福島第一原発の現状・最新情報


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水の逃げ道、事故直後に把握…配管の弁閉じず(25.12.13)

 福島第一原発事故の発生当初に消防車で行った注水の大半が1~3号機の原子炉へ入らず、別の機器に通じる配管に流れていたとの調査結果について、東京電力は13日、記者会見を開き、消防車による注水手順が定められていなかったことを明らかにした。

 水の逃げ道があったことを、事故直後の一昨年3月末に把握していたことも明らかにした。

 姉川尚史常務執行役は「(事前に)水の逃げ道を入念に調べ、(配管の弁を閉じるなどの)対策を講じておくべきだった」と陳謝。これまで公表していなかったことについては「安全性の向上に役立つ(情報)という意識がなかった」と釈明した。

 東電は、3号機の原子炉では冷却水の注入が、これまで考えられていたよりも数時間早く途絶え、従来の推定より多くの燃料が、圧力容器から外側の格納容器へ漏れているとの見方も示した。

ーーー 読売新聞(2013年12月13日 )



原発事故当初の消防車による注水、原子炉届かず(25.12.13)

2011年3月の福島第一原子力発電所事故の発生当初に、消防車を使って1~3号機の原子炉に注水した際、注水経路となった配管の分岐点の弁を閉めなかったために、冷却水の大半が原子炉に入らなかったことが、東京電力の調査で分かった。

 このうち、2号機は、炉心の核燃料が溶融し始めた直後に注水が始まっており、東電は「原子炉に水が十分入れば、溶融の進行を抑えられた可能性がある」と推定している。

 政府の事故調査・検証委員会は昨年7月、東電の調査が不十分だと指摘。新潟県の泉田裕彦知事も、柏崎刈羽原発の再稼働問題に関連し、事故の再検証を求めてきた。東電はこうした経緯を踏まえ、未解明の問題点を調べ直している。

--- 読売新聞(2013年12月13日 )



原子炉注水 十分届かず 福島1~3号機 別配管へ流出か(25.12.13)

東京電力は十三日、福島第一原発の事故発生直後に、消防車から1~3号機に注いだ冷却水が途中で別の配管へ流れ込み、炉内に十分届かなかった可能性があるとの調査結果を発表した。1~3号機では当時、非常用冷却装置が止まり、原子炉を冷やすために消防車のポンプを使って冷却水を注いでいた。

 東電の解析では、2号機の核燃料の冷却に必要な水量は毎時十トン余りだが、同約七十五トンを注水した。水が炉内に届いていれば、核燃料を十分に冷やすことができたはずで、1、3号機も同様の状態だった。

 ところが、実際には炉内の水位は下がり続け、炉心溶融(メルトダウン)に至った。一方、事故直後の二〇一一年三月下旬には、2号機のタンクに本来ならないはずのたまり水が確認されていた。

 このため、東電は消防車の冷却水が炉へ届かず、何らかの配管を通じてタンクに流れ込んだと想定。配管図面を詳しく調べた結果、冷却水を注ぐのに使った配管から別の配管への分岐が、1号機で十カ所、2、3号機で各四カ所あると確認された。配管の一部の弁は開いており、水が流れ込む可能性があった。

 東電は「注水が十分できても、メルトダウンが防げたかどうかははっきりしない。しかし、メルトダウンの進行は緩和できただろう」と説明。実際にどの程度の冷却水が炉に届き、どの配管に水が流れたかは不明で、今後調べる。
---東京新聞(25.12.13)





消防注水、弁閉めず減少=炉心冷却遅れた可能性-1~3号機(25.12.13)

東京電力は13日、2011年3月の福島第1原発事故直後、消防車を使って1~3号機原子炉に外部から注水した際に、原子炉建屋内の配管の弁を閉めなかったため注ぎ込んだ水が他の機器に流れ、炉心に十分注水できなかった可能性があると発表した。
 原子炉の冷却が遅れ、事故の進展を早めた可能性もあるが、東電は当時既に現場周辺の放射線量が高く、弁を閉めるのは困難だったと説明している。
 東電によると、外部から原子炉に注水する配管は途中で、蒸気を冷やす復水器や貯蔵タンクなどに枝分かれしている。復水器などに流れるのを防ぐ弁は閉められておらず、消防車からの水が原子炉に十分届かなかったと推定されるという。
 ただ、どれくらいの水が他に流れたかは分からず、東電は分析を進める。
ーーー時事ドットコム(2013/12/13)







井戸地下水の放射性物質、180万ベクレルに

福島第一原子力発電所の護岸にある観測用井戸の水から高濃度の放射性物質が検出されている問題で、東京電力は13日、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質の濃度がさらに高まり、地下水の濃度としては最高の1リットル当たり180万ベクレルが検出されたと発表した。

 観測は12日。この井戸の観測値は2日に130万ベクレル、9日に150万ベクレルと上昇傾向を示している。

 東電は「付近の護岸改良工事や地下水のくみ上げが、影響しているのではないか」と見ている。周辺の別の井戸の観測値は上昇していない。

---読売新聞(2013年12月13日)







福島第一敷地の半分を除染後、舗装…汚染水対策(25.12.12)


 東京電力は11日、福島第一原子力発電所の敷地の約半分を、除染を終えた後にアスファルトなどで舗装すると発表した。

 作業員の被曝(ひばく)線量を抑えるとともに、雨が地中に染み込まないようにするのが目的。同原発では地中の水が建屋に流れ込み、壊れた原子炉から漏れる冷却水と混ざって、放射性物質を含む汚染水が増えている。

 東電の計画では、7区画に分けた敷地のうち5区画で舗装を実施する。建屋に地下水が流れ込む前にくみ上げる井戸がある区画から除染し、舗装工事を行う。除染や舗装を行えば、作業員の被曝線量を3分の1程度に抑えられるという。東電は年内にも作業に着手する予定。

 政府の汚染水処理対策委員会も10日の提言で、舗装が汚染水抑制に有効だと指摘している。

ーーー  読売新聞(2013年12月12日






4号機プールで被ばく対策=福島第1、燃料取り出し-東電(25.12.11)

東京電力は11日、福島第1原発4号機使用済み燃料プールの核燃料取り出しで、作業員の被ばく量を減らすため鉛などの壁を設置すると発表した。1時間当たりの被ばく量を2分の1から3分の1程度にできるという。年度内に実施する方針。
 東電によると、4号機は炉心溶融(メルトダウン)を起こした3号機に隣接しているため、3号機寄りの場所の放射線量が高い。壁は、プールをまたぐ形で設置された取り出し機の上で、作業員が働く操作盤の3号機側に設置する。
 第1原発の小野明所長は記者会見で、「現場の放射線量は高くないが、取り出しは1年間続く作業なので、できる限り減らしたい」と話した。
---時事ドットコム(2013/12/11)




18平方キロを国有化=中間貯蔵、1000億円計上へ-政府(25.12.11)

政府は11日、東京電力福島第1原発事故に伴う汚染土を保管する中間貯蔵施設を建設するため、福島県双葉、大熊、楢葉3町の計約18平方キロメートルの土地を国有化する方針を固めた。2014年度予算案に関連経費約1000億円を計上する方向で最終調整している。14日に石原伸晃環境相と根本匠復興相が福島県に赴き、地元に建設の受け入れを要請する。
 中間貯蔵施設には、福島県内の除染作業で出た汚染土や焼却灰を保管する計画で、政府は15年1月の搬入開始を目指している。施設の総事業費は1兆円程度で、搬入する汚染土は最大で2800万立方メートル(東京ドーム23個分)を見込んでいる。
 国有化する範囲は、3町を南北につなぐ国道6号より太平洋側の地域。双葉町の南部から大熊町を流れる熊川より北部にかけての地区と、楢葉町の北部にある波倉地区で調整を進めている。
ーーー時事ドットコム(2013/12/11)






1号機原子炉建屋機器ハッチ周りの建屋躯体調査結果について(25.12.6)

1.調査概要
福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋内部における建屋躯体の損傷状況の把握を目的とする。
◆実施内容
原子炉建屋内は高線量のため,被ばく線量低減に配慮した調査方法として,カメラ・照明を取り付けた昇降装置を機器ハッチ開口下の1階床に設置し,遠隔操作で周囲の建屋躯体を撮影した。
◆実施日12月4日(水),5日(木)
◆調査対象1号機原子炉建屋機器ハッチ周りの建屋躯体(2階~4階)

まとめ
各階の壁面を撮影したところ、大きな損傷は見られなかった。
・今後は、今回の調査結果を耐震安全性評価に反映する予定。



1号機機器ハッチ4階西側(A1)


1号機機器ハッチ2階西側(A3)


1号機機器ハッチ2階西側(C3)


使用済燃料プールからの燃料取り出し・燃料デブリ取り出しの計画(1号機)


ーーー東電提供(25.12.6)





5、6号機も廃炉、地元に説明へ 東電、福島第1原発で(25.12.11)

東京電力が福島第1原発5、6号機を廃炉にすることを来週の取締役会で決議し、国に届け出る方向で最終調整していることが10日、分かった。今週中にも地元の福島県双葉町と大熊町に説明し、了解を得たい考え。その後、福島県にも説明した上で手続きに入る。

 炉心溶融(メルトダウン)や原子炉建屋の水素爆発が起きた1~4号機は昨年4月に廃炉が決まった。5、6号機の廃炉により福島第1は発電施設でなくなり、国内の原発は48基となる。
---共同通信(25.12.11)







海側井戸、150万ベクレル=福島第1、濃度さらに上昇-東電(25.12.10)

東京電力は10日、福島第1原発1、2号機の海側にある観測用井戸の水からストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり150万ベクレル検出されたと発表した。採取日は9日。この井戸では、放射性物質の濃度が上昇傾向にあり、11月4日に採取した水(同54万ベクレル)の約3倍、1~4号機海側井戸では過去最高値となった。
 1、2号機間の護岸では、放射性物質の海への流出を防ぐため、薬剤で土壌を固める工事が行われており、東電は「工事が地下水の流れに影響を与えた可能性がある」と説明、新たな汚染水漏えいはないとみている。
---時事ドットコム(2013/12/10)





またネズミ侵入で警報誤作動…福島第一原発建屋(25.12.10)

東京電力は10日、福島第一原子力発電所の外部電源を制御する装置などが設置された「開閉所補助建屋」で、ネズミが電気回路に接触したことが原因とみられる誤警報が発生したと発表した。

 同建屋では、先月26日にもネズミが侵入して警報が誤作動し、東電は装置の隙間を樹脂で埋めるなどの対策を終えていた。樹脂には食いちぎられた跡があったという。原子炉を冷却する機器への電気の供給に問題はなかった。

---読売新聞(2013年12月10日 )







別の排水路でも放射性物質、汚染水が海に流出か(25.12.10)

東京電力福島第一原子力発電所で、これまで汚染水漏れが問題になったタンクからは離れている排水路でも、ベータ線を出す放射性物質が最大で水1リットル当たり140ベクレル検出されたことが9日、分かった。

 このうち約半分が放射性ストロンチウム(国の放出基準は水1リットル当たり30ベクレル)とみられる。排水路は港湾外へつながっており、基準を超える汚染水が海へ流出した可能性がある。原子力規制庁は、東電に対策を急ぐよう求めている。

 検出されたのは、5、6号機の付近を通る「A排水路」。海への放水口から約700メートル上流で11月上旬に水を採取し、分析したところ、ベータ線を出す物質が3日続けて水1リットル当たり100ベクレルを超えていた。

---  読売新聞(2013年12月10日






海水中の放射性物質、1時間おきに濃度測定へ(25.12.9)

東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題で、東電は9日、海水への影響の監視を強化するため、来春から1時間おきに海水中の放射性物質濃度を測定することを明らかにした。同日の原子力規制委員会の会合で明らかにした。

 測定は同原発の周辺3か所で海水中の放射性物質濃度を1時間おきに1回記録する。測定機器の具体的な設置場所は、規制委と今後協議して決める。

 東電は現在、同原発港湾の周辺3か所で1日に1回測定している。しかし、規制委が「細かい濃度変化が把握できていない」と指摘したため、東電は測定頻度を高めることにした。

ーーー読売新聞(2013年12月9日  )






中間貯蔵施設「建設可能」=近く3町に受け入れ要請へ-環境省(25.12.7)

