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福島第一原発の現状・最新情報

福島第一原発モニタリング

事故前の平均値:0.15μSv/hr、福島県立医科大学
原子炉の水温、水位モニタリング
モニタリング測定値  構内モニタリング
ふくいちライブカメラ

 現在の放射線量・モニターを見る




福島第1、水たまり確認 タンクせきから漏えいか(25.11.9)

東京電力は9日、福島第1原発のタンク群を囲む漏水防止用のせきの弁外側に水たまりがあるのを確認した、と発表した。弁は閉まっていたが、東電は放射性物質を含んだせき内の水が漏れたとみて原因を調べている。

タンク群を囲む漏水防止用のせきの弁外側にできた水たまり=9日、福島第1原発(東京電力提供)

 近くに海につながる排水溝はなく、東電は「海への流出はない」としている。

 東電によると、9日午後、作業員が「H6」タンク群のせきを巡回中に水たまりを発見。9日午前の巡回で異常は見られなかったという。

 水位は午前、午後ともに約12センチで変化はなく漏えい量はごく微量とみている。
---東京新聞(25.11.9)






せきの弁外側にできた水たまり(H6エリア)


漏水防止処理後1


漏水防止処理後2
---東電提供(25.11.9)




福島4号機:核燃料、中旬から回収 規制委週明けにも了承(25.11.9)

東京電力が福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールから核燃料(燃料集合体)を回収する計画について、原子力規制委員会は8日、取り出し手順の安全性を大筋で確認できたとして、週明けにも了承する方向で調整に入った。了承されれば、東電は今月中旬から燃料回収を始める。

 東電は昨年夏、4号機プールから試験的に燃料2体を回収したが、本格的に取り出すのは初めて。福島原発の廃炉は今後30〜40年かかる見通しで、4号機プールの取り出しはその試金石と位置付けられている。

 東電は協力企業作業員を含め計36人態勢で、プール内にある1533体の核燃料を来年末までに回収。約100メートル離れた敷地内の保管施設「共用プール」へ順次運ぶ。東電の相沢善吾副社長は8日の記者会見で「(取り出し作業で)核分裂反応が連鎖的に起こる臨界が発生する可能性は極めて低い」と強調した。

 3号機プール(566体)は最速で15年、1号機プール(392体)と2号機プール(615体)は17年から取り出しを開始。1〜3号機の原子炉内にある核燃料の回収は20年以降になる見通しだ。
---毎日新聞(25.11.9)




福島第一 作業員日当1万円増額(25.11.9)

東京電力の広瀬直己(なおみ)社長は八日、福島第一原発で作業員の確保が難しくなってきたことを受け、来月から下請け作業員の日当を一万円増額することを明らかにした。下請け企業が安定して作業員を集めやすくなるよう、今月から作業に習熟した企業に継続的に発注する方式を取り入れることも表明した。 

 福島第一では経営難の東電がコストを削るため、安さ重視の競争入札を拡大してきた。しかし、事故現場なのに、一般的な土木作業と同等の価格での入札が多くなり、現場に詳しい企業が受注できなくなった。多段階の下請け構造の中で、作業員が受け取る日当が八千円程度という事例もあった。下請け企業は次の仕事が取れるかどうか分からず、作業員の解雇が増えた。作業員の中には、原発より被ばくの心配が少なく、国から危険手当が出る除染作業に流れる人も多くなった。

 東電はこうした状況にようやく気づき、日当の上乗せや、下請け企業には随意契約で継続的に発注することで、状況の改善を図ることにした。日当の上乗せ分は東電が元請けに支払う形で、中抜きされず確実に作業員に届くかどうか、不安が残る。広瀬氏は「元請けにお金をどこにどう流せとは指定できない。ただ、公開の場で日当が一万円増えると表明すれば、作業員の皆さんが上乗せを知ることになる」と述べた。
---東京新聞(25.11.9)





福島汚染水:IAEA、東電の採水「信頼できる」(25.11.8)

東京電力福島第1原発の汚染水問題で、国際原子力機関(IAEA)の海洋モニタリング専門家2人が7日、福島県沖で海水の採水作業を視察した。東電の作業を見た専門家は「採水方法は信頼できる」とした。


福島県沖で海水モニタリングの採水を視察後、報道陣の質問に答えるIAEAのオズボーン氏(右)=福島県いわき市で2013年11月7日

 来日したのは、モナコ海洋環境研究所のデイビッド・オズボーン所長ら2人。国際的に広がる海洋汚染への懸念を払拭(ふっしょく)するために計画されている日本とIAEAの共同調査の事前準備で、2人は福島県いわき市の小名浜漁港を出発、東電が原発から20キロ圏内の7カ所で海水を採水する様子を視察した。オズボーン所長は視察後、国際的に実施されている採水方法と差はないとの認識を示した。

 専門家は8日、福島第1原発内の海水分析棟を視察し、これらの視察結果は、今月下旬に来日予定のIAEAの廃炉調査団の議論や助言に生かす予定。
---毎日新聞(25.11.8)





福島原発公開時に撮影された写真(25.11.7)



放射線を測定する東電社員


放射線汚染水の漏れたタンク、H4エリア


タンク H4エリア


4号機 記者団


4号機 プール


4号機 内部


プール内の使用済み燃料棒


記者団と東電社員


取出し機


記者団


輸送コンテナー


4号機建物の外


タンク前


タンク H4エリア


湾に面した鋼管の壁
11月6日に使用済み核燃料の取り出しが始まる予定の福島第一原発4号機原子炉建屋のプールなどを報道機関に公開した際に撮影された画像。

---ロイター(25.11.7)





4号機内部を公開 「本当の意味で廃炉始まる」(25.11.6)



福島第1原発4号機原子炉建屋の5階部分。使用済み核燃料プール内に燃料が見える=6日、福島県大熊町(9枚をつなぎ合わせたパノラマ写真)


福島第1原発4号機の使用済み燃料プールに設置された燃料取扱機。右上は天井クレーン=6日午前11時56分、福島県大熊町


福島第1原発4号機原子炉建屋の5階部分。使用済み燃料プールの底に燃料が見える=6日午後0時11分、福島県大熊町


福島第1原発4号機の使用済み燃料プールに設置された燃料取扱機。奥は天井クレーン=6日午前11時58分、福島県大熊町


福島第1原発4号機原子炉建屋の5階部分。使用済み燃料プールの底に燃料が見える=6日午後0時6分、福島県大熊町


福島第1原発4号機の使用済み燃料プール内の燃料=6日午後0時7分、福島県大熊町



報道公開された福島第1原発4号機原子炉建屋の5階部分=6日午前11時59分、福島県大熊町



福島第1原発4号機の燃料を入れた容器を移動させる天井クレーン=6日午前11時56分、福島県大熊町



燃料取り出しカバーに覆われた福島第1原発4号機原子炉建屋=6日午前11時44分、福島県大熊町



福島第1原発4号機(右端)、3号機(白い建屋)近くで働く作業員ら=6日午前11時46分、福島県大熊町



福島第1原発4号機周辺で働く作業員ら=6日午後0時22分、福島県大熊町



放射性物質除去装置ALPS(アルプス)で働く作業員=6日午前11時56分、福島県大熊町



放射性物質除去装置ALPS(アルプス)=6日午前11時9分福島県大熊町



汚染水漏れがあったエリアのタンク群の周辺は、盛り土がされていた=6日午前11時36分、福島県大熊町

---産経新聞(25.11.6)



福島第一 報道陣に公開 危険な現場 作業員頼み(25.11.7)

東京電力は六日、月内に使用済み核燃料の取り出しが始まる予定の福島第一原発4号機原子炉建屋のプールなどを報道機関に公開した。八月に処理水漏れが発覚したタンク周りでは、現在も対応に追われていた。東電は、核燃料取り出しには万全を期していると強調するが心配も残った。 


福島第一原発4号機周辺で働く作業員=6日午後、福島県大熊町で

 お盆明けに処理水漏れで大きな騒ぎとなったタンク群周辺では、あちこちにブルーシートが敷かれ「危険」を知らせるコーン標識が立っていた。地下に近くの無線中継所から配線がのびており重機が使えないため、まだ汚染土全てを除去できていないとのことだった。

 取り除いた土は大型の土のうや小型のタンクに入れて保管しているが、中は放射性ストロンチウムなどに汚染された土。近くにはコーン標識があるが、敷地全体が一大工事現場と化し、どこが危険か分かりづらかった。

 一方、4号機の建屋脇に逆L字形に建設された核燃料取り出し用の巨大な骨組みの中は整然としていた。

 プール内には千五百体を超える核燃料が残る。骨組み内に設置された核燃料取扱機とクレーンが連携し、核燃料を一体ずつ引き抜き、水中で輸送容器に入れて地上のプール施設に移す。地道な作業が一年ほど続く。

 取り出し作業自体は他の原発でもやってきたことだが、ここは事故現場。核燃料が抜けなくなったり、輸送容器が落ちたりする可能性もある。

 プールの水には放出基準の数倍の放射性セシウムが含まれる。プールから輸送容器を引き上げ、水洗いした後に作業員が拭き取るという。容器のふたをボルト締めするのも作業員。廃炉に向けた重要な一歩だが、作業員の安全を祈らずにはいられなかった。
---値右京新聞(25.11.7)





燃料取り出し「うまくいく」=4号機-米原子力規制委員(25.11.6)

来日中である米原子力規制委員会(NRC)のウィリアム・マグウッド委員は6日、東京電力が今月中旬に実施する福島第1原発4号機の使用済み燃料プールからの燃料取り出しについて「非常に重要な前進だ」と評価した上で、「リスクは十分に管理されており、これまで聞いた話を総合すればうまくいくと考えている」との見通しを示した。自民党本部での会合に出席した後、記者団の質問に答えた。
---時事ドットコム(2013/11/06-12:12)
来日中である米原子力規制委員会(NRC)のウィリアム・マグウッド委員は6日、東京電力が今月中旬に実施する福島第1原発4号機の使用済み燃料プールからの燃料取り出しについて「非常に重要な前進だ」と評価した上で、「リスクは十分に管理されており、これまで聞いた話を総合すればうまくいくと考えている」との見通しを示した。自民党本部での会合に出席した後、記者団の質問に答えた。
ーーー時事ドットコム(2013/11/06)




細かながれき、今も=核燃料プールに取り出し機-4号機(25.11.6)

