波力・潮流発電・最新ニュース


   
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海中フェンス式潮流発電(27.8.23)

開発をしているKepler Energyによると、この海中フェンス方式だと沖に風力発電のタービンを並べるよりもよりたくさんの電力をより安く作れるそうです。横断式水平軸ウォータータービンとよばれるこの装置は炭素複合材タービンが列になってつながっており、海面のすぐ下の潮の流れを利用するのに最適な位置に設置されます。

モジュール方式のデザインになっているため、設置されるとすぐにそれぞれのタービンが発電を開始することができます。発電の効率性はフェンスの長さと比例するということなので、フェンスが長ければ長いほど儲かるという仕組み。

© ギズモード・ジャパン 提供Keplerの潮エネルギーフェンスのモデル図。Kepler Energyより。

Keplerは、海面上に設置される風力発電タービンや他の海洋エネルギーを利用する装置よりも、このフェンス方式の方が海の生き物にやさしいことを証明できるはず、と意気込んでいるようです。動きの遅い、比較的浅いエリアに設置することで生き物への被害が少なくなるという考えみたいですね。

タービンをそのまま海に沈めたら魚やタコがあれよあれよと切り刻まれちゃうのが想像できますよね。ここはちゃんとテストしてほしいところです。まだ安全性を証明するような調査はしていないみたいです。

現在Keplerは、この海中発電フェンス1キロをブリストル海峡に設置するための2億2000万ドル(約270億円)の資金を調達する計画を発表しました。これが達成されると発電量はだいたい30メガワットになるそうですが、これはイギリスの家庭1,000軒分の電力に相当するとのこと。

こう聞くとものすごくコストパフォーマンスの悪い発電方式に思えますが、Keplerの会長であるPeter Dixonさんは長期的視点でプロジェクトを運営している、と次のようにロイターに説明しています。

もしも10キロの長さのフェンスを設置した場合、発電量は500から600メガワットが達します。これは実に小規模な原子力発電所一つ分の発電量がブリストル海峡の潮の流れから作れるということなんです。

とはいっても海洋エネルギーを使った発電方式って次から次に提案されては消えていく少年漫画の読み切り作品(連載狙い)みたいなところがあるので、まだまだ様子をうかがう必要があります。

成功することを祈りつつアップデートを待ちたいと思います。

ーーMNSニュース(27.8.23):source: The Guardian




世界初、波力発電の実験始まる「潮吹き穴」とは(26.10.3)

 東京大先端科学技術研究センター(東京)は2日、福井県越前町小樟ここのぎの海岸沿いで研究を進める「ブローホール」(潮吹き穴)を利用した波力発電システムの実験開始式を現地で行った。

タービンの始動ボタンを押す関係者ら(越前町小樟で)

 センターによると、岩盤掘削によるブローホールの波力発電システムは世界で初めての方式という。来年3月上旬まで発電量や発電コストを調べ、実用化に向けた課題などを検証する。

 ブローホールを使った波力発電は、岩盤に穴を掘り、穴に入る波の上下動によって発生する空気の流れを陸上のタービンが受けて、発電する仕組み。センターによると、穴の掘削工事以外に大規模な工事が不要なため、低コスト化につながるという。

 センターの実証研究は、環境省の地球温暖化対策技術開発・実証研究事業に採択され、2012年度から3年間の事業として進めている。波の圧力によって海水が地上に吹き出す現象がみられ、タービンが設置しやすく、開発の制約も少ないなどの面で、越前町のこの場所を適地と判断した。

 岩盤を斜めに海まで貫通するブローホールは、直径1・4メートル、長さ51~54メートルの3本。傾斜は18・6度。陸上部分に、3本を通る空気を集める「バッファタンク」や空気の流量を調整する「バイパス弁」、往復する空気の流れをとらえて同じ方向に回り続ける新型の「補助翼付きウェルズタービン」を設置した。発電機の出力は最大30キロ・ワットで蓄電する。総事業費は6億円。

 式には地元住民や、自治体関係者らが出席。センターの西村幸夫所長が「“世界初”の波力発電システムが、これまでの実績を超えることを期待している」とあいさつ。内藤俊三町長も「実験が成功し、海に囲まれた日本でますます広まるよう願っている」と述べ、関係者らがタービンの始動ボタンを押して実験開始を祝った。(渡辺彩香)
ーーー読売新聞(26.10.3)