環境省は7日、東京電力福島第1原発事故で生じた汚染土を保管する中間貯蔵施設に関する有識者検討会を開き、福島県双葉町で実施した現地調査の結果を報告した。同町には安定した地盤があり、先に調査が終了した同県大熊、楢葉両町と同じく、施設の建設が可能だと結論付けた。環境省は近く、3町に施設の受け入れを要請する方針。
---時事ドットコム(2013/12/07)






除染、東電負担1・8兆円に…政府上積み方針(25.12.7)

 政府は、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う放射性物質の除染で、東電が払う費用を約1・8兆円とする方針を固めた。

 1・8兆円を超える分と、除染で出る汚染土などを保管する中間貯蔵施設の建設費1兆円超は、国が負担する。

 この方針は、東電が12月にまとめる予定の新たな経営再建計画「総合特別事業計画」に盛り込まれる。国と東電との費用分担が明確となることで、復興の前提となる除染作業が加速し、避難住民の早期帰還につながることが期待される。

 除染費用は、年間被曝(ひばく)線量を1ミリ・シーベルト以下にするという政府の長期目標を前提とすると、東電が負担する計画済みの1・5兆円だけではまかないきれず、5兆円を超えるとみられていた。しかし、原子力規制委員会が11月、被災地の住民が帰還する際の基準を「20ミリ・シーベルト以下」とする指針を出したことで、費用が大幅に圧縮される公算が大きくなった。

 このため、政府は、東電の負担を計画より約0・3兆円上積みするだけでも、国費投入はある程度抑えることができると判断した。

ーーー読売新聞(2013年12月7日 )





20分未満で死亡…過去最高、屋外設備で放射線(25.12.7)

 東京電力は6日、福島第一原子力発電所の屋外にある設備「主排気筒」の下部で、配管表面の放射線量が毎時約25シーベルトに上ると発表した。


福島第一原発で、放射線量が毎時25シーベルトに上ると推計された配管(写真中央の少し右下で、上から下りてきた細い配管が右へ曲がる部分)=東京電力提供

 周辺の計測値から推計したもので、屋外の放射線量としては過去最高値。人が浴びると20分足らずで死に至る強さだ。事故時に1号機の格納容器から強制排気(ベント)を行った際、排気中の放射性物質が配管内に残った可能性があるという。東電は今後、主排気筒や配管の撤去などを検討するが、「非常に高い線量で、新しい工法が必要になるかもしれない」という。

ーーー 読売新聞(2013年12月7日01時56分 )





1/2号機排気筒の下部線量測定について(25.12.6)

■目的
1/2号機排気筒は、望遠カメラで撮影した写真の点検結果から、排気筒の斜材の一部に損傷が確認された。
今後、排気筒の解体・補強等の計画にあたり、排気筒底部の非常用ガス処理系(以下、SGTS)配管接合部付近で高い線量が確認されていること、排気筒上部の線量分布が未確認であることから、SGTS配管付近の線量および排気筒の高さ方向の線量分布を調査する。
■測定箇所
・排気筒下部:SGTS配管付近の5ポイントを測定(11/21・22実施)
・排気筒上部:地上から約50mの間の約10m毎に測定

線源位置における線量率の推定 4
⑤ 8.2 2.9
④ 6.9 1.2
③ 6.2 2.1
② 3.6 3.9
①-4 3.9 7.6
①-3 2.9 7.1
①-2 2.8 7.1
①-1 1.5 6.7
線源①からの距離(m) 線源②からの距離(m)
□平成23年8月に公表したSGTS配管付近の当時の測定結果およびγカメラの画像から、SGTS配管接続部と水平部、排気筒ドレン配管が高線量箇所であることが示唆されている。
□このうち、今回測定した雰囲気線量率の線源はSGTS配管接続部(線源①)と水平部(線源②)のものと仮定して、表面付近における線量率の評価をこれらの2カ所を点線源と仮定して評価した。
□その結果、線源①の表面付近では約25Sv/h、線源②の表面付近は約15Sv/hの線量率が存在する可能性があると推定した


測定した排気管、測定ポイント図(ポイントなし)


測定ポイント①で高濃度約25Sv/hを測定、②で約15Sv/hの線量率を推定(測定)した。




測定実施状況写真

---東電提供(25.12.6)





福島第一の配管、屋外最高25シーベルト 再計測で判明(25.12.7)

東京電力福島第一原発1、2号機の排気筒そばの配管で、毎時10シーベルト以上という極めて高い放射線量が測定されていた問題で、東電は6日、再計測の結果、最も高い場所で約25シーベルトと推定されると発表した。第一原発の屋外での最高値という。

 これまでの計測で、鉄製の配管の2カ所で高い線量を出す場所があった。東電は配管の周囲8カ所の空間線量を計測し、線量計の値と距離から表面線量を推計。それぞれ、毎時約25シーベルトと同15シーベルトだった。

 東電は「事故直後のベントで、溶け落ちた核燃料由来の物質が配管内に入り、残っている可能性が高い」と説明している。

 この排気筒は高さ約120メートルある。9月には地上から約66メートルにある鉄骨が一部破断していることが判明した。東電は排気筒の補強や解体を検討するために、地上近くの高線量域の再計測を進めていた。
ーーー朝日新聞(25.12.7)




海側井戸で140万ベクレル 福島第1原発、上昇傾向続く(25.12.6)

東京電力は6日、福島第1原発の海側敷地にある観測用井戸の水から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が、過去最高値となる1リットル当たり140万ベクレル検出されたと発表した。5日に採取した水で、2日採取の130万ベクレルを上回った。

 井戸は2号機の東側にあり、海まで約40メートル。11月28日に採取した水からは110万ベクレル検出されており、上昇傾向が続いている。護岸付近では、地下の汚染水が海に流れ出ないように地盤を固める工事が進んでいる。

(共同)ーーー東京新聞(25.12.6)



海洋放出の検討を提言 基準値以下の水 汚染水でIAEA調査団(25.12.5) 

東京電力福島第1原発の廃炉作業を視察した国際原子力機関(IAEA)の調査団は4日、増え続ける汚染水について、東電は基準値以下の水の海洋放出も含めた管理方法を検討するべきだとの報告書案をまとめ、茂木敏充経済産業相に提出した。来月末までに最終報告書をまとめる。 廃炉作業に関する 視察は今年4月に続き2度目。

 原子力規制委員会の 田中俊一委員長も4日の記者会見で、汚染水処理設備で処理した後「基準以下になった水は排出せざるを得ない」との考えをあらためて示した。

 東電は汚染水から62種類の放射性物質を取り除く「多核種除去設備(ALPS)」の運用を本格的に始める方針だが、水に近い性質を持つトリチウムは除去できない。汚染水の保管場所は限られており、東電もトリチウムが基準値以下の水の海洋放出を検討している。

 報告書案は海洋放出に関し、東電が環境への影響を調べ、規制委の審査を受けるべきだとした。

 調査団のフアン・カルロス・レンティッホ団長は会見で「一定の管理下での海洋放出は世界中で行われている手法だ」と指摘。国民の同意が前提となり、海洋モニタリングが重要と強調した。

 報告書案は汚染水が増える原因となる地下水の原子炉建屋への流入防止や、廃炉作業で出る廃棄物を管理するための試験施設の建設も求めた。

ーーー共同通信(25.12.5)







汚染水「基準以下なら海へ放出検討を」 IAEA調査団(25.12.5)

波多野陽、小池竜太】東京電力福島第一原発の廃炉に向けた取り組みを検証するために来日した国際原子力機関(IAEA)の調査団は4日、報告書の概要をまとめ、増え続けている汚染水について「基準値を下回るものは、海への放出も含めた検討をすべきだ」と助言した。

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記者会見する国際原子力機関(IAEA)調査団のフアン・カルロス・レンティッホ団長(左)ら=東京都千代田区のフォーリン・プレスセンター

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福島原発

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汚染水の処理の流れ

 福島第一原発では、溶け落ちた核燃料を冷やした水に、建屋に流れ込む地下水が加わることで汚染水が1日400トンずつ増えている。東電は、62種類の放射性物質を取り除くとされる設備ALPS(アルプス)で処理を進めているが、トリチウム(三重水素)は取りのぞけないため汚染水として管理する総量は減らない。東電によると3日現在、タンクで保管する汚染水は約39万トンに上る。うちALPSで処理した水は約3万1千トンある。

 4日に都内で記者会見したフアン・カルロス・レンティッホ団長は、処理をして基準値を下回った汚染水について「一定の管理下での放水は世界中で行われている。東京電力がデータを集め、原子力規制委員会による審査を受け、基準を下回るなら、海に放出するべきだ」と発言した。ただ、「国民、関係者が受け入れることが不可欠。関係者と議論し、合意を得ることが前提となる」と述べた。
ーーー朝日新聞(25.12.5)





汚染水、薄めて海洋放出も検討を…IAEA助言(25.12.4)

東京電力福島第一原子力発電所の廃炉対策などを検証する国際原子力機関(IAEA)の調査団が4日、同原発の汚染水について、除去が難しい放射性物質トリチウムなどを国の基準値以下に薄めたうえで海洋放出することも、選択肢として検討するよう政府と東電に助言した。

 放出には、地元関係者などの合意や、健康と環境への影響の評価、原子力規制委員会による認可が必要だと指摘した。

 フアン・カルロス・レンティッホ団長は記者会見で、安全性を確認しての海洋放出は「世界中でよくとられる手法」と述べた。調査団は4月の視察でも海洋放出に言及したが、汚染水の貯蔵容量が限界に近づいている現状を踏まえ、今回はより具体的な助言になった。また、同原発沖での海洋の水質調査の精度や手法については、おおむね評価。福島県沖の海産物などは「素晴らしい監視システムが構築され、安全性は確保されている」と強調した。

---読売新聞(2013年12月4日 )



福島第1原発:「海洋放出も選択肢に」…IAEA調査団(25.12.4)

東京電力福島第1原発の廃炉作業について、国際原子力機関(IAEA)の調査団は4日、検証内容を盛り込んだ報告書案を茂木敏充経済産業相に提出した。カルロス・レンティッホ団長は記者会見で、「(基準値以下の汚染水ならば)海洋放出を含めあらゆる選択肢を考慮すべきだ」と提言した。

 ◇「海産物は安全」

 東電の処理装置では放射性物質トリチウムを除去できないが、報告書案では「トリチウムの被ばく影響は極めて限定的」と明記。団長は「放出を始めなければいけないということではないが、(想定外の)汚染水漏れを防ぐ意味で助言した。ただし、規制当局の認可が必要で、国民や関係者の了承も不可欠だ」と強調した。

 一方、汚染水漏れを受け、韓国などが福島県などの水産物を輸入禁止にしたが、海域の放射線モニタリング体制を踏まえ「福島と周辺各県の農産物、海産物は安全が確保されている」と評価した。安倍晋三首相の「汚染水は完全にブロックされている」との発言には、「我々がみる限り、汚染水は建屋敷地や港湾内に限られている。広範囲に監視すれば漏えいリスクに対処できる」と述べた。

 さらに、調査団は原子力規制庁と協議し、国際的に広がる海洋汚染の懸念払拭(ふっしょく)に向け、IAEAが推薦する海外の機関に原発周辺の海水を送り、放射性物質濃度を再検証する方針を示した。
---毎日新聞(25.12.4)




「トリチウム水放出も選択肢」=福島第1廃炉でIAEA調査団

東京電力福島第1原発の廃炉に向けた取り組み検証のため、日本を訪れている国際原子力機関(IAEA)の調査団は4日、検証結果をまとめ、最終的に除去できない放射性物質のトリチウムを含んだ水の扱いについて、「基準値以下なら放出することも含め、東電はあらゆる選択肢を検証すべきだ」と指摘した。
 調査団は、4号機からの使用済み核燃料取り出しや汚染水対策などを重点的に調査。「多くの課題はあるが、日本政府と東電は汚染水問題を扱うため、包括的な対策を策定した」と一定の評価を与えた。
 その上で、今後の取り組みとして、廃炉作業に伴って生じる放射性廃棄物の管理計画を立てることや、汚染水の増加抑制策を継続的に続けることなどを提案。多核種除去装置(ALPS)などで処理した後も残るトリチウムを含んだ水の放出についても「東電は安全と環境影響に関する適切な評価を実施すべきだ」とした。
---時事ドットコム(2013/12/04-18:51)