プールに沈む核燃料の上に、コンクリート片のような細かながれきが散らばっていた。燃料1533体の取り出しを前に、東京電力が6日公開した福島第1原発4号機。原子炉建屋5階の使用済み燃料プールには、橋を架けるように緑色の新しい燃料取り出し機が設置されていた。


東京電力福島第1原発4号機の使用済み燃料プールに設置された燃料取り出し機。奥上は天井クレーン=6日午前、福島県大熊町(
 報道陣は大破した4号機建屋を覆うカバーに設置されたゴンドラで5階に上がった。水を張った縦横約10メートルのプールと、事故当時は検査中で空だった原子炉が並んで口を開けている。水素爆発で散らばった大きながれきは撤去され、プールには水中で核燃料を輸送容器に移す取り出し機が、天井には容器を30メートル下の1階に降ろす巨大クレーンが取り付けられていた。
 プールにはオレンジ色のホースが延び、細かなごみを取り除く浄化装置につながっている。取り出し機の上から水面をのぞき込むと、深さ11.5メートルのプールに沈む核燃料と、細かながれきがはっきり見えた。「浄化開始前は底が見えないくらい濁っていた」(東電担当者)という。
 核燃料の真上にある取り出し機付近の放射線量は毎時120マイクロシーベルトを超えるが、プール周辺は同37マイクロシーベルト程度。汚染されたがれきが撤去されたため、同100マイクロシーベルト程度の建屋1階入り口付近より低い。
 東電担当者は「使用済み燃料は水から出すと強い放射線と熱を出す。慎重に扱う必要がある」と気を引き締める。第1原発の小野明所長は「燃料を取り出す際に、プール内の細かながれきが引っ掛かる可能性はある」と話した。
---時事ドットコム(2013/11/06)




燃料取り出し準備整う…4号機を報道陣に公開(25.11.6)

福島第一原子力発電所4号機の使用済み核燃料プールから燃料集合体1533本を取り出す作業が今月中に始まるのを前に、東京電力は6日、4号機の原子炉建屋内を報道陣に公開した。


福島第一原発4号機の最上階。がれきが取り除かれ、燃料プールには燃料取り扱い機が設置された=代表撮影

 事故時の水素爆発で建屋上部が吹き飛び、鉄骨がむき出しになった4号機の建屋は、約4200トンの鉄骨を使ったカバーできれいに覆われていた。建屋の上には、燃料を入れた輸送容器をつるすクレーンなどがプールをまたぐように設置され、いつでも作業にとりかかれる状態だ。


4号機プール内の燃料集合体。爆発によるがれきは取り除かれている=代表撮影

 事故後、プール内にはがれきが散乱していたが、身を乗り出してプール内をのぞくと、青みがかった水の中に燃料が整然と並び、大きながれきは見当たらない。


燃料取り出しカバーに覆われた福島第一原発4号機原子炉建屋=代表撮影

 燃料の本格的な取り出しは事故後初めてとなり、最長40年かかるといわれる廃炉工程は最初の大きな節目を迎える。同原発の小野明所長は「燃料取り出しが廃炉のスタートだ。少しずつ作業環境を改善していきたい」と話した。
---読売新聞(2013年11月6日)




プール燃料、近く取り出し=4号機建屋を公開 (25.11.6)


東京電力は今月中旬、福島第1原発4号機原子炉建屋の使用済み燃料プールから、核燃料を取り出す作業を始める。水素爆発で大破した4号機のプールには同原発で最も多い1533体の燃料集合体が貯蔵されており、2014年末までに別建屋の共用プールに移して保管する。東電は6日、4号機建屋内に報道陣を入れ、取り出し用のクレーンなどを公開した。


福島第1原発4号機原子炉建屋の5階部分。使用済み燃料プールの底に燃料が見える=6日午後、福島県大熊町

 政府と東電は廃炉工程表で、プールの燃料取り出し開始までを第1期、1~3号機原子炉内で溶け落ちた燃料の取り出し開始までを第2期、廃炉完了までを第3期と設定。4号機の燃料取り出しで工程表は第2期に移行する。
 第1原発の小野明所長は「廃炉作業は燃料を取り出すことから始まる。(4号機の取り出し開始で)本当の意味での廃炉スタートだ」と述べた。
---時事ドットコム(2013/11/06)




福島汚染水問題に懸念強調 IAEA事務局長(25.11.6)

国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は5日、国連総会で活動を報告し、東京電力福島第1原発の汚染水漏れについて「事故の影響が続いていることをはっきりと思い出させるものだ」と懸念を強調した。
 天野氏は日本に長期的な汚染水対策の計画や仕組みをつくるよう促したと説明し、政府が関与を強めて取り組む基本方針を「重要な前進」と評価した。
---東京新聞(25.11.6)




【現状】タンク計画15年に破綻も対策強化で汚染水貯蔵急増(25.11.5)

 福島第1原発の汚染水問題が今春以降、国内外でクローズアップされたことを受け、東京電力は放射性物質を含む水を海に流出しないよう対策を強化している。だが、そのために貯蔵しなければならない汚染水量は急増。現在の地上タンク増設計画は早ければ2015年夏にも破綻する恐れが出ている。


タンクの状況

 現在、タンクの総容量は約41万トンで、貯蔵量は既に9割に達する危機的な状況にある。

 東電は2日間でタンク1基(千トン)を増設するペースの“自転車操業”を続けており、今後は敷地南側の林を整備し、16年3月までにタンク総容量を約80万トンに倍増する計画を立てている。

 しかし、東電がタンク増設と汚染水量の将来の見通しを試算した結果、建屋への地下水流入を減らす「地下水バイパス」や、建屋周辺の井戸で地下水をくみ上げる「サブドレン」を実施できない場合、15年夏にはタンク容量が足りなくなる見通しが浮かび上がった。

 汚染水は従来、1日当たり約400トンのペースで貯蔵してきたが、汚染水対策の強化に伴い、貯蔵する汚染水量が増えているのが原因だ。

 海洋流出を防ぐため、第1原発の海側敷地では7月以降、護岸の地層を薬剤で固める対策を進めている。そのため、せきとめられた地下水が地表にあふれ出ないよう1日当たり約60トンくみ上げることになった。

 原発港湾内では現在、鋼管を打ち込んで壁を造る「海側遮水壁」が建設中だ。来年9月に完成すると、壁の内側で増え続ける汚染水を1日当たり約90トンくみ上げる必要が出てくる見込みだ。

 また、8月にタンクで約300トンの高濃度汚染水漏れが判明後、それまで開けていたせきの弁を閉じる運用に変更した。

 このため台風や大雨の際、東電はせきにたまった雨水の放射性物質濃度を測定し、排出基準を超える水は地下貯水槽などに移送せざるを得なくなった。

 排出できない雨水の貯蔵量は、年間降水量から試算すると1日当たり約150トンになるという。

 これら増加分をすべて貯蔵した場合、単純計算すると1日当たり約700トンのペースで汚染水を貯蔵しなければならなくなる。

 東電の今泉典之(いまいずみ・のりゆき)原子力・立地本部長代理は「計画の見通しは厳しい。雨水を何らかの方法で浄化し排出することなどを考えなければならない」と話している。

---共同通信(25.11.5)






福島第一の除染と廃炉、米が積極支援…日米合意(25.11.5)

日米両政府は4日、ワシントンで外交、エネルギー担当者らの会合を開き、東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題や除染、廃炉などについて協議した。

 米側が官民合同で技術や知恵を提供し、日本に助言することで合意し、来月、技術的な課題や具体的な協力方法を改めて議論する。

 会合には外務省の杉山晋輔外務審議官や米エネルギー省(DOE)のダニエル・ポネマン副長官らが参加。日本は福島第一原発の現状について「汚染水対策が喫緊の課題」と説明した。米側は、スリーマイル島原発事故などで培った除染や廃炉の技術を結集し、日本の解決策検討を積極的に支援する意向を表明した。

 原発事故の発生頻度を科学的に評価する「確率論的リスク評価」を、日本の安全規制でどう活用するかについては、日米間で今後も継続的に協議する。

---読売新聞(2013年11月5日)






福島原発4号機、実証試験を追加 燃料取り出し延期へ(25.11.5)

 東京電力が福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールからの燃料取り出しを前に、実際の燃料輸送容器を使って作業の安全性を確認する実証試験を追加し、4号機内で近く実施することが4日、関係者への取材で分かった。実証試験には準備を含めて数日かかる見込みで、早ければ8日にも始まる予定だった燃料取り出しは1~2週間延期となる見通し。

 燃料取り出しに向け、クレーンを備えた4号機の建屋カバーは既に完成しているが、実証試験は行われていなかった。
---東京新聞(25.11.5)



1~4号機の各機の状況



福島第一対応、政府関与強める考え…菅官房長官(25.11.5)

菅官房長官は4日、東京都内で講演し、東京電力福島第一原子力発電所事故の対応について、「(民主党の)前政権は政府関与なしで東電にやらせる道を選んだが、見直しをするところまで来ている」と述べた。
 東電が費用全額を負担する現行制度を見直し、国費投入など政府の関与を強める考えを示したものだ。

 現在、除染や汚染水対策、廃炉、賠償などの費用は東電が負担することになっているものの、経営悪化で復興の遅れが懸念されている。自民党は国費投入を求める提言をまとめており、菅氏は講演で「そろそろ結論を出さなければならない時期だ。与党としっかり調整しながら取り組んでいきたい」とも語った。

---読売新聞(2013年11月5日)







燃料最多の福島第一4号機、月内に取り出し開始(25.11.3)

東京電力が福島第一原子力発電所4号機の使用済み核燃料プールから燃料を取り出す計画について、原子力規制委員会は2日、取り出し用設備の最終検査で安全が確認できたとして、東電に今週にも「合格証」を交付する方針を決めた。

 これを受け、東電は、月内に取り出し作業を始める。

 2011年12月から始まった同原発の廃炉作業で、本格的に燃料を取り出すのは初めて。最長40年かかるといわれる廃炉工程は新たな段階に入る。

 規制委は10月31日までの現場確認で、プール内で燃料をつかむ機器や、燃料を容器に詰め替えて建屋外に運び出すクレーン、放射性物質を外に飛散させない換気設備などの機能や安全性に問題ないと判断。今後、東電の作業手順を確認し、東電の取り出し作業が始まった後も安全に作業が進められるように監視を続ける。