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海流で翼を回し発電 20年実用化へ実験開始(26.3.22)



IHIなどが開発中の水中浮遊式海流発電システムのイメージ  

IHIや東大は、海中に設置し、プロペラ状の翼を海流で回転させて発電する「水中浮遊式海流発電システム」の技術開発を進めている。2020年の実用化に向け、実際に海でテスト機を使って性能を調べる試験を年内に実施する。システムが完成すれば、新たな再生可能エネルギーとして注目されそうだ。 ▽ 同システムは、ワイヤで海底から係留した発電装置を水深約50mの位置に浮遊させ、発電用タービン翼を回転させる仕組み。実用段階では、タービン翼の直径が約40m、1基当たりの出力2千キロワットを目指している。発電コストは陸上風力発電よりやや高水準とされる1キロワット時当たり20円が目標。
ーーー産経新聞(26.3.22)
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海洋温度差の試験発電   沖縄・久米島(25.6.17)



沖縄県は16日、海水の温度差を利用して電力を生み出す「海洋温度差発電」のプラント(最大出力50キロワット)の試験発電を同県久米島町で始めた。県は試験を積み重ね、実用化への課題を探る。 再生可能エネルギーの一つ。沸点の低い「代替フロン」を、海面表層の温かい海水の熱を使って蒸発させ、その蒸気でタービンを回して発電させる。その後、蒸発した気体を深層の冷たい海水で再び液体に戻す仕組み。表層海水と深層海水との温度差が年間平均で20度以上ある亜熱帯や熱帯地域で発電が可能という。
---産経新聞(25.6.17)

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九州・関門海峡潮流発電設置(24.3.19)

海の難所として知られる関門海峡で、潮の流れを利用した潮流発電の実証実験が平成24年3月17日にニッカウヰスキー門司工場桟橋にて、潮流発電実験として、開始。 この実証実験は、関門海峡の航路などの制約が少ない沿岸部で、潮の流れを利用した発電の可能性を探るため、北九州市などが行います。北九州市や九州工業大学などが共同で開発した発電機は、高さは約7メートル。海中の水車が潮流を受けて回転し、海上の発電機で発電する。1日平均で一般家庭が使う半分程度の電気を生み出すと見込む。

関門海峡潮流発電 実証試験開始

 今月中に稼働を始め、近くの赤れんが倉庫のライトアップにも使われる予定だ。自然エネルギーに注目が集まる中、先進的な実験が未来を照らすか。
ーー朝日新聞(24.3.19)


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波力・潮流発電:今までの動向

海外の動向

海から電気を作り出せ(NHKクローズアップ現代、平成24年5月10日放送)

原発事故を受けていま、「海洋発電」に注目が集まっている。波や潮流の力を利用する海洋発電は、同じ自然エネルギーである太陽光や風力よりも安定して発電できるとされている。このため欧米では数年前から実用化を目指した開発競争が始まっている。特にイギリスは数々の優遇政策をもうけ開発をリード。試験的に電力供給も始めている。EU全体では2020年までに海洋発電で原発およそ5基分の電気をまかなう計画だ。一方、日本は、まだ国の導入目標はなく、開発環境も整っていない。実用化を目指す日本企業は苦戦を強いられており、その1つ、川崎重工は、日本を離れイギリスで技術開発・実用化を進める決断をした。世界で開発が進む海洋発電の可能性と、日本での導入・実用化への課題を探る。

海に浮かぶ巨大な物体。長さは140メートル。
イギリスで開発が進む、波の力を電気に変える発電装置です。直径6メートルの大きなタービン。
こちらは、潮の流れで回転して発電します。
今、太陽光、風力に続く自然エネルギーとして海洋発電の実用化が近づいています。
イギリスでは、2020年までに原発2基分の電力を海洋発電で賄う計画です。