【汚染水問題】“安全”強調も不信根強く 地下水放出、見通し立たず(25.6.8)

東京電力福島第1原発事故で増え続ける汚染水を減らすため、原子炉建屋に入る前の地下水をくみ上げ海に流す「地下水バイパス」計画について、漁業者から反発が相次いでいる。東電と国は安全性を強調するが、地下水に含まれる放射性物質を測定する方法に誤りがあったことが発覚したばかり。地元の不信は根強く、計画実施の見通しは立っていない。


東京電力福島第1原発の「地下水バイパス」計画説明会に出席した相馬双葉漁協の関係者=7日午後、福島県相馬市

▽けん制
 「本来の海を取り戻すため(事故以降)歩んできた。積み重ねた努力が後退しないよう、今後の対応を決めたい」
 7日、福島県相馬市で開かれた説明会。地元、相馬双葉漁業協同組合の 南部房幸 (なんぶ・ふさゆき) 組合長(79)は冒頭、こう述べて、説明に訪れた東電幹部らをけん制した。
 相馬双葉漁協は昨年6月、ミズダコなど3種類に限定した試験操業を開始。魚種と海域を徐々に広げ、放射性物質のモニタリングで安全性が確認されたものを市場に出荷、本格再開を目指している。
 そんな中持ち上がった、地下水の放出計画。説明会では「本当に安全だと言い切れるのか」「なぜ、試験操業も進んでいるこの時期なのか」などの声が上がり、「話にならない」と途中退室する人も出た。
 説明会後、相馬市の 高橋通 (たかはし・とおる) さん(58)は「地下水を流すと、ここまで積み上げたものが崩れる。絶対に反対だ」。

▽不透明
 反発の背景には、東電への根強い不信がある。
 地下水バイパス計画をめぐり、東電は「漁業者の理解を得て実施する」としてきたが、5月13日の県漁業協同組合連合会(県漁連)の組合長会議では了承を得られず、結論は先送りに。その後、国と一緒に、漁業者や一般市民向けにあらためて計画を説明していた。
 だが今月3日、地下水の放射性物質濃度の測定方法の誤りが発覚。これまで「検出限界値未満」としてきた地下水の放射性セシウム濃度が、実は1リットル当たり0・61ベクレルだったことが明らかになった。5日には、汚染水をためる地上タンクからの水漏れも見つかり、東電の対応のずさんさが相次いで浮き彫りとなった。
  新妻常正 (にいつま・つねまさ) 常務は「地元の声を受け止め、一つ一つしっかり説明したい」と話すが、具体的な方策はないまま。県漁連は24日に再度、組合長会議を開くが、理解を得られるかどうかは不透明だ。

▽人質
 日々増え続ける汚染水の処理は喫緊の課題だ。原子炉建屋には1日に約400トンの地下水が流入し放射性物質で汚染される。東電はタンクの増設でしのぐが、限界もある。本格稼働すれば流入量を1日100トン程度減らせると見込む地下水バイパス計画は、汚染水問題の打開策として期待されている。
 一部の漁業者からは「汚染水を人質に取られたら、地下水放出は受け入れざるをえない」との意見が出る一方、海に流した場合の風評被害への懸念も。いわき市漁協の 矢吹正一 (やぶき・まさかず) 組合長(76)は「せめて『国と東電が責任を取る』という強い言葉が欲しい」と訴える。
 消費者からも厳しい声が上がる。8歳の子どもがいる相馬市の女性は「地下水にも放射性物質が入っているかもしれないので、子どもに魚は食べさせられない」と不安そうに話した。

---共同通信(25.6.8.参考記事)







遮水壁 遠い完成 震災1000日 漏れ続ける汚染水(25.12.4)

東日本大震災の発生から四日で千日目を迎えるのを前に、いまだ収束しない東京電力福島第一原発の事故現場を上空から見た。

 いくら安倍晋三首相が「汚染水の影響は完全にブロックしている」と強調しようと、今も海に高濃度汚染水が漏れ続けている。護岸近くに無数の太い鋼管を打ち込んで壁を造り、漏れを止めようとする作業が続く。写真中央を1~4号機の取水口に沿って逆L字形に延びるのが、その遮水壁だ。


〈福島第一原発から海への高濃度汚染水の漏出を食い止めるため、1~4号機の取水口に沿って建設が進む海側遮水壁。船で太い鋼管を打ち込み、壁状にしていく=3日、福島県大熊町で、本社ヘリ「おおづる」から〉

 上空を飛ぶのは、八月にボルト締め型のタンクから汚染水漏れが発覚して以来、三カ月半ぶりだ。その間にも、敷地南側にあった野球場は消え、タンクの増設用地へと姿を変えていた。耐久性の高い溶接型タンクに切り替えるため、作業員がコンクリートの基礎を造っていた。北側でも森の伐採が進み、汚染したがれきなどの一大集積場と化しつつあった。

 気掛かりなのは、海洋汚染対策。鋼管による遮水壁の建設はかなり進んでいるように見えたが、東電によると完成は十カ月も先だ。

 建屋と護岸の間には計一万トン超という、小学校のプールでざっと三十杯分の高濃度汚染水がたまった地下トンネルがある。その対策はこれから。押し寄せる大量の地下水を止めるため、政府が税金で1~4号機を囲むように建設する地下の凍土壁も、まだ実証段階だ。

 事故収束への出口が見えない。視線を敷地外に移すと、原発から飛び散った放射性物質を民家から除去した除染廃棄物の山が、ぐんと増えた。住民が安心できる日はまだ来ていない。 
ーーー東京新聞(25.12.4)







凍土壁と舗装が有効」=福島第1の汚染水対策-政府(25.12.3)

東京電力福島第1原発事故で、政府の汚染水処理対策委員会が3日開かれ、汚染水を増加させている地下水の流入防止策として、建屋近くの地下土壌を凍らせて造る凍土壁と、地表からの雨水の浸透を防ぐ舗装(フェーシング)の組み合わせが有効だとする原案が示された。年内にも取りまとめられる。
時事ドットコム(2013/12/03)





【現状】3号機プールがれき撤去へ  高線量で作業難航も (25.12.2)

東京電力福島第1原発では11月中旬、4号機の使用済み核燃料プールから本格的な燃料取り出しが始まり、廃炉工程は新たな段階に入った。隣の3号機プールでも12月上旬、がれき撤去の作業が始まる。3号機は原発事故の際に溶け落ちた燃料や水素爆発の影響で今も極めて高い放射線量が計測されており、作業は難航が予想される。

 3号機プールには、高い放射線を出す使用済み燃料514体と未使用燃料52体の計566体を収容。その上に、水素爆発によって大破した建屋の鉄筋や鋼材などが形を曲げて複雑に積み重なっている。

 東電の計画では早ければ2015年度上半期(4~9月)に燃料の取り出しを始める予定。第1段階の作業としてクレーンを遠隔操作し、プールがある原子炉建屋5階のがれき撤去を今年10月に終えた。

 第2段階となるプール内のがれき撤去を前に、東電はがれき量を試算。長さ約10メートルの鉄筋180本、板状の鋼材100枚、人の頭部ほど大きいコンクリートなどが無数に入っているが、 尾野昌之 (おの・まさゆき) 原子力・立地本部長代理は特に「約35トンの燃料交換機をプールから取り出すことが一つの焦点となる」と強調した。

 撤去作業では、がれきを確実につかんで落下を防ぐため、800キログラムの強力な吸着力を持つ磁石をクレーンに装備する。落下のリスクが高い場合にはクレーン2台を使い、最大11台のカメラで監視しながら慎重に作業する方針だ。

ただ、3号機の放射線量は、事故の際に原子炉内の燃料が溶融した1~3号機の中でも特に高い。

 プールがある建屋5階中央では7月、最大で毎時約2・1シーベルトと極めて高い線量が確認され、無人重機による除染や、放射線 遮蔽 (しゃへい) 材を敷き詰める作業を進めている。


福島第1原発3号機の使用済み核燃料プール内に沈んでいる堆積物=2月(東京電力提供)

 線量が十分に低減した後、燃料をプールから引き上げる取り扱い機を設置したカバーを取り付け、取り出し作業に着手する方針だ。

 しかし、作業員が近づいて仕事ができる環境に戻るまでどれほど時間がかかるか不明。11月28日には準備作業中、ケーブルが切れて約5・5キロのカメラがプールに落下した。燃料損傷はなかったが、今後の作業の困難さを示唆した。計画通りに燃料取り出しを開始できるのか先行きは不透明だ。

ーーー共同通信(25.12.2)







2、3号機間も汚染拡大か=福島第1、海側の地下水-東電(25.12.2)

東京電力は2日、福島第1原発2、3号機原子炉建屋海側で採取した地下水から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質を1リットル当たり5万5000ベクレル検出したと発表した。この地点から山側に約40メートル原子炉建屋寄りの観測用井戸では9月下旬、同4万6000ベクレルが検出されている。東電は「海に向かって地下水と一緒に放射性物質が流れ、汚染が広がっている可能性がある」と説明している。
 同原発の海側では1、2号機間の井戸で同110万ベクレルが検出されており、汚染が拡大している。東電は貯蔵タンクの空き容量が少ないため2、3号機間では地下水をくみ上げない方針だったが、試験的に1週間くみ上げて汚染の拡大状況を調べる。
---時事ドットコム(2013/12/02)




福島第1原発:汚染水問題 最悪、110万ベクレル検出 (25.12.2)

東京電力福島第1原発の汚染水問題で、東電は2日、護岸に掘った観測用井戸で11月28日にくみ上げた地下水から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質を1リットル当たり110万ベクレル検出したと発表した。これまでの最高値は同91万ベクレル(11月25日)だった。ベータ線を出す代表的な放射性物質ストロンチウム90の国の放出基準は同30ベクレル以下。
---毎日新聞(25.12.2)




浄化装置で液漏れトラブル=汚染水処理開始できず-福島第1(25.12.1)

東京電力は1日、福島第1原発で汚染水の放射性物質を大幅に減らす装置「ALPS(アルプス)」1系統で薬液がにじみ出るトラブルが見つかり、汚染水処理を始められない状態になったと発表した。
 同原発では現在、3系統あるアルプスのうち2系統で試運転が行われていたが、トラブルが判明したのはそのうちの1系統。汚染水処理の「切り札」と位置付けられているが、これまでもトラブルが相次いでおり、安定的な運用のめどは立っていない。
 東電によると、1日朝、汚染水処理を始める前に、アルプスでアルカリ性の処理水を中和するために使われる塩酸が供給ポンプの出口継ぎ手部分からにじみ出ているのが見つかった。にじみ出た量は約1リットルで、漏えい箇所の周囲をポリ袋で覆う処置をしたという。
 原因は分かっておらず、このアルプスを待機状態に設定した。
---時事ドットコム(2013/12/01)




福島第一の溶融燃料回収、新手法を公募へ(25.12.1)

東京電力福島第一原子力発電所1~3号機の原子炉内で溶け落ちた核燃料(デブリ)の回収について、官民共同の国際廃炉研究開発機構が、これまで計画してきた格納容器を水で満たす「冠水」とは別の手法を12月中旬から公募することを決めた。フランスの原子力・代替エネルギー庁とアレバ社が、格納容器の側面に穴を開けて回収するなどの新手法を提案する方針だ。

 現在は、デブリ回収用の機器を格納容器上部から入れる計画で、冠水が前提。しかし、この方法の前例である米スリーマイル島原発事故はデブリが圧力容器内にとどまったのに対し、福島第一原発はデブリが外側の格納容器まで漏れ、底にたまっているとみられる。容器の上部から底まで35メートルあり、機器を伸ばすと壊れやすい。格納容器の水漏れを止めるのも難しい。そこで政府と同機構は他の手法も検討する。来年1月まで公募し、来年度から実現性を調べる。フランスの提案は、横から短い距離でデブリに届く利点がある。

---読売新聞(2013年12月1日 )






福島第一4号機の使用済み燃料22本、移送完了(25.11.30)

東京電力は30日、福島第一原子力発電所4号機使用済み核燃料プールから取り出した使用済み燃料22本を敷地内の保管施設「共用プール」に収容、作業が完了したと発表した。