 事故が起きた同原発1~4号機のプールには計約3100本の燃料があり、4号機は1533本を占め、最も多い。東電はまず4号機の取り出しに着手し、約1年かけて燃料を敷地内の保管施設のプールに移す。1~3号機の燃料は、2015年度以降に取り出す計画だ。

---読売新聞(2013年11月3日)






福島原発4号機、燃料取り出しに向け最終検査(25.10.31)

東京電力福島第一原子力発電所4号機の使用済み核燃料プールから、燃料を取り出す作業に向け、原子力規制委員会は31日、設備の最終検査を始めた。

 東電は、早ければ来月8日にも作業を始めたい考えだ。

 福島第一原発1~4号機には計約3000本の使用済み核燃料が残り、うち4号機に1533本がある。これを取り出して安全な場所に保管することが、廃炉に向けた重要なステップになる。

 最終検査は、作業の際、放射性物質を外部に飛散させないための換気設備などの点検が中心。プールの中で燃料をつかみ取る機器や、燃料を容器に詰め替えて建屋外に運び出すためのクレーンの安全性は、既に確認したという。

 規制委は作業計画も認可しており、最終検査に合格すれば、燃料の取り出しが始まる。

---読売新聞(2013年10月31日)





取り出し後の燃料棒、保管方法「適切」…規制委(25.10.30)

原子力規制委員会は30日の定例会で、東京電力が11月上旬にも予定する福島第一原子力発電所4号機の使用済み核燃料一時貯蔵プールからの燃料棒取り出し作業のうち、取り出した後の燃料の保管方法について「適切」と認めた。

 燃料の取り出しは、同原発の廃炉作業の一環。東電の計画では、水素爆発が起きた4号機原子炉建屋の最上階にあるプールから、使用済み燃料など約1500体を、建屋外の管理しやすい別プールに移す。

---読売新聞(2013年10月30日)






4号機プール核燃料 来月8日にも取り出しへ(25.10.30)

東京電力福島第一原子力発電所で廃炉作業の節目となる4号機のプールからの燃料の取り出しについて、原子力規制委員会は東京電力がまとめた安全に取り出すための計画を認めました。
原子力規制庁による設備の最終的な検査は今週にも終わる見通しで、東京電力は早ければ来月8日に燃料の取り出しを始める方針です。

東京電力は、福島第一原発で廃炉作業の重要な節目となる、4号機の使用済み燃料プールからの燃料の取り出しについて準備を進めていて、安全に取り出すための計画をまとめています。
計画では、事故時の水素爆発によってプール内に落下したがれきで燃料が損傷していないかを確認するとともに、燃料をつり上げる際にがれきに引っかからないよう慎重に作業を行うとしています。
規制委員会は30日の会合で、東京電力の計画を認めましたが、委員からは「がれきによるトラブルがいちばんの懸念で、作業中に予想しないことも起こりうるので、原子力規制庁でも十分に監視を行ってほしい」といった指摘が出ました。
原子力規制庁によりますと、取り出しに使うクレーンなどの設備の最終的な検査は今週にも終わる見通しです。
これを受けて、東京電力は早ければ来月8日に燃料の取り出しを始め、来年いっぱいで4号機のプールからの燃料の取り出しを終える方針です。
---NHK(25.10.30)






原発汚染水:排水路ルートの変更検討 出口を港湾内に(25.10.28)

東京電力福島第1原発の汚染水問題で、東電は28日、港湾外の海につながっている排水路から放射性物質を含む水が流出しているとして、排水路ルートの変更を検討していることを明らかにした。出口を港湾内に移し、外海への影響を抑える。

 汚染水をめぐっては、8月に貯蔵タンクから300トンが漏れ、排水路経由で港湾外の海に流出。今月27日も出口から約150メートル地点で採取した水からベータ線を出す放射性物質が1100ベクレル検出され、環境影響が依然として懸念されている。

 このほか、排水路内に開閉可能なせきを設置することも検討中で、福島第1原発の小野明所長は「いろいろな対策を講じ住民の心配を軽減したい」と語った。
---毎日新聞(25.10.28)







【現状】貯水槽の利用再開に懸念  台風襲来で保管先足りず(25.10.28)

相次ぐ台風の襲来で、東京電力は使用を中止していた福島第1原発の地下貯水槽の利用を再開した。地上タンク群を囲むせきにたまった汚染水が大雨で増えており、移送先を確保するための苦肉の策だ。専門家は「全体のリスクは下がる」と理解を示すが、地下貯水槽で4月に汚染水が漏れた原因は分からないままで、懸念する声は強い。

 貯水槽は、地盤を掘り下げて防水シートを3重に敷いた構造。計7カ所あり、総容量は5万8千トンと大量にためられるのが特徴だ。容量の小さい地上タンクでは汚染水の増加に追いつかないため、貯水槽が対策の“切り札”だったが、4月に漏えいが相次ぎ、全ての使用中止を決めた。

 さらに地上タンクでも8月に高濃度汚染水漏れが判明。開けていたせきの弁を閉じる運用に変更した。せきの水は仮設タンクに移し、放射性物質濃度が東電の排出基準未満の場合は敷地内に排出し、超えた場合はタンクに保管することにした。

 しかし降雨の度に水がたまるため、移送が追いつかず、せきからあふれる事態に。そこでこれまで漏えいが見つかっていない貯水槽3カ所を一時的に使う方針を決定。2カ所は利用を始めた。

 原子力規制庁の 森本英香 (もりもと・ひでか) 次長は25日の記者会見で「実際に漏れたところを使うわけではない」と容認姿勢を示したが、原因や漏えい箇所は特定されておらず、不安はつきまとう。東電は「緊急避難的に使わざるを得ない状況で、悩んだ末の判断」と苦悩をにじませる。

  小峯秀雄 (こみね・ひでお) 茨城大教授(土木工学・地盤工学)は「一つの貯水槽の漏えい量は推定最大20キロだが、せきからあふれた量はトン単位。絶対に漏らさないとの非現実的な状況を前提とせず、現状では貯水槽を活用した方がリスクが低い」としている。

---共同通信(25.10.28)




汚染水対策など東電社長に直接要請…規制委員長(25.10.28)

福島第一原子力発電所の汚染水問題について、原子力規制委員会の田中俊一委員長は28日、東京電力の広瀬直己社長を初めて呼び、汚染水処理対策や現場の作業環境改善のための長期的な計画の策定を求めた。

 田中委員長はこれまで、原子力規制当局としての独立性を高めるため、電力会社幹部との面会は控えてきた。だが、東電が汚染水漏れに抜本的な対策を示さずミスが相次いでいるため、異例の直接要請となった。

 面会は、広瀬社長から今後の対策などについて率直な意見を聞くために、非公開で行われた。面会に同席した池田克彦・原子力規制庁長官によると、田中委員長は、「福島第一は極めて憂慮する状態」とし、「マスクをしての作業は非常に能率が悪く、作業員同士の意思疎通が難しい。放射線量の低減対策などで思い切った改革をしてほしい」などと注文したという。

 約1時間にわたる面会の終了後、広瀬社長は報道陣の取材に応じ、「(人が足りないので)全社的に作業員を福島第一に集め、汚染水処理をしっかりやっていきたいと伝えた」と述べた。

 また、池田長官は、東電が再稼働に向けて安全審査の申請をしている柏崎刈羽原発(新潟県)について、「汚染水対策の成果を見てから、規制庁の審査の進め方を判断する」と話した。

---読売新聞(2013年10月28日)





地下貯水槽に3700トン=せきの水、台風接近で移送(25.10.28)

東京電力福島第1原発の汚染水タンク群を囲むせきから放射性物質を含む水があふれた問題で、東電は28日、台風27号の接近に伴う先週末の雨でせきにたまった水のうち、計1600トンを地下貯水槽2基に緊急移送したと発表した。大雨に備えてせきを空にするため事前に移した分を含めると、2基に計3700トンがたまっているという。
---時事ドットコム(2013/10/28)





汚染水:貯蔵タンク付近の排水溝 放射性物質数値が再上昇(25.10.28)

東京電力は27日、福島第1原発の汚染水を貯蔵する地上タンクで約300トンの水漏れがあった「H4」エリア付近の排水溝で27日に採取した水から、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり最大4万5000ベクレル検出されたと発表した。

 26日採取分では低下傾向にあったが、再び上昇した。東電は、放射性物質が付着した周辺の土壌が、雨で流れ込んだことが原因とみている。過去最高値は、23日採取分の14万ベクレル。

 東電は測定地点の下流を土のうでせき止めており、海への影響はないとしている。(共同)
---毎日新聞(25.10.28)





台風であふれる恐れ、せきの雨水排出…福島第一(25.10.26)

東京電力は26日、福島第一原子力発電所で、汚染水のタンク群を囲むせき2か所から、台風27号による降雨でたまった雨水の排出を始めたと発表した。

 緊急措置として、雨水をタンクに移す従来の手順を省いた初めてのケース。放射性物質の濃度が排出基準を満たすことを確認した上で、せきの排水弁を開け、敷地内の地面に流した。

 別のせき8か所の雨水は、排出基準を超えているため、地下貯水槽2基へ移す。

---読売新聞(2013年10月26日)






福島原発、地下貯水槽へ雨水移送 台風27号の影響(25.10.26)

東京電力は26日、台風27号に伴う雨で、福島第1原発の地上タンク群を囲むせきの水があふれる恐れがあるとして、計7カ所のせきから二つの地下貯水槽に水を移送した。また別の2カ所のせきでは、水の放射性物質の濃度が法定基準を下回っているとして、ポンプなどで敷地内に排出した。

 東電によると、移送したのは「H2北」「H5」「H6」などのタンク群のせきにたまった雨水。地下貯水槽は敷地内に7カ所あり、4月の漏えい発覚で使用を中止していた。東電は今月24日にも一時的な運用として、せきの水を地下貯水槽に移送した。(共同)
---東京新聞(25.10.26)




福島第1、台風対策急ぐ=タンクのせき、水位低下-東電(25.10.25)

東京電力福島第1原発の汚染水貯蔵タンクを囲うせきから放射性物質を含む水があふれ出た問題で、東電は25日、台風27号の接近に備え、これまでの雨でたまったせき内の水を移送し、水位を下げる作業を急いだ。23あるタンク群のうち、2カ所を除き、せき内の水位は20センチ(せきの高さは30センチ)未満になったという。


東京電力福島第1原発の汚染水タンク群を囲うせきに、雨が入らないよう設置されたシートの「屋根」=24日(東京電力提供)
---時事ドットコム(2013/10/25)



