を固めた。一般的に1千万円超となる価格についても「採算より普及を優先する方針」(ホンダ幹部)として、割安にする考え。 <ホンダの燃料電池試作車 =3月、ジュネーブモーターショー(飯田耕司撮影)>



ーーー産経新聞(626.6.25)






トヨタ、燃料電池車市販へ 700万円で14年度内 一般向け、世界初の公算(26.6.25)

 トヨタ自動車は25日、究極のエコカーとされる燃料電池車の販売を日本で2014年度内に始めると発表した。セダンタイプで価格は700万円程度とする。

 自動車各社の燃料電池車の販売はこれまで官公庁向けリースなどに限られていた。今回のトヨタの市場投入は一般向けで、世界の大手自動車メーカーで初めてとなる公算が大きい。


 トヨタ自動車が発売すると発表した、燃料電池車の試作車と加藤光久副社長 =25日午後、東京都江東区

 日米欧の自動車各社が燃料電池車の実用化を急ぐ中、トヨタが他社に先駆けて発売に乗り出すことで競争が激しくなりそうだ。 トヨタが市販する燃料電池車は、エネルギー源の水素を3分程度で補充でき、約700キロの走行を可能とした。15年夏をめどに米国や欧州でも売り出す方針だ。

 トヨタは日本では当面、燃料電池車に水素を補給する「水素ステーション」の整備が予定される東京、名古屋、大阪、福岡の大都市圏を中心に販売。経済産業省も水素ステーション100カ所程度を15年度中に確保する目標を掲げており、官民連携で燃料電池車の普及促進を目指す。 加藤光久副社長は東京都内で記者会見し「燃料電池車などエコカーは普及してこそ環境への貢献となる」と強調した。

トヨタ自動車が発売すると発表した、燃料電池車の試作車 =25日午後、東京都江東区

---産経新聞(26.6.25)





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