18日から始まった燃料の移送作業は今回が2回目。初回は未使用燃料22本を移送、26日からの今回の作業で初めて強い放射線を出す使用済み燃料の移送が行われた。

 これで4号機に残る燃料は未使用、使用済み合わせて1489本。すべての移送には約1年かかる。

ーーー読売新聞(2013年11月30日  )





使用済み核燃料、初の移送 福島第1原発4号機(25.11.29)



<使用済み核燃料を入れ、福島第1原発4号機からトレーラーで運び出される輸送容器=29日午後1時>

東京電力は29日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールから取り出した使用済み燃料22体が入った燃料輸送容器(キャスク)を、4号機建屋から新たな保管場所となる共用プール建屋にトレーラーで移送した。2011年3月の原発事故以降、原子炉建屋から使用済み燃料が運び出されるのは初めて。燃料の移送作業は2回目で、前回(18~22日)は高い放射線を出さず、比較的リスクの低い未使用燃料22体だった。東電は26、27日の2日間で使用済み燃料22体を4号機プール内で容器に収納。28日は容器をプールから引き上げて建屋内で除染した。4号機プールに残っている燃料は未使用180体、使用済み1309体の計1489体となった。
ーーー産経新聞(25.11.29)  



4号機燃料取り出し作業(共用プールでのキャスク移動)(25.11.29)



動画(47秒):キャスク移動





共用プールでのキャスク移動(除染ピットへ吊り降ろし2)


共用プールでのキャスク移動(除染ピットへ吊り降ろし1)



共用プールでのキャスク移動(1)



共用プールでのキャスク移動(2)

---東電提供(25.11.29)





使用済み燃料、22体を移送=4号機から別建屋に(25.11.29)

東京電力は29日、福島第1原発4号機原子炉建屋から取り出した使用済み燃料22体を収容した輸送容器について、保管施設のある別建屋にトレーラーで移送したと発表した。2011年3月の事故後、強い放射線と熱を放つ使用済み燃料が原子炉建屋から運び出されたのは初めて。
 東電によると、使用済み燃料取り出し作業は26日に開始。2日間かけて使用済み燃料プール内で22体を輸送容器に収容した。容器を除染した後、29日午後1時10分に共用プールのある別建屋に運び入れた。
ーーー時事ドットコム(2013/11/29)





トレンチモックアップによる凍結止水試験(25.11.28)



トレンチモックアップによる凍結止水試験
動画(40秒):トレンチモックアップによる凍結止水試験

---東電提供(25.11.28)




【現状】 第1原発独自の施設 核燃料移送先の共用プール(25.11.25)

東京電力が福島第1原発の廃炉に向けた重要なステップと位置付ける4号機使用済み核燃料プールからの燃料取り出しが本格的に始まり、初回分の未使用燃料22体が新たな保管場所となる共用プールに移された。共用プールは燃料保管に特化した施設で、全国の原発でも福島第1原発にしかない仕組みだ。

 共用プールは南北29メートル、東西12メートルと、4号機プールの約3倍の大きさ。水深は11メートルで、燃料の取り扱いは放射線を遮ることができる水中で行う。第1原発内の使用済み燃料を集めて保管しており、震災発生時には1~6号機から移された燃料計6375体があった。

 津波による電源喪失で一時、冷却ができなくなったが、その後復旧。東電は「地震による損傷もなく、安全に燃料を保管できる状態だ」と説明する。

 共用プールは、各号機の使用済み燃料プールの容量に余裕がなくなったことを受け、1997年に運用を開始した。背景には、原発の使用済み燃料を再処理する核燃料サイクルの行き詰まりがある。

 共用プールで保管できる燃料は最大6840体。4号機プールの燃料を入れる空きスペースを確保するため、震災前から保管され比較的冷却の進んだ古い燃料を、第1原発敷地内に新たに設けた「キャスク仮保管設備」に運び出して対応している。

 仮保管設備では燃料を「乾式キャスク」と呼ばれる容器に入れ、空気を自然循環させて冷却を維持しながら屋外で保管する。東電は今年4月以降に燃料約450体をこの施設に移した。

 東電は今後も、4号機プールから共用プールへの燃料移送と、共用プールから仮保管設備への燃料運び出しを並行して進める。将来は1~3号機プールにある計1573体の燃料も共用プールに移す計画だ。

---共同通信(25.11.25)







使用済み核燃料、初の移送 4号機22体、共用プールに(25.11.28)

東京電力は28日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールから取り出した使用済み燃料22体が入った燃料輸送容器(キャスク)を、4号機建屋から新たな保管場所となる共用プール建屋にトレーラーで移送する。

 2011年3月の原発事故以降、原子炉建屋から使用済み燃料が移送されるのは初めて。燃料の移送作業は2回目で、前回(18~22日)は高い放射線を出さず、比較的リスクの低い未使用燃料22体だった。

 東電は26、27日の2日間で使用済み燃料22体を4号機プール内で容器に収納した。

(共同)
---東京新聞(25.11.28)





海側井戸で91万ベクレル=過去最高、護岸から40メートル-(25.11.26)

東京電力は26日、福島第1原発1~4号機の海側にある観測用井戸から、ストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり91万ベクレル検出されたと発表した。採取したのは25日で、21日採取の75万ベクレルから上昇した。原発海側の井戸では、別の井戸で7月上旬に検出された同90万ベクレルを超え、過去最高となった。
 東電によると、今回採取したのは2号機の海側で、護岸から40メートルの地点。高濃度汚染水がたまっており、汚染源の可能性を指摘されているトレンチ(ケーブルなどの地下管路)からも数十メートルの距離にある。
---時事ドット・コム(2013/11/26)





4号機燃料取り出し作業(使用済燃料の取り出し)(25.11.26)




動画(54秒):4号機燃料取り出し作業



作業前


燃料取出し


キャスクへ移動


キャスクへ装填1


キャスクへ装填2
---東電提供(25.11.26)





福島第一4号機、使用済み燃料の取り出し開始(25.11.26)

東京電力は26日、福島第一原発4号機で、2回目の核燃料の取り出し作業を行った。

 事故が起きた1~4号機で初めて、強い放射線を出す使用済み燃料を取り出す。22日までの1回目の作業は、放射線量の低い未使用の燃料が対象だった。


福島第一原発4号機で始まった使用済み燃料の取り出し作業(26日午後)=代表撮影

 東電によると、輸送用の容器(22本収容)を使用済み核燃料貯蔵プールに沈めた後、午後2時過ぎ、プール内の収容棚から最初の燃料を取り出し、水中で容器に移送。作業は専用クレーンで行い、同6時半までに計6本を移し終えた。損傷やトラブルはなかった。

 27日以降、さらに16本を容器に移し、約100メートル離れた共用プール建屋へ運ぶ。現在、4号機プールの燃料1511本のうち、使用済みは1331本ある。

---読売新聞(2013年11月26日 )



福島4号機:使用済み核燃料、慎重に取り出し(25.11.26)

東京電力は26日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールから2回目の燃料取り出しを始めた。1回目は未使用燃料だったが、今回は事故後初めて、高い放射線を出す使用済み燃料を取り出した。1体目に予定の2倍の約1時間を費やして慎重に作業した。


燃料棒を格納するキャスク(円筒状の囲いに沈んでいる)の周辺で作業にあたる作業員=福島県大熊町の福島第1原発4号機で2013年11月26日、須賀川理撮影(東京電力の要請によりキャスクの一部を画像処理しています)

燃料棒の取り出し作業が始まった福島第1原発4号機の燃料プールを視察する福島県の廃炉安全監視協議会のメンバーら=福島県大熊町の福島第1原発4号機で2013年11月26日午後2時6分、須賀川理撮影(東京電力の要請により燃料棒を取り出す機器の一部を画像処理しています)

 同日午前、輸送容器「キャスク」をプールに沈めた後、午後2時過ぎから「燃料取り扱い機」を操作して燃料のつり上げを始めた。

 通常の原発と異なり、操作は手動。ミリ単位で装置の位置合わせをした後、水中カメラを投入してガレキのかみ込みなどを確認しながら慎重に燃料をつり上げ、水の中を移動させた。キャスクには22体入るが、この日は6体の収納にとどめた。

 1回目では引き上げた燃料からガレキの細かい砂が流れ出てプールの水が濁った。この日は仮設ポンプで濁った水を吸い、視野を確保しながら作業した。現地調査した福島県廃炉安全監視協議会の委員らは、「前回より慎重な印象だ。この先1年の作業でも継続してほしい」と求めた。
ーーー毎日新聞(25.11.26)




静寂の中、核燃料つり上げ=使用済み6体容器に(25.11.26)

東京電力福島第1原発4号機の使用済み燃料プールで核燃料の取り出しが始まったことを受け、福島県と周辺13市町村などでつくる廃炉安全監視協議会が26日、作業を視察した。同日から強い放射線と熱を出す使用済み燃料の取り出しが始まり、現場では慎重に作業が進められていた。


東京電力福島第1原発4号機原子炉建屋の5階部分。使用済み燃料プール脇で作業を視察する廃炉安全監視協議会の委員ら=26日午後、福島県大熊町(代表撮影)(一部画像処理してあります)

 視察には報道陣も同行し、プール内で燃料をつり上げる様子が初めて公開された。
 原子炉建屋5階の燃料プール。橋を渡すように設置された取り出し機の上に作業班6人が陣取る。空間放射線量は最大で毎時200マイクロシーベルト。取り出し機がプール上を移動する時の警告音以外、物音はほとんどない。
 6人は双眼鏡や水中カメラで確認しながら、取り出し機が目指す燃料の真上に来るよう何度も位置を微調整。釣りざおのように伸縮するアームを水深11.5メートルのプール内に下ろし、長さ4.5メートル、重さ300キロの燃料集合体の先端をつかむと、1秒に1センチの割合でゆっくりとラックから抜き出した。この日は午後2時半から4時間かけ、計6体を輸送容器に収容した。
 福島県の古市正二生活環境部次長は同原発の小野明所長と面談し、「これから約1年繰り返し作業で、慣れやマンネリ化によるミスが懸念される。慎重に作業していただきたい」と要請。小野所長は「経験のある作業だが、慎重の上にも慎重を重ねたい」と答えた。
---時事ドットコム(2013/11/26)






高放射線量の使用済み燃料、26日取り出し開始(25.11.25)

東京電力は25日、福島第一原子力発電所4号機の使用済み核燃料プールから放射線量が高い使用済み燃料を取り出す作業を26日に始めると発表した。

 東電は、放射線量が低い未使用の燃料を対象に、18日から実施した1回目の取り出し作業には、大きな問題はなかったとしている。

---読売新聞(2013年11月25日 )




使用済み燃料取り出しへ=26日開始、4号機プール-東電(25.11.25)

東京電力は25日、福島第1原発4号機原子炉建屋の使用済み燃料プールで、26日から2回目の核燃料取り出し作業を始めると発表した。今回は初めて使用済み燃料を対象とし、22体を取り出す予定。表面の放射線量は毎時数千シーベルト以上と極めて高く、東電は「(放射線を遮る)水中で作業するが、慎重に取り扱う」と話している。
---時事ドット・コム(2013/11/25-21:01)






政府、福島第1周辺の土地買収=中間貯蔵施設整備へ15平方キロ(25.11.23)

東京電力福島第1原発事故の除染作業で出た放射性物質を含む汚染土を保管する中間貯蔵施設を設置するため、政府は第1原発周辺の土地約15平方キロを買い取る方針を固めた。複数の政府関係者が23日、明らかにした。
---時事ドット・コム(2013/11/23)





26日にも燃料取り出し再開 使用済み燃料も (25.11.24)

東京電力が福島第1原発4号機の燃料貯蔵プールで早ければ26日にも2回目の燃料取り出し作業に着手することが23日、分かった。18~22日に行われた初回の作業にトラブルはなく、社内で作業の効率化などを検討した上で、問題がなければ正式に決定する。

 初回の作業では、習熟などが必要だったため、高い放射線を出さず移送時のリスクが比較的少ない未使用燃料22体を取り出した。2回目以降は、取り出しが急務とされる使用済み燃料を取り出す見通し。事故以降、1~6号機プールから使用済み燃料が取り出されるのは初めてとなる。

 未使用燃料と使用済み燃料は形状が同じことから、取り出し方法に大きな変わりはない。すでに数年間プールで冷やされているため、原子力規制委員会の更(ふけ)田(た)豊志委員も「(燃料を覆う)被覆管に軽微な損傷が生じた程度では、周辺に与える影響はそれほど大きくない」との見解を示している。ただ、高い放射線を出すため、東電は作業を一層慎重に行う方針だ。