福島第一原子力発電所タンクエリアにおける雨水対策(25.10.25)



ーーー東電提供(25.10.25)


福島第一原子力発電所 堰内たまり水に関する台風27号に向けた対策


養生テント対策設置完了


No.3タンク歩廊部


No.12タンク全景


H4エリア東側全景
---東電提供(25.10.25)



福島第1原発:せきの水、放水容認…大雨など緊急時に(25.10.24)

東京電力福島第1原発で汚染水の貯蔵タンクを囲うせき(コンクリート製、高さ30センチ)にたまった雨水があふれた問題で、原子力規制委員会は24日、台風27号などの大雨で緊急対応が必要になった場合、せきの弁を開放して敷地内に放水する暫定措置を認めた。20日の大雨でたまった水に含まれる放射性物質が基準未満だった11区域で、次の大雨後も基準未満なら放水する。

 20日の大雨では、貯蔵タンクがある23区域中11区域でせきから濃度測定前の雨水があふれ、うち6区域の雨水から排出基準を上回る放射性物質が検出された。また、通常閉鎖が原則の弁を東電が独自の判断で開放し、基準未満の水を放出した。

 これを受け、この日の規制委の作業部会では、大雨時の簡易測定で排出基準を下回った区域のみ、次の大雨でも基準を下回った場合に弁を開放して放水できる▽開いた弁は放水後に閉じる▽状況により、基準を超えた水を使用が中止された地下貯水槽に移すことを認める−−との暫定措置を了承した。

 通常は、せきの水はいったんタンクに移し、濃度測定後に排出する規定で、排出基準はセシウム137が1リットル当たり25ベクレル未満など4項目。

 暫定措置は年内に限定する。規制委の更田豊志委員は「困難な状況は理解している。(東電が)守れる運用を決めたつもりだ」と話した。
---毎日新聞(25.10.24)




排水路の放射性物質、過去最高の14万ベクレル(25.10.24)

福島第一原子力発電所の排水路で高い値の放射性物質が検出されている問題で、東京電力は24日、海から山側に500メートルの地点で23日に採取した水から、ストロンチウムなどの放射性物質が前日の2倍以上の1リットルあたり14万ベクレル(国の定めた上限値は30ベクレル)検出されたと発表した。

 排水路での放射性物質の検出濃度としては過去最高。一部は海へ流出した可能性があるとみている。
 東電によると、23日に同原発で断続的に雨が降り、周辺の土壌にたまった放射性物質が排水路に流れ続けたと考えられる。約50メートル離れた場所には、高濃度の汚染水約300トンが漏れ出たタンクがある。22日に同じ地点で採取した水からは、同5万9000ベクレルが検出されていた。海から山側に150メートルの地点の排水路で採取した水からの検出濃度は、同1500ベクレルだった。

ーーー読売新聞(2013年10月24日)





福島原発、燃料取り出し前倒し 4号機、来月8日にも

 東京電力が福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールに保管している1533体の燃料取り出しについて、早ければ11月8日にも開始する方針を固めたことが23日、関係者への取材で分かった。廃炉が決まっている1~4号機のプールからの本格的な燃料取り出しは2011年3月の事故以来、初めてとなる。当初計画では11月中旬の開始予定だった。

 政府・東電が示す廃炉工程表は三つの期間に分かれており、「第2期」に当たる4号機プールからの燃料取り出し開始で、廃炉工程は新たな段階に入る。取り出しは来年末まで続く見込み。

(共同)ーーー東京新聞(25.10.24)





欠陥貯水池に雨水移送 福島第一、台風対策窮地に(25.10.24)

台風27号が近づく中、東京電力は二十三日、福島第一原発のタンク群周りの堰(せき)にたまる雨水を移送する先が十分確保できないため、四月に水漏れが起き、信頼性が失われた地下貯水池を使う方針を明らかにした。池をめぐっては、東電の広瀬直己(なおみ)社長自らが今後は使わないことを約束していたが、他に手段がない状況に陥った。 

 「堰の水を全て地上タンクに移せればいいが難しい。やむにやまれず、地下貯水池を使わせていただきたい」。二十三日の記者会見で、東電の今泉典之原子力・立地本部長代理の口調は重かった。

 東電は、排出基準を超える放射性物質が検出された堰内の水は、雨水用に用意した四千トン分のタンクと、2号機のタービン建屋地下に移送すれば、十分に対応できると説明してきた。

 しかし、いざ台風が来ると、堰内にはあっという間に雨水がたまり、十六日の台風26号の際にたまった雨水はタンクの容量を大幅に超えていた。次の台風に備えて堰から水を抜くため、雨水用タンクに移送しようとしても、今度は建屋地下の水位が危うくなった。

 安易に雨水を入れると、建屋外の地下水位の方が低くなり、建屋地下にたまる高濃度汚染水が外部に漏出する危険が高まるからだ。

 そこで東電が着目したのが、容量の大きな地下貯水池だった。

 敷地内には七つの貯水池がある。四月、うち三つから高濃度の放射性ストロンチウムを含む処理水が漏れ、東電は計約二万四千トンもの処理水を地上タンクに急きょ移送することを迫られた。

 突貫工事で地上タンクを増設するだけでは足りず、冷却水用タンクも動員してしのいだ。

 貯水池には三層の遮水シートがあるが、危険な処理水を安定的に貯蔵するようには造られていなかった。広瀬社長は今後使わないと明言していたが、守れないほど現場の状況が苦しくなった。

 既に台風26号では、汚れていない池の一つを「緊急的な対応」として移送先に使った。今週末には27、28号が同時に来襲する可能性が高まり、他の二つの池も使う方針を決めた。
ーーー東京新聞(25.10.24)




放射能濃度さらに上昇=14万ベクレル、外洋への排水溝(25.10.24)

東京電力は24日、福島第1原発港湾外の外洋につながっている排水溝から23日に採取した水で、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質が最大で1リットル当たり14万ベクレル検出されたと発表した。この場所での過去最高値を更新し、同じ場所の前日の値と比べても2.3倍に上昇した。
 東電によると、この場所は外洋まで直線距離で約600メートル、排水路の長さで測ると約800メートルの地点。22日に採取した水にも同5万9000ベクレルが含まれており、21日の値と比べると11倍超に急上昇していた。近くには8月に約300トンの汚染水漏れが判明したタンクエリアがある。
ーーー時事ドットコム(2013/10/24)







規制委「ますます事態悪化」東電の安全策疑問視(25.10.23)

福島第一原子力発電所で汚染水漏れが相次いでいる問題で、原子力規制委員会は23日の定例会で、東京電力の安全管理体制について、大幅な見直しを求める方針を決めた。

 福島第一の汚染水問題で抜本的な解決策を打ち出せない一方、再稼働を目指す柏崎刈羽原発(新潟県)については十分な安全管理が可能とする東電の姿勢を問題視した。田中俊一委員長が、近く東電の広瀬直己社長を呼び、是正させる。

 東電は今月15日、規制委の指示で、両原発の安全管理策について報告書を提出。福島第一原発の汚染水漏れの原因では、作業量の増加で人的ミスが頻発したなどと分析したが、改善策は人員強化などにとどまった。一方、柏崎刈羽原発では、再稼働に必要な安全対策が整ったなどと報告した。

 この日の定例会では、委員から「福島第一と柏崎刈羽がまるっきり違う会社に見える。異常だ」「柏崎刈羽の安全策が十分なら、その人的資源や資金を、福島第一に投入できないのか」との指摘が相次いだ。

 田中委員長も「ますます事態が悪くなっている」と述べた。

ーーー読売新聞(2013年10月23日)





手順通りの雨水排出不可能 東電所長、規制委と協議へ(25.10.23)


<写真は、福島第1原発で、雨水がたまった地上タンク群のせきを視察する福島県の廃炉安全監視協議会のメンバーら=22日午後(代表撮影)>

東京電力福島第1原発の小野明所長は22日、汚染水タンク群の漏えい防止用せきにたまった雨水があふれた問題で、せきの水を仮設タンクに移して放射性物質の濃度測定後に排出する手順について、「せきの水を全部出すにはこの手順を千回とか繰り返す必要があり、大雨の中であふれさせずに作業することはできない」との見解を示した。 この日原発を視察した福島県の廃炉安全監視協議会の質問に答えた。東電は今後、排出方法の在り方について、原子力規制委員会と協議するという。
---産経新聞(25.10.23)





汚染水問題:福島第1原発沖1キロで再びセシウム検出(25.10.23)

 東京電力は22日の定例会見で、福島第1原発の港湾外の海水で放射性セシウム137が1リットル当たり1.6ベクレル検出されたことを明らかにした。原発の沖合約1キロ地点。8月の調査開始以来、検出は2度目で最高値。汚染が港湾外の外洋に継続的に広がっている可能性があり、懸念が強まりそうだ。

 汚染水の海洋流出をめぐっては、安倍首相が9月の国際オリンピック委員会総会で「港湾内0.3平方キロの範囲内で完全にブロックされている」とアピールした。今回、再びセシウムが検出されたことで首相発言との整合性が問われる。(共同)
ーーー毎日新聞(25.10.23)





【福島の現状(10月21日)】 手順省略の排出に不信感  第1原発、台風雨水で

東京電力は、台風26号で福島第1原発の汚染水を保管する地上タンク周辺のせきにたまった雨水を排出した。排出前に水をいったん仮設タンクに移す手順を省略、使用をやめたはずの地下貯水槽に移送するなど、事前に決めた運用方法を守らないケースが相次いだ。原子力規制庁は「ルールを決めても従わなければ意味がない」と不信感を強めている。

 せきにたまった雨水の排出方法は、15日の原子力規制委員会の作業部会で議論され、放射性物質濃度を正確に測るため仮設タンクにいったん移す手順などを確認。排出するための濃度の基準値も了承された。

 だが翌16日、台風の豪雨にポンプでくみ上げるペースが追い付かず、せきの水があふれ出しそうになった。東電は仮設タンクに移送せずにせき内で濃度を測り、基準値を下回った「H9」など複数のタンク群でせきから直接水を排出した。総量は約2400トンに上る。

 さらに、比較的濃度が高いとみられる「H5」「H6」エリアのせきの水も、仮設タンクへの移送が間に合わないとして、濃度を測定しないまま、近くの地下貯水槽に約200トン移送した。