イギリス 海洋発電 原発2基分

イギリス政府、特別委員会会長は、「海洋発電は原子力や化石燃料と同じ安定した電源として使えます」とコメント。

イギリスと同様、海に囲まれた日本。海洋発電に適した場所が多いとされています。
しかし、開発を支援する環境が整っていないため、実用化に向けた研究開発は遅れています。

開発企業 社長
「4年か5年でできるかなと考えていましたがとんでもない話で、倍かかっても先が見えない」
新たなエネルギー戦略が求められている日本。
海洋発電は選択肢の一つになるのか。 開発現場の最前線を追います。
ーーNHK(24.5.10)



英国の波力・潮力発電

2010年3月、英国の海域を管理する政府系機関のクラウン・エステートが、英国スコットランド北東沖に位置するペントランド湾とオークニー諸島一帯に、波力発電所と潮力発電所を建設すると発表。
受注したのは、英スコティッシュ・パワーや独エーオン、英スコティッシュ・アンド・サザンエナジーなどのエネルギー関連企業。波力発電所 6ヶ所と潮力発電所 4ヶ所の計10カ所を建設。投資総額は7000億円以上になる見込みです。

これにより、2020年までに総発電容量1.2ギガワットの電力が供給され、75万世帯から100万世帯の電力を賄えるという。

100万円/kw程度となっており、風力発電の30万円/kwと比べると高いが、2015年には「風力発電と肩を並べる水準になるとの予測もある」といいます。
---NHK


英国、1.2ギガワット規模の波力・潮力発電所を建設

英国の海域を管理する政府系機関のクラウン・エステートが、英国スコットランド北東沖に位置するペントランド湾とオークニー諸島一帯に、海洋エネルギーを利用した再生可能エネルギー発電、波力発電所と潮力発電所を建設すると発表した。投資総額は7000億円以上になる見込みで、これにより、2020年までに総発電容量1.2ギガワットの電力が供給される。
イギリス 波力・潮流発電1.2ギガワット

受注したのは、英スコティッシュ・パワーや独エーオン、英スコティッシュ・アンド・サザンエナジーなどのエネルギー関連企業。波力発電所 6ヶ所と潮力発電所 4ヶ所の計10カ所を建設する。これら10ヶ所の発電所により、75万世帯から100万世帯の電力を賄えるという。
--ecool(23.3.21)




英国・スコットランド、注目の波力発電『PWP社・ペラミス


スコットランド、エジンバラに本社を置くペラミス・ウェーブ・パワー社(Pelamis Wave Power Ltd.)は、2004年に英北部で最初の試作機を稼働、2008年9月にポルトガル北部Agucadoura沿岸から約5km沖合で世界初の波力発電の商業化を実現


波力発電装置


波力発電の概要説明図

 同発電所では3 基のペラミス波力発電装置(容量750kW/基)を使用しており、総設備容量は2.25MW 。同装置の半分は水面下にあり、複数の円筒を滑節で接続した連接構造で構成されている。このプロジェクトは現在合弁事業となっており、77%をプロジェクトのプロモーター3 社(Babcock & Brown 社、ポルトガル電力公社のEDP: Energias de Portugal、及び電力会社のEfacec 社)が、残りの23%をPWP 社が所有している。


ペラミス波力発電装置

 波力発電は予測可能で安定した発電能力を有し、景観や海洋生物への影響が少なく、クリーンな再生可能エネルギーとして期待される。

 英国は新しい海洋技術の世界的なリーダーであり、35 以上の研究開発と実証システムがある。欧州の海洋エネルギー技術の開発を支えている大きな要因は、①再生可能エネルギーを支援することにより世界の気候変動の脅威に取り組もうとする政府の積極的な政策、②潮力・波力エネルギー資源の利用可能性の高さ、そして、③クリーン技術の主導的地位を得て経済成長の機会をもたらそうとする意欲である。

 研究開発の取組みの多くは、「欧州海洋エネルギーセンター」(EMEC、スコットランドのオークニー諸島にある試験センター)で行われている。その他には、ポルトガルの「潮力エネルギーセンター」(2003 年に設立。企業、研究開発機関、公共団体に技術的・戦略的な支援を提供)や、「欧州海洋エネルギー協会」(海流資源、コスト、技術についての情報を提供)がある。アイルランド(ゴールウェイ)の「海洋機関」(アイルランド持続可能エネルギー機関と連携)は、ゴールウェイ湾に波力エネルギー装置の試作機をスケーリングするための、海洋エネルギー試験場を保有している。また同機関は、アイルランドのベルムレット沖合にも、大型の試作機をテストするための試験場の建設を計画している。