 初回の作業では一連の作業に5日間かかったが、使用済み燃料を取り出しは初めてとなるため、さらに時間がかかる可能性もある。
---産経新聞(25.11.24)





福島第一原発の窒素供給装置、1台が停止(25.11.23)

東京電力は23日、福島第一原子力発電所1~3号機の原子炉に窒素を送る装置3台のうち1台が停止したと発表した。

 原子炉に水素がたまらないよう窒素で追い出すための装置で、同日午後4時頃、警報が鳴り停止した。水素濃度や温度に変化はないという。
--- 読売新聞(2013年11月23日 )




福島第1原発:周辺15平方キロを国有化 中間貯蔵施設に(25.11.23)

東京電力福島第1原発事故に伴う除染で発生した汚染廃棄物などを長期保管する中間貯蔵施設を建設するため、政府が第1原発周辺の土地約15平方キロを購入して国有化を進める方針を固めたことが22日分かった。石原伸晃環境相が12月前半、福島県を訪れて、佐藤雄平知事や地元4町の首長に施設建設の同意を正式に要請する。

 国有化する土地は東京ドーム約320個分に相当し、地権者は数千人。国が住民や地元自治体の同意を得た上で、中間貯蔵施設の建設を急ぎ、遅れが目立つ除染の加速化を図る方針だ。(共同)

---毎日新聞(25.11.23)




4号機燃料取り出し作業(共用プールでの作業)(25.11.22)



動画(54秒):キャスクから共用プールへ燃料格納





キャスク蓋開け作業




燃料取扱機




キャスクからの燃料取り出し(1)

 

キャスクからの燃料取り出し(2)


キャスクからの燃料取り出し(3)


燃料プールへの燃料格納(1)


燃料プールへの燃料格納(2)
---東電提供(25.11.22)




4号機燃料取り出し作業(キャスク移動)(25.11.21)



動画(1分27秒):キャスクをトレラーへ移動





仕立ピットからの吊り上げ(1)



仕立ピットからの吊り上げ(2)


クレーンでの吊り降ろし



トレーラーへの積み込み(1)



トレーラーへの積み込み(2)

---東電提供(25.11.21)






4号機の核燃料、移送作業1回目終了(25.11.22)

東京電力は22日、福島第一原子力発電所4号機の使用済み核燃料プールから取り出した燃料集合体22本を、保管施設の「共用プール」に収容したと発表した。

 18日に始まった1回目の移送作業はこれで終了した。東電は一連の作業に問題がなかったかどうかを検証したうえで、来週にも2回目の移送を行う予定。

 燃料を入れた輸送容器は、21日に共用プールの建屋へ運び込まれていた。22日はこれを共用プールに沈めた後、約4時間かけて燃料を1本ずつプール内の収容棚に移した。東電の今泉典之・原子力立地本部長代理は、この日の定例記者会見で「順調に移動できた」と話した。

--- 読売新聞(2013年11月22日 )




福島第一4号機の燃料、共用プールに移送(25.11.21)

東京電力は21日、福島第一原子力発電所4号機の使用済み核燃料プールから取り出した燃料を、トレーラーで保管施設の「共用プール」に運ぶ1回目の作業を終えた。

 事故が起きた同原発1~4号機で、本格的に燃料が移送されたのは初めて。


トレーラーに積まれて共用プールに向かう、燃料を入れた輸送容器(21日、福島第一原発で、読売ヘリから)=米山要撮影

 燃料22本を入れた輸送容器は、高さ約30メートルの4号機原子炉建屋の最上階にあるプールから、クレーンでトレーラーに下ろされた。トレーラーは人が歩くほどの速さで移動。同日午後1時20分頃、約100メートル離れた共用プールに到着し、輸送容器が運びこまれた。

 22日以降に輸送容器から燃料を取り出して、共用プールのラックに収納する。

 18日に始まった燃料の取り出しは収納完了まで1週間かかる予定。東電は今回の作業を検証した上で、2回目の移送を行う。

---読売新聞(2013年11月21日  )




核燃料22体を移送 4号機から共用プールに (25.11.22)



<福島第1原発4号機から共用プール建屋に移送される燃料輸送容器 =21日午後1時6分、福島県大熊町で共同通信社ヘリから>


東京電力は21日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールの未使用燃料22体を収納した燃料輸送容器(キャスク)を、原子炉建屋から約100m離れた別棟の共用プール建屋へ移送した。新たな保管場所となる共用プールに燃料を収めると、1回目の取り出し作業が完了する。この日は4号機プールのある建屋5階からクレーンで容器を約㍍下の1階に下ろし、待機していたトレーラーに積んだ。トレーラーは午後1時すぎ、4号機建屋を出て、共用プール建屋に容器を運んだ。4号機プールで18日に始まった初回分の燃料取り出し作業では、19日までに未使用燃料22体を水中で容器に収納。20日にはプールから容器を引き上げ、原子炉建屋5階でふたの密閉や除染など移送に向けた準備を進めていた。 
---産経新聞(25.11.22)




核燃料22体、移送へ 福島第1原発4号機(25.11.21)



 <東京電力福島第1原発4号機(奥)と共用プール建屋(手前)=21日午前、福島県大熊町>


東京電力は21日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールの未使用燃料22体を収納した燃料輸送容器(キャスク)を、原子炉建屋から別棟の共用プールへ移送する。東電は20日に4号機プールから容器を引き上げ、原子炉建屋5階でふたの密閉や除染など移送に向けた準備を進めた。事故を起こした建屋プールからの本格的な燃料取り出しは初めて。4号機プールに残る燃料は、未使用180体と使用済み1331体の計1511体となった。4号機プールで18日に始まった初回分の取り出し作業では、19日までに未使用燃料22体を水中で容器に収納した。東電は、燃料を共用プールに移し終えた段階で今回の作業内容を検証するため、いったん取り出しを中断する。問題がなかったと確認できれば2回目の取り出し作業に入る。  
---産経新聞(25.11.21)



4号機の核燃料 22日に共用プールへ(25.11.22)

東京電力福島第一原子力発電所4号機で行われている使用済み燃料プールから核燃料を取り出す作業で21日、最初の22体の燃料を入れた輸送用の容器が敷地内の共用プールという施設に運ばれました。
これらの燃料は22日、容器から取り出してプールに収められ、作業が終われば今回の燃料取り出しの1回目の作業が完了します。

福島第一原発4号機の燃料プールに保管されている使用済み燃料1331体を含む合わせて1533体の核燃料の取り出しは今月18日から始まりました。
22日は未使用の新しい燃料22体を入れたキャスクと呼ばれる輸送用の容器がトレーラーで100メートルほど離れた共用プールに運び込まれ、その建屋内でトレーラーから下ろされました。
今回の燃料の取り出し作業で、4号機の建屋から燃料を入れた容器が運び出されたのは初めてです。
22日は、キャスクから燃料を取り出し、共用プールの燃料を収めるラックに移す作業が行われ、すべての燃料を移し終えれば、今回の燃料取り出しの1回目の作業が完了します。
東京電力は1回目の作業に問題や課題がなかったか検証したうえで、2回目の作業を始めることにしていて、検証の結果しだいでは、強い放射線を出す使用済み燃料の取り出しに着手する可能性があるとしています。
---NHK(25.11.22)





福島第一原子力発電所4号機燃料取り出し作業(水中カメラ映像)



動画(1分23秒):4号機の燃料棒取り出し水中カメラ
---東京電力(25.11.20)





4号機の核燃料22体移送へ 福島第1原発、共用プールに(25.11.21)

東京電力は21日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールの未使用燃料22体を収納した燃料輸送容器(キャスク)を、原子炉建屋から別棟の共用プールへ移送する。

 4号機プールで18日に始まった初回分の燃料取り出し作業では、19日までに未使用燃料22体を水中で容器に収納。20日にはプールから容器を引き上げ、原子炉建屋5階でふたの密閉や除染など移送に向けた準備を進めていた。

 燃料を共用プールに移し終えた後、作業内容の検証のため、いったん取り出しを中断。問題なしと確認できれば2回目の取り出しに入る。

(共同)---東京新聞(25.11.21)



福島5・6号機廃炉へ 建屋にまだ燃料3246体(25.11.21)

東京電力福島第一原発5、6号機の廃炉に向けた検討が最終段階に入った。両機は重大事故を免れたものの、原子炉建屋内に計三千二百四十六体もの核燃料が残されている。これらが全て取り出されれば危険性が減り、建屋の活用にもつながるが、具体的な取り出し計画は未定だ。 


核燃料取り出し状況25.11.12

 東電はこれまで5、6号機の建屋を汚染雨水の移送先として検討するなど、活用策を模索してきた。核燃料を早期に取り出せば原子炉を使った実験も安全にでき、廃炉作業に生かすこともできる。

 だが、事故当時に定期検査中だった5、6号機は、原子炉内に核燃料が入ったまま。6号機は先月、使用済み核燃料プールに移し始めたが、5号機の計画は未定。プールに移したとしても核燃料は当面、建屋内に残る。

 プールは地上三十メートルを超える高さにある。事故で3、4号機のプールが冷却機能を失った際は注水が難航。自衛隊ヘリや高圧放水車を総動員して危機を逃れたが、建屋上部に大量の核燃料があり続ける危険は大きい。

 建屋にある核燃料は1~4号機も含めると六千三百五十二体に上る。移送先となる別棟の共用プールは六千八百四十体分と上回っている。ただ、現在は事故前から入っている核燃料で九割近く埋まっており、空きをつくるためには十分冷却された核燃料から専用容器に入れ、保管設備に移す必要がある。

 使用済み核燃料プールからの取り出しは、十八日に4号機でようやく始まったばかり。東電は「1~4号機の取り出し状況を見てから、5、6号機の検討をする」としており、5、6号機からの取り出しは後回しになりそうだ。
---東京新聞(25.11.21)






核燃料22本、輸送容器に…福島第一原発4号機(25.11.20)

東京電力は19日、福島第一原子力発電所4号機の使用済み核燃料プール内にある棒状の燃料22本を取り出し、同じプール内に沈められている輸送容器に移す作業を終えたと発表した。
燃料の取り出し用クレーンで、初日の18日に4本、19日に18本を取り出した。

 20日には、燃料と水を詰めた約90トンの容器をプールから引き上げ、容器の外側を水で洗浄して除染。その後、高さ約30メートルのプールから地上のトレーラーに下ろし、より安定的に管理できる「共用プール」に運び込む予定。
ーーー読売新聞(2013年11月20日  )



福島原発4号機:核燃料22体 「キャスク」へ収納終える(25.11.19)

東京電力福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールの燃料取り出し作業で、東電は19日、輸送容器「キャスク」1基に収納可能な燃料22体の収納を終えたと発表した。プールには使用済み1331体、未使用202体の計1533体の燃料が保管されているが、今回は安全性を優先し、取り出された22体はすべて未使用だった。

 作業は18日から始まり、初日は4体がキャスクに収納された。19日は当初予定より1時間前倒しした午前9時から作業に着手。午後6時28分までに残りの18体を収納し、計22体がキャスクに入った。東電は「一連の作業でトラブルはなかった」としている。

 キャスクは今後、水中でふたを閉じられ、プールから引き上げられる。ふたのボルト締めや除染が終わった後、クレーンで高さ約30メートル下にあるトラックまで下ろされ、約100メートル離れた敷地内の保管設備「共用プール」に搬入される。22体は共用プール内に移されて保管される。

 東電は初回分の作業を検証後、問題がなければ2回目の作業に入る。その日程は今後詰める。

 4号機プールの燃料取り出しは、政府と東電が示している今後30〜40年かかる3段階の廃炉工程で、各号機プールからの燃料を取り出す「第2期」に位置づけられている。
---毎日新聞(25.11.29)



キャスク

核燃料22体、輸送容器に収納 福島第1原発4号機(25.11.20)

東京電力は19日、福島第1原発4号機使用済み核燃料プールの燃料22体をプール内で輸送容器(キャスク)に入れる作業を終えた。容器に収納したのはすべて未使用燃料で、取り出し作業を開始した18日の4体に加え、新たに18体を収納した。