 地下貯水槽は4月に漏えいが相次ぎ、茂木敏充経済産業相が使用中止を指示していた。

 一連の対応について東電は、想定外の雨量が原因の「緊急措置」と説明。原子力規制庁は「一方的な通告があっただけで、了承はしていない」との立場で、東電の準備に問題があったとみて経緯を検証する構えだ。ある幹部は「信頼される現場管理を目指す意識に欠ける」と批判した。
---共同通信(25.10.21)





堰流出汚染水6カ所基準値超え ストロンチウム最大71倍(25.10.21)

東京電力福島第一原発の地上タンク群の周囲に設けた堰(せき)から、降雨の影響で水が相次いであふれた問題で、東電は二十一日、東電が定めた排出基準を超える放射性のストロンチウム90がうち六カ所の堰で検出されたと発表した。放射性物質を含む汚染水が付近の側溝に流れ込み、外洋に流れ出た可能性がある。

 最も濃度が高かったのは、一リットル当たり七一〇ベクレルで東電の基準(同一〇ベクレル)の七十一倍。六カ所中、四カ所では法定の基準(同三〇ベクレル)も超えた。降雨の後に測ったため、いずれも漏れ始めた時点より濃度が薄まっているとみられる。

 東電が決めた手順では、まず各タンク群で、堰にたまった雨水を濃度測定用の小型タンクに移し、基準をクリアしていることが確認されれば、排出することになっている。

 しかし、堰の高さは約三十センチしかない。しかも、区画の面積の多くはタンクが占めるため、堰内の水位は降雨量のざっと三倍のペースで上がる。

 気象庁の観測では、二十日昼ごろから雨が降り、午後十時までに計一〇二ミリが降った。この間の午後四時からの三時間に六八・五ミリが集中した。

 東電は雨量を二十四時間当たり三〇~四〇ミリと想定しており、濃度測定や雨水の移送が間に合わず、各所であふれた。

 また、東電は二十日に雨水があふれた堰の数を十二と発表したが、うち「H1東」のタンク群では漏えいがなかったとして十一カ所に訂正した。
---東京新聞(25.10.21)




ポンプの移送容量不足せきの水流出問題-大型発注間に合わず(10.21)

東京電力福島第1原発で、放射能汚染水が貯蔵されているタンク群を囲むせき11カ所で水があふれ、うち6カ所で排出基準値を上回るストロンチウム90が検出された問題で、東電は21日、ポンプの容量が足りなかったことが原因の一つとの見方を示した。東電は大型ポンプを発注していたが、大雨の降った20日に間に合わなかった。
 東電によると、現在せきで使われているポンプは67台あるが、1台当たりの移送能力は毎時7.2~36トンと比較的小さく、単純に合算しても同660トン程度。20日の大雨では水位の上昇に移送が追い付かず、外部への流出を招いた。
---時事ドットコム(2013/10/21)






福島第一、せき12か所で雨水あふれる(25.10.21)

東京電力は20日、福島第一原子力発電所で、汚染水タンクを囲む12か所のせき(高さ約30センチ)から雨水があふれ出たと発表した。

 放射性物質の排出基準を超えた雨水が海に流れたかどうか調べている。

 東電は、せきの雨水があふれ出ないように仮設タンクに移しているが、この日の大雨でポンプの移送能力が不足し、流出を防げなかった。東電は「台風27号に備えて21日にもポンプを増設する予定だったが、その前に予想を上回る大雨が来てしまった」と話し、見通しの甘さが露呈した。

 東電によると、巡回中の作業員が20日午後4時半以降、同原発内の23か所のせきのうち、約半数の12か所のせきで雨水があふれ出ているのを相次ぎ発見した。その後、雨脚も弱まったことなどで同日夜には流出は止まった。

---読売新聞(2013年10月21日  )




せきの水12カ所で流出=雨で増水、タンク群の半数-過去に放射能基準超

東京電力は20日、福島第1原発で放射能汚染水を貯蔵する11のタンク群で、せき内の水が降雨で増加し、あふれ出たと発表した。せきの水が一度にあふれた箇所数としてはこれまでで最多。海に流出した可能性も否定できないという。
 別の一つのタンク群では、せきのコンクリートのつなぎ目から水が漏れていることも判明。23あるタンク群の半数で、せきの水が外部に出たことになる。一部のせきでは9月以降、東電が定めた暫定排出基準値を上回る放射性物質濃度が測定されたことがある。
 東電は、あふれたタンク群のうちの五つを含む六つのタンク群で暫定基準値を下回ったとして、せきの排水弁から排水を始めた。また、別の二つのタンク群で、地下貯水槽に水を移送した。地下貯水槽は4月に一部で汚染水漏えいが判明し、使用を中止したが、台風26号による大雨の際にも緊急に同様の措置を取った。
 東電によると、流出した水の総量は不明。今回あふれた場所で、過去に測定した際に最も濃度が高かった所では、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2万9000ベクレル検出されていた。暫定基準値は、ベータ線を出す放射性物質の半分程度を占めるとみられるストロンチウム90が1リットル当たり10ベクレル未満。
 タンク群を囲むせき内には、過去にタンクから漏れ出したとみられる汚染水や同原発の空気中に含まれる放射性物質などが落下して付着しており、たまった雨水に一定程度含まれることになる。東電は、水があふれないようタンクなどに早めに移送することにしているが、間に合わなかった。
---時事ドットコム(2013/10/21)





トリチウム濃度が最高値=79万ベクレル-北の井戸水(25.10.18)

東京電力は18日、福島第1原発で汚染水約300トンが漏れたタンクのすぐ北側の観測井戸で17日に採取した地下水から、放射性トリチウムが1リットル当たり79万ベクレル検出されたと発表した。16日採取分の同23万ベクレルから3倍以上に上昇した。同原発の井戸で採取した地下水のトリチウム濃度としては最高値。
 東電によると、この井戸で同じ17日に採取した地下水からは、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質を同40万ベクレル検出。前日の約6500倍に急上昇していた。
 トリチウム濃度も上昇した原因について、東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は記者会見で「台風によって生じた影響があるかもしれない」と説明。台風26号の雨によって、近くのトリチウムが井戸の地下水に混入した可能性があるとの見方を示した。ただ、トリチウムはストロンチウムに比べ地中を早く進む性質があるといい、なぜ同時期に両方の濃度が上昇したかは分かっていない。
時事ドットコム(2013/10/18)




地下水から過去最高のトリチウム…福島第一原発(25.10.18)

福島第一原子力発電所のタンクから汚染水300トンが漏れた問題で、東京電力は18日、近くの井戸で17日に採取した地下水から、放射性物質のトリチウムを過去最高の1リットルあたり79万ベクレル(国の放出限度は同6万ベクレル)検出したと発表した。

 同じ地下水からは、ストロンチウムなど別の放射性物質も同40万ベクレル(放出限度は同30ベクレル)検出されていた。

 東電は、汚染水漏れの後、周辺の土壌を撤去したが、一部は取り切れていない。そこに染みこんでいた放射性物質が、台風26号の大雨の影響で地中に広がった可能性が高いとみており、「できるだけ早く土壌を撤去し、地下水をくみ上げるための井戸も設置したい」と説明している。

ーーー読売新聞(2013年10月18日  )

地下水から放射性物質40万ベクレル検出

東京電力は18日、福島第一原子力発電所で300トンの汚染水が漏れたタンク近くの井戸の地下水から、ストロンチウムなどの放射性物質を1リットルあたり40万ベクレル(国の放出限度は同30ベクレル)検出したと発表した。17日午前に採取した水からで、その前日の同61ベクレルから約6500倍に急上昇し、これまでで最高値という。

 同原発では、台風26号で15日夕から16日午前にかけて計170ミリの雨が降った。周辺のタンクで新たな汚染水漏れは見つかっておらず、東電は「300トンの汚染水が大雨で地下に広がった可能性がある」と話している。

 井戸は深さ約8メートルで、8月に300トンの汚染水漏れが判明した後、地下水の水質を調べるために掘った。これまでは9月に3200ベクレルを検出したのが最高値だった。

ーーー 読売新聞(2013年10月18日 )





台風26号近接に係る堰内雨水の汲み上げの様子(25.10.16)



  動画(25sec)を見る。
---東電提供(25.10.16)



排水溝からは3万4千ベクレル 福島第一、台風の影響か(25.10.18)

東京電力は18日、福島第一原発の敷地内を通る排水溝の水から、放射性ストロンチウムなどベータ線を出す物質が2万8千~3万4千ベクレル検出されたと発表した。排水溝ではこれまでで最高値。台風26号の大雨で地表の放射性物質が流れ込んだことや、8月に発覚した300トンの高濃度汚染水漏れなど過去の汚染水漏れの影響などもあるとみられる。

 東電によると、検出したのは17日午前に採取した水で、前日から10倍ほどに上昇した。場所は300トンの高濃度汚染水が漏れたタンク群の近く。すぐ下流に土嚢(どのう)が積まれており、放射性物質を含む水がたまりやすい構造になっているという。東電は今後、排水溝の清掃を進める。
---朝日新聞(25.10.18)



井戸から40万ベクレル 福島第一原発、前日比1万倍(25.10.18

東京電力福島第一原発で8月に発覚した高濃度汚染水が300トンがタンクから漏れた事故で、東電は18日、そのタンクから10~20メートル北に掘った観測井戸で、17日に採取した水から放射性ストロンチウムなどベータ線を出す物質が1リットルあたり40万ベクレル検出されたと発表した。前日の16日午前の採取では同61ベクレルで、1万倍近くに急上昇しており、これまでで最高という。

 東電によると、同40万ベクレルが検出されたのは、汚染水漏れの広がりを調べるために掘った観測井戸。漏れたタンクに入っていた汚染水の濃度は同2億ベクレル。今回検出された値について東電は「300トン漏れた汚染水の放射性物質がたどり着いた可能性はある」としつつ、「詳細は分析を続けて判断したい」と説明している。

 タンク周辺では1日4回の見回りを続けているが、新たな漏れの兆候は確認されていないという。
---朝日新聞(25.10.18)




ポンプ容量不足で移送できず=台風で水位上昇の水-東電(25.10.16)

台風26号の大雨により福島第1原発の汚染水貯蔵タンクを囲うせき内にたまった水について、東電は16日、水を送り出す仮設ポンプの容量が足りなかったため、専用のタンクまで水を送れず、使用を中止していた地下貯水槽へ緊急的に送ったことを明らかにした。東電は「想定以上の雨だった」と説明している。
 7基ある地下貯水槽は、4月に一部で汚染水の漏出が発覚したため、使用が中止されていた。
 東電によると、仮設ポンプは1台で、1時間当たり12トンの処理能力がある。専用タンクまでの距離が遠い二つのタンク群でポンプによる処理が追い付かず、距離の近い地下貯水槽に送った。
---時事ドットコム(2013/10/16)