 欧州の近年の技術的な進展は、潮力および波力発電技術が商業的レベルにまで成熟してきたことを示している。
--NEDO report(22.9.4)




スコットランド、アクアマリン・パワー社の潮流発電[オイスター

スコットランド・エディンバラに本社を置くアクアマリン・パワー社(Aquamarine Power Ltd.)の潮流発電「オイスター」は、昨年11月にスコットランド北部に位置するオークニー諸島にて操業を開始した。2003年より開発が進められてきた。また、同社は12月には国からエンジニア技術革新賞を受賞している。
 実用運用する中で、次の世代の商業規模の「オイスター」の開発に役立たされる。将来的には20基(1基2MW)の「オイスター」が設置されたファームより9,000戸の住居(3人所帯)に十分なエネルギーを供給する。
 仕組みはいたってシンプル。海底10~16メートルに固定されたオイスターは、波の動きを捉えるフラップによって水圧ピストンを作動させ、陸上に設置された発電プラントに高圧水を送りタービンを回転させることによって発電するというもの。
 波の動きに耐えられない荒波時には、貝のふたを閉じてしのぐこともできる。
ーー

スコットランド、アクアマリン・パワー社の潮流発電『オイスター』

設置イメージ


設置されたオイスター


オイスター:スコットランド、アクアマリン・パワー社の潮流発電『オイスター』
--ヨーロッパ旅行情報


ポルトガルの波力発電、完成後運転停止

ポルトガルが、世界に先駆けて商業波力発電所「ウェーブ・パーク」をポルトガルの北部ポヴァアデヴァルジン沖合いに2008年完成。



完成予想図


ポルトガル波力発電、スネーク

使う発電機は、スコットランドのPelamis波力発電器。1基で750kWを発電し3基で可動。
この波力発電装置の発電量はささやかなものですが、それでも、風力発電用タービン1基と同等の2.25メガワットの発電能力があるといい、かつ大型風力の4分の1から5分の1の広さで済みます。
しかし、技術的な問題などからわずか数週間で運転停止に追い込まれました。運転停止の背景として、技術的な問題により波力発電装置の稼働停止と分解の必要が生じたこと。

さらに、このプロジェクトの主要出資企業のうちの1社が破産してしまったことが挙げられます。プロジェクトには、総額900万ユーロ(約12億円)の立ち上げ費用がかかっていました。
--AFP






カンタブリア海に浮かぶ波力発電所、世界初の成功

バスク地方ギプスコア県のムトリク(モトリコ)という小さな町が、今世界の注目を集めている。人口5000人あまりのこの小さな港町の名前が世界のメディアに現れ始めたのは昨年7月。この町の防波堤に建設された「波力発電所」が商用発電をスタートした頃にさかのぼる。


ムトリクの波力発電所


波の上下振動を利用した振動水柱型発電法

波のエネルギーを利用した「波力発電」はまだ世界的になじみのない発電方法だが、ここ数年、太陽熱、風力発電と並ぶクリーンな代替エネルギーとして欧州を中心に各国で開発が進められてきた。世界初の商用波力発電所としては、2008年、ポルトガル北部にスコットランドの企業Pelamis Wave Powerが設置したウェーブ・パーク発電所がひと足先に稼働していたが、技術的、経済的な問題で翌年には運転を停止してしまった。運転開始から8カ月が経過し順調に稼働を続けるムトリクの波力発電所は、まさに世界初の成功例と言える。
プロジェクトはバスク州政府エネルギー局Ente Vasco de la Energia(EVE)が欧州委員会の補助のもと予算670万ユーロを投じてスタートし、昨年7月8日に運転が開始された。発電装置はスコットランドの企業Wavegen製で、波の上下振動を利用した振動水柱型発電法が用いられている。大まかな仕組みは、「波の運動による圧力から空気振動を発生させタービンを回転させる」というもの。風力発電に比べて4~5分の1の面積しか要しない(1平方kmあたり3万kW)ことが大きなメリットだが、大きな波が来るとかなりの騒音が生じるというデメリットもあり、近隣住民の要請により防音設備が整えられている。ムトリク波力発電所に設置された計16のタービンの発電量は年間60万kWhで、これは600人分の消費電力に相当する。
ーーelperiodico.com2012/03/27