 燃料取り出し作業が進む東京電力福島第1原発4号機の使用済み核燃料プール=19日午前(福島県提供)

 19日の作業は午前9時に始まり、午後6時28分に終了。東電は20日以降、燃料が入った輸送容器をプールから引き上げ建屋内で除染し、その後、トレーラーで約100メートル離れた共用プール建屋に運び込む。東電は輸送容器の移送時期について「核物質防護上、答えられない」としている。
---東京新聞(25.11.20)




4号機 使用済燃料取り出し状況について(25.11.18)

本日(11月18日)、4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業を実施しております。なお、作業は新燃料(未使用)22体からの取り出しとなります。
■作業実績
11月18日(月)
・9時50分~ 準備作業開始
(構内用輸送容器の蓋をオペレーティングフロアにて開放)
・11時45分4号機オペレーティングフロア(原子炉建屋5階)の容器仕立
ピットに仮置きしていた構内用輸送容器を、使用済燃料プール
へ移動開始。
・12時00分使用済燃料プール内へ着水
・12時30分使用済燃料プールの底へ着床
・15時18分燃料取り出し作業の開始(燃料取扱機の稼働)
・15時25分燃料の引き上げ作業の開始
・15時57分1体目の燃料を構内用輸送容器へ装てん完了
引き続き、安全には十分留意した上で、作業に努めてまいります。



キャスク吊り上げ1


キャスク吊り上げ1


プール着水1


プール着水3



燃料取出し1



燃料取出し2


燃料取出し3


取り出し作業中



燃料棒運搬キャスクに移動1



燃料棒運搬キャスクに移動、拡大画像

---東電提供(25.11.18)




福島原発4号機からの燃料取り出し始まる(25.11.18)

 東京電力は福島第1原発事故から2年半以上たった18日午後、破損した原子炉の一つから燃料を取り出すという困難で危険を伴う作業を開始した。1年以上かかるとみられるこの作業は、30―40年を要する廃炉に向けた最初のステップだ。


燃料取り出しが始まった福島第1原発4号機(18日)

 東電は2011年3月の事故以来さまざまな障害を経験してきたが、この燃料取り出しである程度の国民の信頼を取り戻す機会が得られることになる。最近では放射能に汚染された水をためておくタンクが漏れたことや、一部の汚染物質が海に流れ出したことが明らかにされている。

 東電の広瀬直己社長は同社サイトで公開されたビデオコメントで、「今日われわれは福島第1原発で4号機の使用済み燃料プールから予定通り燃料移送作業を開始した」と述べた。

同社は今後13カ月をかけて、合わせて1533体の使用済みと未使用の燃料集合体を取り出して、福島原発の6基の原子炉用につくられた共用プールに移して保管する。作業では原子炉を動かす燃料ペレットの入った60―72本の燃料棒から成る、重さ550ポンド(248キログラム)の燃料集合体を注意深く取り出す必要がある。集合体は、放射性物質が熱をもったり、持続的な核連鎖を引き起こしたりする恐れのある空気への暴露を防ぐため、水を張ったプールに入れられている。

 東電によると、午後3時18分に、水中でクレーンを使って5.5メートルの長さがある輸送容器に最初の集合体を収める作業が開始された。午後6時45分にこの日の作業が終了するまでに4体の集合体が容器に入れられた。この容器には最大22体の集合体が入り、その状態での重さは約91トンになる。

 同社広報担当の永井義一氏は、集合体の容器入れの作業だけでも六つのグループに分かれた36人が2時間ずつのシフトで担当していると話した。容器はいったん密閉されるとプールから引き揚げられ、地上に降ろされたあと、100メートルほど離れた所にある共用プールにトレーラーで運ばれる。集合体はここで容器から取り出されて、再び水の中に入れられる。

 永井氏は「一つの容器に集合体を詰め込むのに2日ほどかかり、密閉と輸送、共用プールに入れるまでの作業には約1週間かかる」と語った。容器は二つあり、交互に使われるという。

 1―3号機の原子炉は地震と大津波のあと、メルトダウンが起きた。4号機の原子炉はメルトダウンは回避できたが、水素爆発によって原子炉建屋の屋根と壁がダメージを受けた。

 地上130フィート(39メートル)にある4号原子炉とその使用済み核燃料プールのもろい状況を受けて、一部の専門家は、11年と同じ程度の地震が起こればプールが壊れて燃料がむき出しになって危険な状態になる恐れがあるとしている。東電は燃料の取り出しに備えて、周囲に鋼鉄の枠組みを作るなど建屋を広範囲に補強した。

 燃料を入れている容器が落下して壊れたり、プールの中にある小さながれき片が引っ掛かって作業を難しくする恐れがあるとの声も聞かれる。同社広報担当の今泉典之氏は定例記者会見で、プールの中にがれき片が見つかれば夜間に除去すると話した。

 原子炉工学の専門家の宮崎慶次・大阪大学名誉教授は、作業中に原子炉が新たな大地震の被害を受けなければ、取り出し作業は円滑に進むだろうとの見通しを示した。同氏は「東電は既にこうしたシナリオを検討したと思うが、私はクレーンが重い容器を運んでいる時に予想以上の地震が襲った場合を心配している」と語った。

 東電は、燃料の移動中に地震で停電になっても容器が落下しないような固定装置によって保護措置を講じているとしている。
---ウオールストリートジャーナル(25.11.18)






核燃料4本取り出し輸送容器に収容…福島4号機(25.11.19)

東京電力は18日、福島第一原子力発電所4号機の使用済み核燃料プールから、燃料集合体の取り出しを始めた。

 この日は4本を取り出し、輸送容器に収容した。2011年3月の事故で壊れた1~4号機から燃料を本格的に取り出すのは初めて。最長40年に及ぶ廃炉工程は新たな段階に入り、今後、より放射線量が高い1~3号機のプールからの燃料取り出しも目指す。

 4号機のプール内では1533本の燃料が冷却されている。4号機は事故当時、定期検査中で、発熱量が大きい使用中の燃料も原子炉から取り出されプールに保管されていた。このため事故直後は、プールの水が干上がり放射性物質が大量に飛散する事態が懸念された。プールは、爆発で大破した原子炉建屋の最上階にあり、大きな余震などで再び冷却できなくなれば、燃料が損傷する恐れが今も残る。東電は、より安全な「共用プール」への移送を急ぐ。

ーーー読売新聞(2013年11月19日)




福島原発4号機:核燃料取り出し まず4体キャスクに収納

東京電力は18日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールから核燃料(長さ4.5メートル、1辺14センチ)の取り出しを始めた。2011年3月の事故後、プールからの核燃料回収は初めて。政府と東電が示している今後30〜40年かかる3段階の廃炉工程で、各号機の燃料取り出しを進める「第2期」に移行した。4号機の燃料取り出し開始で廃炉作業が本格化する。

 4号機プールに保管されている核燃料は1533体(使用済み1331体、未使用202体)。

 東電によると、18日午前9時50分から輸送容器「キャスク」のふたをはずすなどの準備を始め、午後0時半、22体の収納が可能なキャスクをプール内に設置。午後3時18分に1体目の取り出しに着手し、同57分に収納した。この日の作業は午後6時45分に終了し、4体が収納された。残りの18体も19日までに終える予定。キャスクはその後、プールからつり上げられ、1週間後を目安に、約100メートル離れた敷地内の保管設備「共用プール」に運ばれる。


福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールで始まった燃料回収作業。クレーン(中央)で燃料をつり上げ、水中を移動させてプールに沈めたキャスク(プール右奥の円形の下)に収納する=2013年11月18日午後3時すぎ、東京電力提供

 4号機をめぐっては原子炉建屋が水素爆発し、プール内に大量のがれきが入った。大型のがれきは撤去されたが、細かいがれきが残り、余震も懸念されている。東電は「クレーンを毎秒1センチで引き上げるなど、慎重を期した。今のところ、トラブルは確認されていない」と説明した。

 1533体の取り出し完了は来年末で、この間の作業は6班(各班6人)が2時間ごとに交代で臨む。作業員は1日の作業で0.8ミリシーベルト被ばくすると試算されている。

 東電の広瀬直己社長は4号機の燃料取り出し開始を受け、「廃炉作業における重要なステップの一つと考えており、安全かつ着実に作業を進める」とのコメントを発表した。
---毎日新聞(25.11.18)




容器落下リスク 1秒に1センチつり上げ 4号機綱渡り作業開始(25.11.19)

東京電力は十八日、福島第一原発4号機の原子炉建屋上部のプールで未使用の核燃料四体を取り出し、輸送容器に移す作業を終えた。十九日に十八体を移した後、地上の貯蔵施設に移す。プールには千五百三十三体の核燃料があり、使用済み核燃料は完全に冷えていない。容器が落下して核燃料を損傷させると、外部に放射性物質を放出させる危険性もある。細心の注意が必要な作業が、今後一年余りにわたって続く。


廃炉までの現在のポジション

 この日の作業は、原子炉建屋五階に運ばれた輸送容器のふたを開け、プールに沈めることからスタート。午後三時すぎから、未使用の核燃料を収納枠から引き抜き、容器に移した。約四・五メートルある核燃料を損傷させないよう、一秒間に一センチ程度の速度で慎重につり上げた。水素爆発で落下したがれきはプールからほぼ除去されたが、細かい破片が核燃料と収納用の枠の間に挟まり、核燃料が抜けなくなる懸念もある。十八日の作業は順調に進み、核燃料四体の移し替えは午後七時前、無事に終わった。

 輸送容器は二十二体を収容でき、十九日に十八体を詰め、その後、クレーンで約三十メートル下の地上に下ろし、専用トレーラーで約百メートル離れた共用プール建屋に移す。作業手順や方法を確認し、改善点を検証した後、次の取り出しに取りかかる。

 今後、同様の作業を約七十回繰り返すが全ての核燃料がスムーズに抜けるとは限らない。途中で動かなくなった場合、ひとまずワイヤで固定するが、その後の対応は未定。容器を地上に下ろすクレーンは、停電しても容器をつかむフックが開かない設計で、つり下げるワイヤも二重になっているが、長期作業では想定外の事態が起きる可能性がある。

 4号機から核燃料がなくなっても、1~3号機のプールには千五百体以上の核燃料が残り、炉内には溶融した核燃料がそのまま残っている。これらの取り出しを終えないと、事故収束とは言えない。廃炉工程全体でみれば、入り口に差しかかったにすぎない。
---東京新聞(25.11.19)




核燃料取り出し開始4号機プール1年余かけ-初日トラブルなし(25.11.18)

東京電力は18日、福島第1原発4号機原子炉建屋の使用済み燃料プールで、核燃料の取り出し作業を始めた。プールには同原発で最も多い1533体の燃料が貯蔵されており、別建屋の共用プールに移して保管する。作業は2014年末までに終える予定。11年3月の事故以降、原子炉建屋から本格的に燃料を取り出すのは初めて。


東京電力福島第1原発4号機原子炉建屋の使用済み燃料プール。専用装置を使い、燃料を取り出す=18日午後(東電提供
 4号機プールの取り出し開始で、30~40年かかるとされる廃炉作業は最初の節目を迎えた。
 東電は18日午後、建屋5階の水を張った燃料プールに鋼鉄製の輸送容器(長さ約5.6メートル、直径約2.1メートル、重さ約91トン)を沈め、午後3時25分に1体目の燃料のつり上げを始めた。同6時45分までに水中で4体を輸送容器に収容し、トラブルはなかったという。プール周辺の放射線量は毎時0.04ミリシーベルトだった。
 19日は午前10時に作業を始め、午後7時までに容量いっぱいの計22体の収容を終える予定。その後、輸送容器を引き揚げ除染。クレーンで約30メートル下の地上に降ろし、トレーラーで約100メートル離れた共用プールに運ぶ。
 作業には輸送容器2基を使う。最初は比較的危険性の低い未使用の燃料を移し、強い放射線と熱を持つ使用済み燃料の取り出しに着手する方針。未使用燃料は202体、使用済み燃料は1331体ある。
---時事ドット・コム(2013/11/18)





【現状】 雨水対策の強化進む せきかさ上げ、雨どい(25.11.18)

東京電力は、相次ぐ台風や大雨で後手に回った福島第1原発での雨水対策を強化する。汚染水のタンク群を囲むせきをかさ上げし、タンクに降った雨をせきの外へ流す雨どいを設置、付近の排水溝にふたをして汚染水の流入を防ぐ。主な対策は、年内完了を目指す。