堰内の雨水一部放出  放射性物質基準値下回る(25.10.16)

東京電力は十六日、台風26号の影響で、福島第一原発のタンク群の堰(せき)内にたまった雨の対応に追われた。少なくとも九つのタンク群では、放射性物質の濃度が基準値を下回っていることを確認した上で、堰の弁を開けて外部に直接放出した。

 気象庁によると、福島第一近くでは、昨夜からの雨は十六日朝にさらに強まり、一時は一時間に二〇ミリを超えた。

 各所の堰の水位が急速に上昇したため、東電は堰内の雨水を近くの小型タンクに移し、濃度を計測したのでは間に合わないと判断。堰内に雨水を採取する容器を持ち込み、現場近くで計測した。

 その結果、九つのタンク群の雨水は、十五日深夜に原子力規制委員会の了承を得た排出基準(セシウム134が一リットル当たり一五ベクレル、セシウム137が二五ベクレル、ストロンチウム90が一〇ベクレル未満など)を下回っていることを確認。堰の弁を開けたり、ポンプでくみ出したりして外部に排出した。

 このほか二つのタンク群でも水位が急上昇したため、消防車を使い、近くの地下貯水池に緊急移送した。ただ、別の貯水池で今年四月、水漏れが発覚したことから、東電は台風が去った後、池の水をタンクに移す予定。
---東京新聞(25.10.16)




使用済み核燃料の搬出、東電検討 高い放射線量が壁

東京電力が福島第一原発で、冷却のための注水を続ける使用済み核燃料プールから燃料を取り出す計画の検討を始めたことが分かった。12日には、燃料の状態を確認するための作業を開始。だが、原子炉建屋の放射線量は高く、取り出す作業にいつ入れるかはまだ不透明だ。

 発電に使われた後も発熱を続ける核燃料は通常、すぐには原子炉建屋の外には出さず、専用のプールで数年間冷やしてから「キャスク」と呼ばれる密閉型の鋼鉄製容器に移して運び出す。だが、福島第一原発の1、3、4号機では、爆発などで建屋の屋根も吹き飛び、プールが雨ざらしになっている。使用済み燃料の搬出が必要な状態だが、プール内の燃料、燃料を運ぶための設備なども爆発などで損傷し、通常の手順では運び出せない可能性が高いという。

 このため、東電は3月から燃料を運び出す方法の検討を開始。まずは燃料の損傷の有無を調べるため、12日に4号機のプールの水を採取した。コンクリート用ポンプ車を用意し、長さ62メートルのアームの先端にサンプリングの容器を装着。建屋の爆発でできた隙間から入れて水を採取し、測定結果から放射性物質の状態を推定する。

 その作業を経たうえで燃料を取り出す計画案をまとめた東電の内部文書によると、まず、通常のクレーン設備が使えないとみられる1、3、4号機では、建屋の外側に鉄骨を組んで新たな大型クレーンを設置▽クレーンでキャスクをプールに搬入▽キャスクに燃料を入れて建屋外に運び出す――という手順だ。だが、重量約100トンのキャスクをこの方法でプールに搬入できるかが確かでないため、クレーンで地上に設けた仮設プールに燃料を移してから、キャスクに入れる方法も検討されている。

 また、作業員の被曝(ひばく)を防ぐため、1979年に米国で起きたスリーマイル島(TMI)原発事故の後処理を参考に、専用装置でクレーンなどを遠隔操作する方法も検討対象になっている。TMI事故の際にこの装置を開発し、作業を請け負った米国企業は現在、東芝のグループ企業で、東電はその技術の活用も想定。TMIでは、作業員が専用装置を遠隔操作し、一部溶融して通常の方法では取り出すことができなくなった燃料を少しずつ運びだす方法だったという。

 ただ、TMIでは建屋には損傷はなく、福島第一と作業環境が大きく異なる。現場の放射線量は現在も高く、東電幹部は「今は放射線量が高くて無理だ」とし、経済産業省原子力安全・保安院関係者も「作業員の安全性を確保できるほどの線量に下がらないと出来ない」と指摘した。東電内では「この作業には数年間かかる」との見方が出ている。
---朝日新聞(25.4.13)


4号機プールから燃料取出し方法


燃料取出し方法イメージ


取り出した使用済み燃料の保管方法


キャスクの運搬、仮保管設備



保管 共用プールか、


キャスコ乾式保管か、


キャスコ乾式保管場所
だが、保管場所はまだ未定というが、取出し計画は進めている。まるで今の原発運用方式を踏襲しているお粗末さ。


 1~4号機各機の推移、ALPS現状



福島県知事、管理徹底求める  第1原発を視察(25.10.15)



<写真は、福島第1原発の4号機原子炉建屋で、使用済み核燃料の取り出し設備を視察する福島県の佐藤雄平知事(右)=15日午後(代表撮影)>

福島県の佐藤雄平知事は15日、地上タンクからの汚染水漏えいなどトラブルが続く福島第1原発を現地視察し、東京電力の広瀬直己社長に「県民は不安に思い、帰還を心待ちにする人の気持ちがそがれる。リスク管理をしっかりしてほしい」と求めた。 広瀬社長は、相次ぐ人為ミスの背景に作業員の疲弊があるとの懸念を示し「人が足りない。人の強化をしなければならない」と訴えた。 
---産経新聞(25.10.15)




汚染水タンク堰内の水、東電が排出基準 台風接近で(25.10.16)

台風26号の影響で、東京電力福島第一原発の汚染水タンクを囲む堰(せき)内にたまった水があふれるおそれがあることから、東電は15日、原子力規制委員会に、どういう条件を満たせば水を外に流すかの暫定的な排出基準案を示した。規制委側は注文を付けたが、見直しがあったため同日深夜に了承した。

 了承された基準では、セシウム134が1リットルあたり15ベクレル未満、セシウム137が同25ベクレル未満、ストロンチウム90が同10ベクレル未満。これらを含む水を毎日2リットル飲んでも、1年間の被曝(ひばく)線量が1ミリシーベルトを下回るとして基準とした。

 堰内にたまった水は一時貯蔵タンクに移して放射性物質を計測し、基準値を下回ることを確認してから排水するという。

 15日午後に開かれた規制委の汚染水対策の作業部会で東電が示した当初案に対し、規制委側は「ほかの放射性物質を考慮していない」と指摘。東電は15日深夜にかけて基準案を再検討していた。 9月15日には台風18号の影響で堰から水があふれた。10月2日には堰内の水を回収中に堰外に汚染水が漏れる問題も起き、一部は海に流出した。
---朝日新聞(25.10.16)





【現状】 汚染水リスクの低減目指す 、浄化加速で(25.10.15)

 福島第1原発の地上タンクには現在、約30万トンの高濃度汚染水がたまっている。8月には300トンの漏えいが判明し、ひとたび漏れれば、外洋(港湾外)を直接汚染しかねない恐れが鮮明となった。東京電力は多核種除去設備(ALPS)による汚染水浄化を加速して、頑丈な溶接型タンクへの切り替えでリスク低減を図る考えだ。


ALPSによる汚染水処理のイメージ

 東電によると、高濃度汚染水の多くは、鋼鉄製の部材をボルトで締めただけの「フランジ型」のタンクにためられている。フランジ型は漏えいが相次ぎ、信頼性は大きく揺らいでいる。東電は漏えいの恐れが少ない溶接型への置き換え作業を急いでいる。

 汚染水対策として、62種類の放射性物質を除去できるALPSで浄化すれば、タンクでの保管もリスクが格段に減る。

 日量250トンの処理能力がある設備を3系統備えるALPSはタンクの腐食トラブルなどがあったものの、9月下旬に1系統で試運転を再開。残る2系統も順次稼働させる。3系統がフル稼働すれば日量750トンの汚染水を処理できる。

 東電はさらに3系統を増設する計画。1系統で日量500トンを処理できる高性能型を国の補助金で整備し、来秋ごろには1日の処理能力を全体で最大2千トンにまで増強できると見込んでいる。

 処理設備の増強が順調に進めば、タンクにある高濃度汚染水の処理も進む見通しで、東電は2014年度末には構内にある高濃度汚染水の浄化が全て終わるとしている。

 ただ処理水にはALPSで除去できないトリチウム(三重水素)が国の基準(1リットル当たり6万ベクレル)の数十倍の濃度で残る。東電は希釈して海に放出したい考えだが、地元の理解を得るのは容易ではなく、当面はタンクで保管するしかない。

---共同通信(25.10.15)




作業員が2度漏水指摘も東電社員が長時間放置(25.10.15)

福島第一原子力発電所で2日にタンクから汚染水があふれた問題で、現場作業員が2度も漏水を指摘したのに、東京電力社員が「漏水ではない」と判断して長時間、放置していたことが15日明らかになった。

 同原発で相次ぐ作業ミスについて、東電は同日、人員増強などの対策をまとめた報告書を原子力規制庁に提出したが、短期的な対策でも完了までに数日から1か月かかる。台風26号が接近する中、原子力規制委員会は基準値を下回る濃度の雨水を排水することを認めた。

 作業ミスによるトラブルは、9月27日~10月9日に5件相次いだ。報告書によると、タンクに雨水をつぎ足して汚染水があふれた2日のトラブルでは、タンクが傾斜地に設置されていることを東電社員が知らず、タンクの中央部の水位だけを確認。低い側で満水を超えたことに気付かず、あふれて滴り落ちる汚染水を「雨水だ」と判断していた。

---読売新聞(2013年10月15日)





福島第1原発:汚染水漏れ原因 パッキンの一部ずれたため(25.10.15)

東京電力福島第1原発の貯蔵タンクから汚染水約300トンが漏れた問題で、東電は15日、漏れの原因は、鋼材の間に挟んでいた止水材(パッキン)の一部がずれたためと発表した。気温の変化でタンク底部の鋼材が膨張・収縮し、パッキンが水圧で外部に押し出されたと考えられるという。敷地内にある同型タンク約1000基でも漏れが起きる恐れがあり、東電はタンク底部に水漏れ防止材を塗るなどの新たな対策をとる。