イギリス、オークニー沖にノルウエイーのハマーフェストストーム 潮流発電機が試験稼働<2010/8/31>


ノルウェーのハマーフェストストーム Hammerfest StromのHS1000潮流発電機が、ついに英EMECのテストサイトで据付開始されました。昨年の夏にイギリスのScottishPowerの潮流発電開発プロジェクトへの採用決定を経て、ようやくイギリスの海洋エネルギー開発拠点である、European Marine Energy Centre (EMEC)があるオークニーの沖に姿を現しました。


 このHammerfest Strom HS1000 モデルは、直径30mの1MW機で、ノルウェー沖での6年にわたる300kWの実証機HS300の運転試験を経て建設されるものです。


今後、2012年の春には実際の発電を開始し、さらにさまざまなテストを経て、2013年から2015年までの間にIslay projectとして実施される予定の1MW基10基による10MWの潮流発電所建設計画の実現に向けて、世界初の本格的な海流発電機としての実証データーを提供することになります。

ーー Hammerfest Strom,26.12.11



スコットランド政府ー世界最大 10メガワットの潮力発電所の開発計画を承認-


スコットランド政府は、イベルドローラ・レノバブレス傘下のスコティッシュパワー・リニューアブルズ(ScottishPower Renewables)に対し、スコットランド西岸のアイラ海峡における出力10メガワットの潮力発電プロジェクトの開発計画を承認した。


ノルウェーの潮力発電デベロッパー、ハマーフェストストームが設計した1MW級の潮力タービン
「HS1000」10基が設置される。

同プロジェクトは世界最大規模の潮力発電プロジェクトで、発電量はアイラ島の全世帯の約2倍、5000世帯の電力需要を十分賄える量に相当すると想定されている。出力1メガワットの潮力タービン 計10基が設置させる予定で、早ければ2013年に稼動を開始する。
ーー2011.3.19



カナダで200MWの潮流発電計画が開始。Blue Energy Canadaの垂直軸型使用

海洋エネルギーの利用における潮流発電の分野では、①振動を利用するタイプや ②容器内で空気が圧縮される力を利用して発電するものがあるが、今回開発計画が発表されたカナダのBlue Energy Canada社のものは、垂直軸型の回転翼をもつタイプだ。



ーーRenewable Energy World,2009/07/07

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日本の動向



北九州市・関門海峡潮流発電設置推進事業


平成24年3月17日(土曜日)ニッカウヰスキー門司工場桟橋にて、潮流発電実験装置の設置工事を行いました

     
潮流発電実験機全景        工事の様子1
 
工事の様子2           設置された実験装置


関門海峡のポテンシャル
潮流発電は、潮流のスピードと流れる水量(海峡の断面積)によって、どれくらい発電が可能なのか等がわかる。関門海峡は、潮流のスピードが最大で毎秒4.8メートル程あり、国内でも有数の潮流が速い海峡である。

エネルギーふ存量調査
文献調査、ヒアリング等により、理論上のエネルギーふ存量(※)等を推計した。
※ある資源について、理論的に導き出された総量。資源を利用するにあたっての制約などは
考慮に入れないため、一般にその資源の利用可能量を上回ることになる。
《結果》
・航路等の制約を考慮しない理想的な状態を想定したときに、直径5mの水車を設置した場合、関門海峡の調査区域全域で理論上得ることのできる年間ふ存量は、
およそ22億5,000万kWh(一般家庭約66万世帯相当)である。
・上記調査区域のうち、航路及び漁業権漁場除外区域(港湾活動等のため漁業ができない
区域)を除いた北九州市側の海域に1㎡の断面積のダリウス型水車を設置した場合に、
理論上得られる年間のエネルギー量を年間利用可能量とすると、年間利用可能量は、
およそ5,500万kWh(一般家庭約1万6,000世帯相当)である。
・実際には、航路以外の海域でも小型船の航行、港湾活動、漁業、レジャーなど様々な 利用がなされており、設置については詳細な検討が必要となる。