 8月に「H4」エリアのタンクから約300トンの高濃度汚染水漏れが発覚したことを受け、東電は、それまで常に開けていたせきの弁を閉じる運用に変更。たまった水はいったん仮設タンクに移して放射性物質の濃度を測定し、排出基準を下回ることを確認した上で排水する手順を定めた。

 しかし、その後の台風や大雨で、水があふれ出しそうになったため、せき内で濃度を測っただけで排出したり、タンクへの移送が間に合わず、あふれ出たりした。

 東電は年内に、全23カ所のタンクエリアで、せきの高さを金属製の板で30センチかさ上げ。さらに、せき内でタンク20基当たり1基分の水が漏れてもあふれないよう、来年3月までに計約430基の周囲のせきを最高1・3メートルにかさ上げする。

 雨どいは、タンクエリアへの降雨の約6割を、汚染せずにせき外に流すことができる。汚染水が漏れた「H4」エリアの一部では、ホースを利用した仮設の雨どいを既に設置。今後、金属製のものを順次取り付ける。

 排水溝に汚染水が流れ込むと海へ流出する恐れがあるため、約1・3キロにわたりふたをする。

---共同通信(25.11.18)





燃料取り出しの準備作業へ 福島第1原発4号機(25.11.18)

東京電力は18日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールに保管している燃料の本格的な取り出しに向け、燃料輸送容器をプールに沈める準備作業に入る。午後3時ごろには水中で1体目の燃料を容器に装てんする。輸送容器に燃料22体を装てんする作業は19日まで続く。

 4号機プールからの燃料取り出し開始で、政府、東電が示す廃炉工程は「第2期」に入る。

 4号機は原子炉建屋が水素爆発で大破。大地震などでプールが崩壊する危険性を指摘されており、東電はプールの燃料を早急に取り出すことでリスク低減を図る。
---共同通信(25.11.18)




燃料取り出しの準備作業へ 福島第1原発4号機(25.11.18)

東京電力は18日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールに保管している燃料の本格的な取り出しに向け、燃料輸送容器をプールに沈める準備作業に入る。午後3時ごろには水中で1体目の燃料を容器に装てんする。輸送容器に燃料22体を装てんする作業は19日まで続く。

 4号機プールからの燃料取り出し開始で、政府、東電が示す廃炉工程は「第2期」に入る。

 4号機は原子炉建屋が水素爆発で大破。大地震などでプールが崩壊する危険性を指摘されており、東電はプールの燃料を早急に取り出すことでリスク低減を図る。

(共同)ーーー東京新聞(25.11.18)




東電・4号機、18日から燃料取り出し 廃炉へ一歩(25.11.18)

東京電力は18日、福島第1原発4号機の燃料貯蔵プールから燃料の取り出しを始める。東電は17日までにすべての安全確認を終えた。過酷事故を起こした原発からの燃料の本格回収は世界でも異例。30~40年かかるとされる廃炉へ大きな一歩を踏み出す。

 18日は燃料を運ぶ「キャスク」と呼ばれる移送容器(長さ5・5メートル、直径2・1メートル)をプールに入れ、水につけたまま未使用の燃料(長さ4・5メートル)を1体ずつ容器に詰め込む作業を始める。

 19日までに最大22体の燃料をキャスクに移動。20日以降にクレーンを使ってキャスクをプールから取り出し、約100メートル離れた共用プールまで運ぶ。

 この一連の工程に約1週間かかる。燃料取り出しは班交代制で無休で続けられ、来年末までに、4号機プールに入っている燃料1533体をすべて取り出す。

 その後、1~3号機の燃料取り出しに着手。廃炉工程の中で最大の難関とされる溶け落ちた燃料(デブリ)の取り出しは最短で、7年後の平成32年度前半からになる。

 原子力規制庁は燃料取り出しに伴い、現地の原子力保安検査官ら約10人に加え職員3人を派遣。作業の手順を確認する保安検査を継続しながら、容器の落下など不測の事態に備えて監視体制を強化する。
ーーー産経新聞(25.11.18)






4号機、18日燃料取り出し 規制庁、対策監ら派遣し監視強化(25.11.18)

東京電力は18日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールに保管している燃料の取り出しを始める。午前中からの作業で燃料輸送容器をプールに沈め、午後3時ごろから燃料を取り出し水中で輸送容器に装填する。原子力規制庁は現地の原子力保安検査官に加え、緊急事態対策監らを派遣し、作業を監視する。

東京電力福島第1原発4号機(奥)と共用プール建屋(手前)=13日

 廃炉が決まっている1~4号機のプールからの本格的な燃料取り出しは2011年3月の事故以来、初めて。4号機での作業は来年末まで続く。






福島第1原発1号機 燃料震災前破損70体 全体の4分の1(25.11.16)

福島第1原発1号機の使用済み燃料プール内にある燃料棒70体が東日本大震災前から損傷していたことが15日、分かった。プール内に保管されている使用済み燃料292体の4分の1に相当する。損傷した燃料棒を取り出す技術は確立しておらず、2017年にも始まる1号機の燃料取り出し計画や廃炉作業への影響が懸念される。
 東京電力は、15日まで事実関係を公表してこなかった。同社は「国への報告は随時してきた」と説明している。
 東電によると70体の燃料棒は、小さな穴が空いて放射性物質が漏れ出すなどトラブルが相次いだため、原子炉から取り出してプール内に別に保管していたという。
 18日に燃料取り出しが始まる4号機プール内にも損傷した燃料棒が3体あり、東電は通常の取り出しが困難なため、対応を後回しにしている。
 損傷した燃料棒は1、4号機プールのほかにも2号機プールに3体、3号機プールに4体の計80体ある。東電は専用の輸送容器を新たに製造するなど対応策を検討する。
 損傷燃料が1号機に集中している理由について、東電は「1号機は当社で最も古い原発で、燃料棒の製造時、品質管理に問題があり粗悪品が多かったと聞いている。2号機以降は燃料棒の改良が進み、品質は改善した」と説明した。
 1号機は東電初の原発で、1971年3月に商業運転を開始した。
ーーー河北新報社(25.11.16)






福島第一、タンクの汚染水漏れ止まる…東電(25.11.16)

東京電力は15日、福島第一原子力発電所のタンクで起きた汚染水漏れについて、タンクの鋼板同士の継ぎ目でボルトを締め直し、漏水を止めたと発表した。漏えい量は推定11リットル。汚染水には放射性ストロンチウム(国の放出限度は1リットルあたり30ベクレル)などが1リットルあたり7800万ベクレル含まれ、タンクの周りにたまった雨水からは同5200ベクレルが検出された。雨水はタンクを囲むせき内にとどまり、東電が別のタンクに移している。せきの外側で水が漏れた跡があったが、放射線量は低く、東電は汚染水の外部流出はないとみている。

ーーー 読売新聞(2013年11月16日 )





4号機使用済み燃料、18日から取り出し…東電(25.11.15)

東京電力は15日、福島第一原子力発電所4号機の使用済み核燃料プールに貯蔵されている燃料を、18日午後から取り出すと発表した。

 燃料の本格的な取り出しは、一昨年の原発事故以来初めて。最長40年かかると言われる廃炉工程で、最初の大きな節目となる。

 4号機のプールには、事故を起こした1~4号機では最多となる1533本の燃料が貯蔵されている。

 18日は、燃料を運ぶ輸送容器(長さ5・5メートル、直径2・1メートル)をプールに沈め、長さ4・5メートルの燃料を1本ずつ容器に詰め込む作業を始める。19日までに収容量いっぱいの燃料22本を容器に移す。20日以降にクレーンを使って容器をプールから出し、約100メートル離れた保管施設「共用プール」まで運ぶ。その後、容器から燃料を抜き出して共用プール内におさめ、冷却する。この一連の工程を終えるのに約1週間かかるという。

 東電は約1年かけて、全ての燃料を共用プールに移し、その後、1~3号機も着手する考えだ。 

--- 読売新聞(2013年11月15日)






福島第1原発への適用困難=トリチウム、除去技術審査で-政府(25.11.15)

政府は15日、東京電力福島第1原発の汚染水処理対策委員会を開き、国内外の企業などから寄せられた約780件の技術提案を審査した。現状では処理が難しい放射性トリチウムを汚染水から除去する技術については約50件の応募があったが、開発に長期の時間が必要なことや、費用面などで課題が多かったことから、直ちに第1原発に適用するのは難しいとの見方でほぼ一致した。
---時事ドットコム(2013/11/15-20:00)




流入する地下水遮断、最優先に…汚染水で馬淵氏(25.11.15)

民主党の馬淵澄夫衆院議員は15日夜、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、福島第一原発の汚染水問題について「高濃度の汚染水が地下水に混ざって海に流れ出す可能性がある」と指摘。

 政府と東京電力に、タンクからの漏水対策よりも、流入する地下水の遮断に最優先で取り組むよう求めた。同席したNPO法人「国際環境経済研究所」の澤昭裕所長は、政府が同原発での対策について優先順位を付けるよう訴えた。
 馬淵議員は事故当時、首相補佐官として対応し、地下水の遮断対策も検討していた。
---読売新聞(2013年11月15日  )




18日に燃料取り出し 福島第1原発4号(25.11.15)



<燃料取り出しを前に、作業の安全性を確認する実証試験でつり上げられた輸送容器=13日、東京電力福島第1原発4号機(同社提供)>

東京電力は15日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールに保管している燃料の取り出しを18日に始めることを決めた。廃炉が決まっている1~4号機のプールからの本格的な燃料取り出しは2011年3月の事故以来、初めて。4号機プールからの燃料取り出し開始で、廃炉工程は新たな段階に入る。作業は来年末まで続く。震災時に定期検査中だった4号機は、原子炉建屋が水素爆発で大破。東電はプールを支える補強工事をしたが、地元などから地震でプールが崩壊する恐れがあるのではないかとの声が上がり、早期の燃料取り出しが求められている。取り出しは建屋カバー内に設置されたクレーンを使い、燃料をプール内で輸送容器に装塡。トレーラーで約100メートル離れた「共用プール」と呼ばれる別棟に運ぶ。18日からの作業では未使用燃料を取り出す。輸送容器には22体の燃料を入れる予定で、装塡作業に2日程度かかる見込み。  
---産経新聞(25.11.15)





タンクで新たな漏えい ボルト締め停止、福島第1(25.11.15)



<新たに汚染水の漏えいが見つかったタンク(同社提供)>
東京電力は15日、福島第1原発の「G6南」と呼ばれる地上タンク群の1基で、新たに水漏れを確認したと発表した。タンクは鋼鉄製の部材をボルトで締めただけの「フランジ型」で、地上約2.5メートルの接合部から4秒に1滴程度の割合で水滴が落ちていた。ボルトを締め付け、水滴は止まったという。タンクから漏れた量は不明だが、タンク群を囲むせきの中には深さ10センチ程度の水がたまっており、東電は別のタンク群のタンクに移送する。せきの外への汚染水流出はないとしている。東電によると、15日朝の巡回で漏えいに気づいた。タンクには原子炉を冷却した後に放射性セシウムを除去した汚染水が入っている。水が漏れた付近の放射線量はベータ線で最大毎時30ミリシーベルト。ベータ線は目の角膜などに影響を及ぼすが、透過力が弱く遮蔽が容易とされる。フランジ型タンクでは漏えいが相次いでおり、東電は漏れる恐れが少ない「溶接型」への置き換え作業を急いでいる。 
---産経新聞(25.11.15)




タンクのフランジからの漏水箇所(東電提供)


漏水したタンク(C6)(東電提供)


受け入れバン設置状況(東電提供)




せきの水で5200ベクレル=タンクから11リットル漏れか(25.11.15)

東京電力福島第1原発の汚染水タンクから水滴が落ちていた問題で、東電は15日、このタンク群を囲うせき内にたまった水から、ベータ線を出す放射性物質を1リットル当たり5200ベクレル検出したと発表した。東電は「タンクの汚染水が漏れた可能性が高い」と説明。漏れた量は11リットル程度と推計している。
 せき内では、雨水とタンクから滴り落ちた水が混ざっているという。放射性物質の半分程度はストロンチウム90とみられる。10月26日の計測では、ストロンチウム90を同18ベクレル検出しており、大幅に上昇した。
ーーー時事ドットコム(2013/11/15)