汚染水漏れの原因イメージ

 この日開かれた原子力規制委員会の作業部会で東電が報告した。

 漏れがあったのは鋼材をボルトでつなぎ合わせた円筒型タンクで、鋼材の間に樹脂製のパッキンを挟んで水漏れを防止している。タンクを解体調査したところ、設置時は正常に挟まれていたパッキンが外部に押し出され、隙間(すきま)ができていた。この場所ではボルト2本の緩みも見つかっており、水圧がかかりやすい状態だったとみられる。

 敷地内には同型タンクが計956基あり、規制委の更田豊志委員は「どのタンクでも遅かれ早かれ漏えいするという可能性で対処するのが妥当だ」と指摘。東電は漏れが少ないとされる溶接型タンクに順次置き換え、タンク内の汚染水の放射性物質濃度が高いものから優先的に交換する方針を明らかにした。
---毎日新聞(25.10.15)




汚染水対策「効果見えず」=海水の放射能濃度上昇-規制委(25.10.15)

東京電力福島第1原発で放射能汚染水が海に流出している問題で、原子力規制委員会の汚染水対策作業部会は15日、海水への影響を議論した。東電が示した一部の海水の放射性物質濃度データが上昇傾向にあることから、座長役の更田豊志委員は、東電が汚染地下水の流出を抑制するため護岸付近で行っているくみ上げや止水剤注入について「効果は海水側で見えないというのが結論」と述べた。
 東電によると、1、2号機取水口間で採取した海水のセシウム137の濃度は、6月下旬から7月上旬ごろにかけては1リットル当たり10ベクレル前後だったが、10月に入ると同100ベクレル前後になった。また1~4号機の取水口北側でも、セシウム137の海水濃度が上昇傾向にあった。
 東電は1、2号機の護岸付近で地中を固める薬液を注入。さらに護岸より陸側で汚染された地下水をくみ上げ、約3000トンを2号機タービン建屋に移送している。
---時事ドットコム(2013/10/15)




福島第一廃炉作業、東電以外で…監視委副委員長(25.10.13)

 東京電力による原子力発電事業の改革を監視する第三者委員会「原子力改革監視委員会」のバーバラ・ジャッジ副委員長(英原子力公社名誉会長)は12日、都内で読売新聞のインタビューに応じ、福島第一原子力発電所の廃炉作業を東電から切り離して進めるべきだと述べた。

 ジャッジ氏は「発電と廃炉では、全く違う技能が必要になる。それぞれが専門分野に注力することで、最も高い安全基準を満たせる」と語った。

 英国では2005年に政府が資金を投入し、廃炉作業を専門に行う独立行政法人・原子力廃止措置機関が設立された。海外の技術などを活用しながら廃炉作業を進めており、日本でも英国方式が「参考になる」と指摘した。

 また、ジャッジ氏は世界の原発や電力業界の現状について、「長い年月を経た発電所もあり、電力会社は廃炉の専門家を求めている。廃炉は長い時間がかかる作業で、経験の蓄積が欠かせない」と専門家の育成が重要になるとの見方を示した。

---読売新聞(2013年10月13日)





現状(10月7日)】 汚染水対策、人為ミス頻発 国や東電の対応後手に

東京電力福島第1原発で、人為的ミスによる汚染水漏れや、放射性物質を除去する「多核種除去設備(ALPS)」の停止などが頻発している。相次ぐ汚染水漏れで現場は複雑な作業を強いられるが、「国が前面に出る」(安倍晋三首相)とした政府や、東電の対応は後手に回っている。

 ▽置き忘れ

 台風18号が襲来した9月15日、大雨はタンクを囲む高さ約30センチのせきの内側に降り注いだ。作業員がポンプでくみ上げ続けたが、一部では間に合わず、法定基準を超える放射性物質を含んだ雨水が約5分間漏れた。

 10月1日には雨水をポンプで移送中、ホースを誤接続して約5トンがタンクからあふれた。翌2日には傾斜地のタンクに容量を超えて雨水を移送し、約430リットルの汚染水がせきの外に漏れた。

 汚染水に含まれるストロンチウムなどの放射性物質を除去できるALPSが9月27日に試運転を再開したが、1日もたたずに停止。原因は、作業員が設備内に置き忘れたゴム製のシートだった。

 ▽負担増

 人為的ミスが続く背景には、東電の汚染水対策が継ぎはぎだらけで、現場の作業が複雑になっていることが挙げられる。

 原発事故直後、東電は燃料が溶融した1~3号機の原子炉の安定的な冷却に迫られ、冷却水が燃料に触れて生じた汚染水の貯蔵は対応が遅れた。

 1日約400トンもの地下水が建屋に流れ込んでおり、汚染水は増えるばかりだが、対策の柱とされるALPSの本格稼働には数カ月を要する。

 東電は計約5万8千トンの汚染水を保管できる地下貯水槽の活用を計画。 しかし一部の貯水槽で周辺への漏えいが見つかり、4月に使用中止を決めた。地上タンクの増設でしのぐしかなく、作業員はタンクの組み立てや汚染水の移送に追われている。

 8月には極めて高濃度の汚染水300トンがタンクから漏れ、海洋流出の可能性が発覚。東電は巡回を1日2回から4回に増やすなどしたが、現場の負担は増すばかりだ。

 ▽最優先で

 原子力規制庁の池田克彦(いけだ・かつひこ)長官は10月4日、東電の広瀬直己(ひろせ・なおみ)社長に「他の発電所から人員を回してでも現場管理を適切に行うように」と指示した。

 しかし経営が厳しい東電は9月27日、柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の再稼働に向けた審査申請をしており、汚染水対策を最優先に人繰りができるかは疑問だ。

 国会の原発事故調査委員会メンバーだった野村修也(のむら・しゅうや)弁護士は「人為的ミスを前提に、二重三重に手だてを打つ必要がある。政府が社長を呼び付けて叱責(しっせき)するだけでは根本的な改善にはつながらず、支援するプロジェクトチームなどをつくって現場に送り込むべきだ」と指摘している。

ーーー共同通信(25.10.7)




港湾口の海水で10ベクレル 福島第一、6月以降最高値(25.10.13)

東京電力は12日、福島第一原発の外洋と港湾内の境目にあたる港湾口の海水から、放射性セシウムが1リットルあたり10ベクレル検出されたと発表した。測定を始めた6月以降で最も高い。東電は「値が上昇した原因は分からない」と説明している。

 東電によると、採取したのは11日で、1リットルあたりセシウム134が2・7ベクレル、同137が7・3ベクレルで、計10ベクレル。同じ地点で前日の10日に採取した際は、検出限界値(セシウム134は1・1ベクレル、同137は0・9ベクレル)未満だった。これまでの最高値は8月19日に採取した海水で、セシウム134が1・6ベクレル、同137が4・7ベクレルの計6・3ベクレル。

 世界保健機関(WHO)飲料水水質ガイドラインではセシウム134、同137がそれぞれ1リットルあたり10ベクレル。東電は、今回の値について「環境への影響はない」としている。
---朝日新聞(25.10.13)






IAEA事務局長「将来的に処理後の水は放出も」(25.10.12)

IAEA=国際原子力機関の天野事務局長は、JNNの単独インタビューに応じ、福島第一原発の敷地内に溜まり続ける汚染水について、将来的には、処理後の水を海に放出することが検討課題になるとの認識を示しました。

 「国際的な専門家の意見なりコメントというのは、その処理した水を国際基準に合致していることを確認した上で、海に放出する必要があるんじゃないかという指摘がある。これは各国でも行われているし、また、将来日本でも課題になってくるのではないかと思います」(IAEA 天野之弥 事務局長)


(IAEA 天野之弥 事務局長)

 IAEAの天野事務局長はこのように述べ、放射性物質を取り除く処理をした水を海に放出することが将来的な検討課題になるとの考えを示しました。

 放出を検討するにあたっては、漁業関係者などの理解を得て、国際的な基準を守ることが前提条件だとしています。また、汚染水問題をきっかけに、海の汚染について国際的な懸念が強まるなか、日本側からの情報発信力に改善の余地があるとしました。

 「日本から情報をもらって、各国が安心しましたというところまで行っているかというと、まだそこまで行ってないんですね。改善の余地はあるのではないかと」(IAEA 天野之弥 事務局長)

 具体的には、情報をとりまとめる省庁とIAEAとの連絡を緊密にするほか、英語による情報をよりわかりやすい形にして発信することで、情報の透明性と信頼性を高めることができるとしています。

 天野事務局長は、原発事故からの最も大きな教訓は「原発の運営には独立した強力な規制当局が必要だ」ということだとして、原子力規制委員会の機能を、さらに強化し、独立性を高めていく必要を強調しました。
---TBSニュース(10月12日)





9日に漏れた汚染水11t、当初推定より4t増(25.10.11)

東京電力は11日、福島第一原子力発電所で、9日の配管交換の際に、作業ミスで漏れた汚染水は、11トンだったと発表した。

 当初、約7トンと推定したが、汚染水の回収後、4トン多かったことが判明した。交換する配管を誤ったために、作業員6人が汚染水をかぶったが、被曝(ひばく)はほとんどなかった。

---読売新聞(2013年10月11日)





トンネルの汚染水抜き取り、年明けから…東電(25.10.11)

東京電力の相沢善吾副社長は10日夜、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、福島第一原子力発電所の配管用トンネルなどにたまった高濃度汚染水について、「来年早々から抜き取る」と述べた。
 トンネルの汚染水は、地下水や海水の汚染源とみられている。

 トンネルは、高濃度汚染水がたまっている1~4号機の建屋とつながっているため、その接続部を遮断しないと、トンネルから抜き取っても建屋から新たに汚染水が流入してしまう。その遮断に「技術的な見込みが何とかついた」という。

---読売新聞(2013年10月11日)





福島第一原発、港湾外の海水からも放射性物質(25.10.11)

東京電力は10日、福島第一原子力発電所の港湾外で8日に採取した海水から、放射性物質のセシウム137を1リットルあたり1・4ベクレル(国の放出限度は同90ベクレル)検出したと発表した。

 10日の採取では再び検出限界値を下回り、東電は環境への影響はないとみている。

 検出されたのは沖合約1キロで、港湾から外に出てすぐの地点。東電は、海洋汚染への不安が高まったのを受け、8月からこの地点での調査を始めた。セシウムは、港湾外の他の地点では検出されていたが、港湾内からの汚染拡大を監視する今回の地点では初めて。

 東電は「港湾内など周辺で急に濃度が高くなったわけではない。(初めて検出された原因は)引き続き調査する」と説明している。

---読売新聞(2013年10月11日)