関門海峡


あわじ環境未来島構想・潮流、太陽、バイオのベストミックスのエネルギー

エネルギーと食料の自給率向上、少子・高齢化への対応、豊かさの実現など、日本が抱える課題解決の先導モデルとなることを目指して「エネルギーの持続」「農と食の持続」「暮らしの持続」の総合的な取組を進める「あわじ環境未来島構想」を推進する地域活性化総合特区の指定申請を行い、平成23年12月22日に国の指定を受けました。
 エネルギーの持続
・身近な地域資源を活用した多様な再生可能エネルギーのベストミックス
 複合的なバイオマス利用、太陽熱発電とその排熱利用型バイナリー発電の高効率ハイブリッド実証、日本有数の潮流を活用した潮流発電の検討、良好な風況を生かした洋上・陸上風力発電の検討、大 規模な土取り跡地等の未利用地を活用した太陽光発電所の整備、事業所・家庭での太陽光発電の導 入促進
特徴:再生可能エネルギーのベストミックスによるエネルギー創出拡大と、エネルギー消費最適化の  両面の取組によりエネルギー自給率の高い、外的な環境変化や災害・事故等のリスクに強い島に  なっている。
・ 地域資源を生かしてエネルギーを創出する地域・・・至るところで地域資源を生かした発電事業  を実施
  ・エネルギー消費の少ないライフスタイルが定着した地域・・・省エネ・節電が満足度の高いラ  イフスタイルとして定着

潮流発電の設置の様子
  
潮流発電機 (22.6.20)          潮流発電機組み立て
               
 
潮流発電機を海に下ろす (22.6.23)           発電のイメージ


波力発電実験・和歌山県南部、すさみ町


和歌山県南部、すさみ町の波力発電実験

波の力を使った発電装置、ジャイロ式波力発電機で、大学発のベンチャー企業が10年前から開発を続けている。2年前の実験では、45キロワットの発電に成功。ジャイロ式は、うねりをジャイロでエネルギーに変換し2倍の効率で電気エネルギーを得ることが可能だ。






今、発電量を倍増させようと新しい装置の開発を進めているが、課題がある。
設置する場所によって、波の強さや向きが違い、発電量が大きく変わってしまうのだ。
多くの場所で実験を重ねて、どんな波でも効率よく発電できないと実用化は見込めまない。


波力発電の実験は、神戸大学や兵庫県の企業などが和歌山県すさみ町の沖合に試作機を
浮かべて、今月から行っています。試作機は10メートル四方の浮きの上に発電機が載せられ、
波で揺れると発電するもので、これまでの実験で、目標としていた40キロワット、一般の家庭
30世帯から40世帯分の電力の発電に成功しました。波力発電は、発電量のわりに費用が
かかることが課題ですが、今回の試作機は波の上下の揺れを回転運動に変える新しい装置を
導入し、構造を簡単にできたことから、電力量1キロワットアワーあたりのコストを30円台と、
波で圧縮空気をつくって発電する従来のタイプの7分の1以下に抑えることができたということです。

    
波力発電装置を海に下ろす       下ろされた発電総理

波力の利用は太陽光などとともに注目されていて、海外では波力発電の実用化にむけた
開発競争が進み、コストが20円台の発電機も開発されているということです。


ジャイロ式波力発電機の原理図



潮流発電―風力より発電量アップ [川崎重工業]


風車に似た構造物が並んだ光景はウインドファーム(大規模風力発電所)に見えるが、場所は海底だ。川崎重工業が作ったイメージ図にある構造物は、潮流で羽根を回して発電する潮流発電設備。風力発電の構造と似ており、羽根の後方に回転数を上げる増速機と発電機がある。発電した電気は海底ケーブルで陸上に送る。同社は2011年度、潮流発電の開発に着手した。

潮流発電イメージ図(川崎重工業)

潮流発電イメージ図(川崎重工業)