原子炉建屋地下、汚染水の漏出状況を確認(25.11.14)

東京電力は13日、炉心溶融した福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋地下の2か所で、汚染水が漏れ出している様子を確認したと発表した。

1号機原子炉建屋の地下室の様子。格納容器の底部につながる配管(ドレン管)が損傷し(中央)、水が流れ出している。こうした水が汚染水になっている(東京電力提供)
 水漏れ箇所は、原子炉格納容器下部のドーナツ形をした「圧力抑制室」の近くで、格納容器から汚染水が漏れている大まかな場所が分かったのは、燃料が溶融した1~3号機を通じ初めて。

地下室南東側で撮影した圧力抑制室の外壁。原子炉から漏れた汚染水が外壁を伝わって、下にたまった水に落ち、水面からしぶきがあがっている。(東電提供)

 40年にわたる廃炉作業で、1~3号機の原子炉からの溶融燃料取り出しは最大の難関となる。そのためにはまず格納容器の漏水を止める必要があり、今後、格納容器の漏えい箇所を特定すれば、溶融燃料取り出しに向けた重要な第一歩となる。


画像の猿江居場所案内

 圧力抑制室が設置されている地下室には汚染水がたまっている。東電が13日にカメラを積んだ小型ボート(全長約90センチ)を地下室に入れたところ、南東側にある圧力抑制室と格納容器本体をつなぐ「ベント管」の付近で、圧力抑制室の外壁面を水がつたっていた。亀裂や穴などはカメラでは確認できなかったが、圧力抑制室の上部や、その上を通る配管などが破損している可能性があるという。

---読売新聞(2013年11月14日)




水上ボートで撮影 (東電提供11.13)



水上ボートで撮影 (下)トーラス室水面 SC側面(東電提供11.13)




格納容器付近から水漏れ   第1原発1号機で初確認(25.11.13)



<写真は、東京電力福島第1原発1号機の格納容器下部で、破断し水漏れが確認された配管(矢印)=13日(東京電力提供)>

東京電力は13日、福島第1原発1号機の格納容器付近の破損状況や放射線量を把握するため、地下の圧力抑制室を収める「トーラス室」内部を調査した結果、2カ所で水の漏えいを確認したと発表した。 原発事故で溶け落ちた溶融燃料を冷却する注水が続く1~3号機の格納容器下部から水漏れが実際に確認されたのは初めて。漏えい箇所の特定はできなかった。 
---産経新聞(25.11.13)





変形・損傷…4号機の燃料3本、取り出し困難(25.11.12)

東京電力は12日、今月中に取り出し作業が始まる福島第一原子力発電所4号機の使用済み核燃料プールの1533本の燃料に、変形などのために取り出しが困難なものが3本あることを明らかにした。

 問題の3本には、過去の作業で生じたわずかな変形や損傷がある。放射性物質の漏れは確認されていない。東電は、ほかの燃料の移送を優先させ、3本の取り出しと移送の方法は今後検討する。原子力規制委員会は、取り出し作業の安全性を認めており、作業は月内に予定通り開始される。

---読売新聞(2013年11月12日  )







【現状】水中カーテン破損相次ぐ 港湾内対策、もろさ露呈(25.11.11)

東京電力福島第1原発の港湾内で放射性物質の拡散防止のために設置され、「シルトフェンス」と呼ばれる水中カーテンが、台風の影響などで破損するトラブルが続いている。安倍晋三首相は東京五輪誘致をめぐり「影響は港湾内0・3平方キロの範囲内で完全にブロックされている」と断言したが、港湾内の汚染水対策でも、もろさが露呈している。

 フェンスはポリエステル製で、カーテン状の布に重りを付けて海面の浮きから海中につり下げる構造。1~4号機の建屋海側では、1日推定300トンの汚染された地下水が港湾に流出しているが、汚染水の流れを抑え、海底の土砂の拡散を防ぐ効果があるとされる。

 原発事故後の2011年4月以降、1~4号機と5、6号機の取水口近くなどに順次設置された。

 これまでも悪天候などで破損し、交換することはあったが、今年9月下旬以降は5、6号機側のフェンスの固定用金具が外れるなど相次いだ台風襲来の影響もあり、約1カ月間に計3回破損した。今月5日には、運搬船のえい航船のスクリューが1~4号機側のフェンスを巻き込んだ。破損のたびに、試験操業を再開したばかりの地元漁業者は不安を募らせている。

 トラブル続発を受けて東電は10月、土砂の拡散防止が目的でフェンスが1重だった5、6号機側も1~4号機側と同様に2重にした。ただフェンスは船が通る際に開放するなど遮断性に乏しく、当初から効果を疑問視する声がある。

---共同通信(25.11.11)




濃度最高の55万ベクレル=漏えいタンク近くの地下水-(25.11.11)

東京電力は11日、汚染水を保管するタンク群近くの観測用井戸で9日に採取した地下水から、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり55万ベクレル検出されたと発表した。この中にあるタンクの一つから、8月に放射能汚染水が約300トン漏えいしたことが判明している。これまでこの井戸の最高濃度は8日採取の同46万ベクレルで、高い値が継続している。
---時事ドットコム(2013/11/11)





仮設設備で浄化後排水へ、地下で保管の汚染水-東電(25.11.11)

東京電力は11日、福島第1原発の汚染水タンク群を囲うせきにたまった雨水を貯蔵している地下貯水槽や専用タンクの水について、仮設の浄化設備で放射性物質濃度を低減した後、原発敷地内で排水する方針を明らかにした。地下貯水槽や専用タンクには、東電が定めた暫定排水基準を超える放射性物質を含んだ雨水を保管している。今後、排水基準などを検討する方針。
 東電によると、タンク群のせきにたまった雨水のうち、暫定基準(ストロンチウム90が1リットル当たり10ベクレル未満など)を超えた雨水は、容量4000トンの専用タンクなどに移送。一部は、過去に汚染水漏れがあり使用を中止していた地下貯水槽に、一時的にためている。
 汚染雨水は当初、2、3号機のタービン建屋地下に移して一括して浄化する計画だったが、余裕がなくなっているため、仮設設備で処理するという。
---時事ドットコム(2013/11/11)





全ての汚染水タンクを囲むせき、年内にかさ上げ(25.11.11)

東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題で、政府が設置した「汚染水対策現地調整会議」が11日、福島県楢葉町のJヴィレッジで開かれ、東電は、汚染水タンクを囲む現行では高さ30センチ前後のせきを、年内に30センチかさ上げする方針を明らかにした。

 鉄板を取り付ける応急的な措置で、全てのタンクが対象。その後、汚染水の貯蔵量が多いタンクについては、来年3月までにコンクリートで本格的なかさ上げを行うという。
---  読売新聞(2013年11月11日




新たにタンク3基で放射線検出、汚染水漏えいか(25.11.11)

東京電力は11日、福島第一原子力発電所で汚染水を貯蔵するタンク計3基の周辺で、新たに最大毎時29・8ミリ・シーベルトの放射線量を検出したと発表した。

 汚染水が漏えいした可能性があり、原因を調べている。

 東電によると、9日の測定で、タンク2基の底部から24・5~29・5ミリ・シーベルトを検出した。さらに10日には、別の区画にあるタンク1基で、ボルトによるタンクの継ぎ目付近に水がたれた跡があるのを巡回中の作業員が見つけ、29・8ミリ・シーベルトを検出した。いずれのタンクも、8月に汚染水300トンが漏えいしたタンクと同じタイプで、継ぎ目から漏水した可能性がある。

---読売新聞(2013年11月11日 )






福島第1、水たまり確認 タンクせきから漏えいか(25.11.9)

東京電力は9日、福島第1原発のタンク群を囲む漏水防止用のせきの弁外側に水たまりがあるのを確認した、と発表した。弁は閉まっていたが、東電は放射性物質を含んだせき内の水が漏れたとみて原因を調べている。

タンク群を囲む漏水防止用のせきの弁外側にできた水たまり=9日、福島第1原発(東京電力提供)

 近くに海につながる排水溝はなく、東電は「海への流出はない」としている。

 東電によると、9日午後、作業員が「H6」タンク群のせきを巡回中に水たまりを発見。9日午前の巡回で異常は見られなかったという。
 水位は午前、午後ともに約12センチで変化はなく漏えい量はごく微量とみている。
---東京新聞(25.11.9)





タンクせきから漏えい画像(25.11.9)



せきの弁外側にできた水たまり(H6エリア)


漏水防止処理後1


漏水防止処理後2
---東電提供(25.11.9)





福島4号機:核燃料、中旬から回収 規制委週明けにも了承(25.11.9)

東京電力が福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールから核燃料(燃料集合体)を回収する計画について、原子力規制委員会は8日、取り出し手順の安全性を大筋で確認できたとして、週明けにも了承する方向で調整に入った。了承されれば、東電は今月中旬から燃料回収を始める。

 東電は昨年夏、4号機プールから試験的に燃料2体を回収したが、本格的に取り出すのは初めて。福島原発の廃炉は今後30〜40年かかる見通しで、4号機プールの取り出しはその試金石と位置付けられている。

 東電は協力企業作業員を含め計36人態勢で、プール内にある1533体の核燃料を来年末までに回収。約100メートル離れた敷地内の保管施設「共用プール」へ順次運ぶ。東電の相沢善吾副社長は8日の記者会見で「(取り出し作業で)核分裂反応が連鎖的に起こる臨界が発生する可能性は極めて低い」と強調した。

 3号機プール(566体)は最速で15年、1号機プール(392体)と2号機プール(615体)は17年から取り出しを開始。1〜3号機の原子炉内にある核燃料の回収は20年以降になる見通しだ。
---毎日新聞(25.11.9)






福島第一 作業員日当1万円増額(25.11.9)

 東京電力の広瀬直己(なおみ)社長は八日、福島第一原発で作業員の確保が難しくなってきたことを受け、来月から下請け作業員の日当を一万円増額することを明らかにした。下請け企業が安定して作業員を集めやすくなるよう、今月から作業に習熟した企業に継続的に発注する方式を取り入れることも表明した。 

 福島第一では経営難の東電がコストを削るため、安さ重視の競争入札を拡大してきた。しかし、事故現場なのに、一般的な土木作業と同等の価格での入札が多くなり、現場に詳しい企業が受注できなくなった。多段階の下請け構造の中で、作業員が受け取る日当が八千円程度という事例もあった。下請け企業は次の仕事が取れるかどうか分からず、作業員の解雇が増えた。作業員の中には、原発より被ばくの心配が少なく、国から危険手当が出る除染作業に流れる人も多くなった。

 東電はこうした状況にようやく気づき、日当の上乗せや、下請け企業には随意契約で継続的に発注することで、状況の改善を図ることにした。日当の上乗せ分は東電が元請けに支払う形で、中抜きされず確実に作業員に届くかどうか、不安が残る。広瀬氏は「元請けにお金をどこにどう流せとは指定できない。ただ、公開の場で日当が一万円増えると表明すれば、作業員の皆さんが上乗せを知ることになる」と述べた。
---東京新聞(25.11.9)




福島汚染水:IAEA、東電の採水「信頼できる」(25.11.8)

 東京電力福島第1原発の汚染水問題で、国際原子力機関(IAEA)の海洋モニタリング専門家2人が7日、福島県沖で海水の採水作業を視察した。東電の作業を見た専門家は「採水方法は信頼できる」とした。


福島県沖で海水モニタリングの採水を視察後、報道陣の質問に答えるIAEAのオズボーン氏(右)=福島県いわき市で2013年11月7日

 来日したのは、モナコ海洋環境研究所のデイビッド・オズボーン所長ら2人。国際的に広がる海洋汚染への懸念を払拭(ふっしょく)するために計画されている日本とIAEAの共同調査の事前準備で、2人は福島県いわき市の小名浜漁港を出発、東電が原発から20キロ圏内の7カ所で海水を採水する様子を視察した。オズボーン所長は視察後、国際的に実施されている採水方法と差はないとの認識を示した。

 専門家は8日、福島第1原発内の海水分析棟を視察し、これらの視察結果は、今月下旬に来日予定のIAEAの廃炉調査団の議論や助言に生かす予定。
---毎日新聞(25.11.8)






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