「風と違い、潮流は安定して予想どおりの発電ができる」。新事業推進部の有山房徳部長はこう期待する。風は吹かない日があれば強さも変わる。潮流は6時間おきに向きが変わる以外、ほぼ一定の強さで流れている。風力発電の20%に対し、同社では潮流発電の稼働率を40%と想定する。風力発電と同じ出力の設備でも発電量は倍となる計算だ。技術開発本部の柳本俊之機械システム研究部長は「水の密度は空気の1000倍。その分、羽根が受ける力も強く羽根の直径を小さくできる」と付け加える。

同社は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の事業に採択され、沖縄海域での実証研究を計画している。沖縄電力の協力を得て12年度まで事業化調査を実施し、設置場所を選定。15年度に直径18メートルの羽根を備えた出力1メガワットの設備を海底に設置する。

離島の電源に

風力発電に比べ稼働率が高く、設備も小さくて済む半面、課題もある。それは海特有のものだ。まず船舶の航行の支障にならない深さの海底に設置するため施工費が高くなる。沖縄では海面から50メートル付近に海底に設備を固定する予定で、海底の地形を確認してから施工法を詰める。増速機や発電機の腐食や浸水対策も求められる。柳本部長は「当社は造船や潜水艦を製造しており、水の扱いには慣れている」と自信を示す。メンテナンス方法も検討材料。海底から設備を引き下げてメンテナンスする方法が有力だ。

事業化調査で課題を検討し、キロワット時当たり40円の発電コストを目指す。風力発電より高いが、太陽光発電よりも低コストだ。実用化できればディーゼル発電に頼るため電力コストが高い離島の電源として期待できる。ただし、日本で潮流発電に適している場所は船舶の航行が多い海峡や漁場で、普及は難しいと見られる。

すでに川崎重工業は海外市場にも目を向けている。1ギガワットの大規模潮流発電所の建設計画が動きだした英スコットランドがターゲットだ。同国は秒速2-3メートルの潮流がある同国は潮流発電の最適地。現在、1メガワット規模で実証が始まっている段階だが「設備を作ったのはベンチャー企業ばかり」(飯塚昌弘技術研究推進部長)。風力発電のように大手重工メーカーの参入はまだで、川崎重工業は世界市場で先行できるチャンスがある。韓国やインドなどでも潮流発電の計画があり「世界中でポテンシャルは高い」(柳本部長)という。風力発電では海外勢が大きなシェアを持つが、海洋国の地の利を生かせば潮流発電での巻き返しは可能だ。


スコットランド、潮流発電機:オイスター


スコットランド、潮流発電機:AK1000


ジャイロを使った波力発電・和歌山県

神戸大学神吉博教授研究グループは、2010年1月、コストを実用化に近いレベルまで抑えた新しいタイプの波力発電の試作機をつくり、和歌山県沖で発電の実験に成功しました。



従来の波力発電は、波の運動を空気の移動に変換し、タービンを回して発電する方式が主流でしたが、効率の悪さにつながっていました。
ジャイロを使った宇宙ステーションの制御などの研究が専門の神吉さんは波力をジャイロで回転運動に換え、発電機を回す方式を発案。

鳥取大と共同研究を進め、2004年には鳥取市の港湾に最大出力5・5キロワットの試験機を設置。発電効率はタービン方式の2倍以上になることが確認されました。

現在は電力量1kwhあたりのコストを30円台です。海外では波力発電の実用化にむけた開発競争が進み、コストが20円台の発電機も開発されているといいます。
ーー産経ニュース(平成22年112))

国内初の波力発電計画

2009年9月、国内初となる波力発電所の建設を、三井造船、出光興産、日本風力開発の3社が進めています。



現在日本では、海洋エネルギーが新エネルギーに位置づけられていないため国の支援が得られず、諸外国に比べ実用化に向けた取組が進んでいない状況です。

 太平洋沿岸に建設する波力発電所の出力は2万kW程度を予定。2012年をめどに稼働させる計画です。
事業化に先立って、2011年に出力1000~2000kW程度の実証実験を始める予定。海岸から約10km沖で水深50~200m程度の地点の洋上に建設する予定で、すでに複数の候補地で調査を進めています。
--日経新聞(22.913)



水槽実験


波力発電イメージ図


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