福島第1原発:港湾外の海水からセシウム検出

東京電力は10日、福島第1原発の港湾外の海水で、放射性セシウム137が1リットル当たり1.4ベクレル検出されたと発表した。陸側から漏れた汚染水の影響の可能性がある。東電は国に通報した。

 セシウムが検出された場所は「港湾口東側」と呼ばれる調査地点で、第1原発の沖合約1キロ。8日採取の海水から検出された。この場所を含め港湾外の3地点で今年8月から海水の調査を始めたが、これまでセシウムは検出されていなかった。

 安倍晋三首相は東京五輪招致を決めた国際オリンピック委員会総会で「汚染水の影響は港湾内0.3平方キロの範囲内で完全にブロックされている」と説明していた。(共同)
---毎日新聞(25.10.10)






港湾内のセシウム濃度、10倍以上に上昇 福島第一原発(25.10.10)

東京電力は10日、福島第一原発港湾内の2号機取水口付近のセシウムの濃度が急激に上がったと発表した。9日に採取した放射性物質の濃度がセシウム134で1リットルあたり370ベクレル、セシウム137が同830ベクレルだった。8日の10倍以上に上がった。東電によると水ガラスで地盤の改良工事をしており、土壌内の水圧が高まって汚染した地下水が港湾内に出たとみられる。
---朝日新聞(25.10.10)



セシウム濃度13倍に上昇=港湾内、土壌固め影響か-(25.10.10)

東京電力は10日未明、福島第1原発の港湾内で9日に採取した海水から最大で1リットル当たり1200ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。採取場所は2号機取水口の前で、湾内の水の移動を抑制する水中カーテン「シルトフェンス」の内側。前日採取分(同90ベクレル)から約13倍に急上昇した。
 2号機取水口近くの護岸では、汚染された地下水が海に流出するのを防ぐため、薬剤で土壌を固める工事が行われている。東電は「薬剤を注入する際の圧力で、汚染された土の一部が港湾内に出たため」とみている。
 2号機取水口付近では、事故直後の2011年4月に高濃度汚染水が流出しており、土壌が汚染されているという。
 シルトフェンス外側でも、セシウムが同227ベクレルと前日採取分(同106ベクレル)の2倍に上昇した。
---時事ドットコム(2013/10/10)




淡水化装置で7トン漏えい  福島第1原発 (25.10.9)



汚染水が漏れた配管=9日、東京電力福島第1原発(原子力規制委提供)



汚染水が漏れた淡水化装置がある施設=9日、東京電力福島第1原発(原子力規制委提供)


汚染水漏れがあった淡水化装置がある施設内部=9日、東京電力福島第1原発(原子力規制委提供)

東京電力は9日、福島第1原発で、原子炉冷却後の水から塩分を除去する淡水化装置の配管を作業員が誤って外し、高濃度の汚染水が推定で約7トン漏れたと発表した。装置周辺にいた作業員6人が噴き出した汚染水を浴び、汚染された。いずれも内部被ばくの可能性は低く、東電は詳しい被ばく量を調べている。

 東電によると、漏えいしたのは放射性セシウムを除去処理し、淡水処理する前の水。ストロンチウム90などベータ線を含む放射性物質を1リットル当たり3400万ベクレル検出。セシウムは1690ベクレル含まれていた。

 装置の周りにはせき(面積約720平方メートル)があり、水は約1センチの深さでたまった。東電は水をくみ上げて一時貯蔵用のタンクに移送。建物外部への流出は確認されていない。
---産経新聞(25.10.9)





配管外すミス、汚染水7トン漏れ6人被曝 福島第一原発(25.10.9)

東京電力は9日、福島第一原発にある淡水化装置のホースから高濃度の汚染水が漏れた問題で、作業員ら6人の体に放射性物質が付着して被曝(ひばく)したと発表した。汚染水にはストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットルあたり3400万ベクレル含まれ、建物内に約7トン広がった。6人はいずれも同日中に除染を終え、不調は訴えていないという。

トピックス「汚染水」

 東電によると、9日午前9時35分ごろ、協力会社の作業員3人が、原子炉を冷却した汚染水から塩分を取り除く淡水化装置でホースの付け替えをしていたところ、予定していたのとは別の接続部を外してしまった。汚染水は広さ約700平方メートルある建物の床全体に数センチたまった。作業員らがホースをつなぎ直し、10時50分ごろに漏れが止まった。建物の外への漏れはないという。汚染水はセシウムは除去されているが、ストロンチウムなどの放射性物質が残っている。今後、タンクに回収する。
---朝日新聞(25.10.9)




漏えいした淡水化装置





福島第一 単純ミス2週間で5回(25.10.10)

 東京電力福島第一原発で、放射性セシウムを除去した処理水から塩分を除去する装置で水が漏れた問題で、東電は九日、現場にいた下請け企業の作業員十一人のうち六人が処理水をかぶっていたと発表した。

 漏れた水には、一リットル当たり三四〇〇万ベクレルと放出が許される濃度の数十万倍の放射性ストロンチウムなどが含まれていた。ストロンチウムなどが発する放射線は遮蔽(しゃへい)が容易だが、処理水に直接触れたり、体内に取り込んだりすると、やけどや長期の内部被ばくにつながる。

 作業員は厚手のかっぱを着用しており、処理水がついたのは、胸や脚に限られ、やけどなどの症状もなかったという。被ばく線量も作業前に予想した線量の半分以下で、六人とも水を拭き取るなどして帰宅した。念のため、十日に体内への取り込みを詳しく調べる。

 水漏れが起きたのは当初の発表より三十分ほど早い午前九時三十五分。作業員十人が装置近くで配管作業をした際、誤って外してはいけない配管を外してしまった。一人の応援が駆け付け、配管をつなぎ直すなどして約一時間十五分後にようやく漏れが止まったが、この間に七トンが漏れたと推定されている。

◆現場疲弊士気も低下

 東京電力福島第一原発でこの二週間、単純ミスによるトラブルが五件も相次いでいる。誤って原子炉を冷やす注水ポンプを止めてしまったり、移送先を間違えて汚れた雨水をあふれさせたりした。原因は不注意など単純なだけに、逆に対処が難しい。現場の疲弊や士気の低下が指摘されるが、こんな状況では、無用のトラブルが続きかねない。

 「規制して直るレベルではなく、作業環境を改善し、士気を保つようにしないといけない」。原子力規制委員会の田中俊一委員長は九日の記者会見で、福島第一の現状について苦言を呈した。

 処理水から塩分を除去する装置からの水漏れトラブルも、給水系統と排水系統を間違えて配管を外してしまう通常は起こり得ないミスで起きた。

 この塩分除去装置に限らず、事故発生から間もない時期に設置された設備は、どれも急造されたため、配管を色などで識別する配慮はほとんどされていないという。

 東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は「(識別票をつけるなど)そうした作業をできる状況にない」と語った。ということは、今後も作業の安全は、現場の注意力に左右されることになる。

 本紙は二週間以上前のトラブル事例も調べたが、単純ミスによるものはわずか。仮設配電盤のショートや、ボルト締め型タンクや地下貯水池からの水漏れなどは、どれも急造された設備類の構造的な問題が原因だ。

 偶然かもしれないが、トラブルは先月十九日に福島第一を視察した安倍晋三首相が「しっかり期限を決めて汚染水を浄化すること」などの指示を出して以降に集中している。

 七日の汚染水問題をめぐる参院の閉会中審査では、現場の意欲低下、疲弊がミスを誘発していると指摘され、広瀬直己(なおみ)社長は「下請け企業を含めて作業環境の改善を一生懸命進めたい」と述べた。

 だが、作業員たちの話では、現場では「国からの命令だからとにかく急げ」との指示が飛んでいる。必要以上の重圧が現場の判断力を鈍らせている可能性もある。 

---東京新聞(25.10.10)





福島汚染水:井戸から23万ベクレルの放射性物質を検出(25.10.8)

福島第1原発の地上タンクから高濃度汚染水300トンが漏れた問題で、東京電力は8日、タンクの北約20メートルの観測用井戸で、6日に採取した地下水1リットル当たり23万ベクレルの放射性物質トリチウムを検出したと発表した。300トンが漏れたのが8月19日に発覚し、調査を始めた9月8日以降で最高値。

 東電によると、トリチウム濃度は先月26日の19万ベクレルをピークに減少傾向が続き、採取前日の10月5日には13万ベクレルとなっていた。上昇の原因として、降雨の影響で放射性物質が流れ込んだことなどが考えられるという。東電は「周辺の他の井戸の値も注視し、原因を分析したい」と説明している。
---毎日新聞(25.10.8)





タンク底の隙間、最大22ミリ=福島第1、汚染水漏出問題(25.10.8)

東京電力福島第1原発の貯蔵タンクから約300トンの高濃度汚染水が漏れた問題で、東電は8日、漏出したタンクの底板に見つかった2カ所の隙間が、最大で幅3ミリ、長さ22ミリだったと発表した。隙間の下側はさびており、東電は、ここから染み出た汚染水が外部に漏出したとみている。
 今後、隙間が開いた原因や周囲の土壌の状況などを分析し、詳しい漏出状況を調べる。もう1カ所の隙間は、幅2~3ミリ、長さ11ミリだった。
---時事ドットコム(2013/10/08)




汚染水流出、「海水に影響なし」…福島県が分析(25.10.7)

東京電力福島第一原発の貯蔵タンクから高濃度の汚染水があふれた問題で、福島県は7日、汚染水が流出したとされる排水路出口付近で採取した海水について、放射性物質濃度の分析結果を公表した。

 放射性セシウムは1リットル当たり1・72ベクレルで、「海水に影響があったといえる数値ではない」とした。

 発表では、セシウム134が1リットル当たり0・52ベクレル、セシウム137が同1・2ベクレル、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が同0・18ベクレルだった。国が示す放出限度はそれぞれ同30~90ベクレル。海水の採取は3日午後に行われた。

---読売新聞(2013年10月7日)






福島第一が停電、誤って電源停止…冷却は維持(25.10.7)

東京電力は7日、福島第一原子力発電所で停電が起きたと発表した。配電盤の点検中に、作業員が誤って電源の停止ボタンを押したのが原因で、1号機の原子炉に冷却水を注入するポンプが止まった。

 ほぼ同時に自動的に予備の電源とポンプに切り替わり、冷却は維持された。建屋の排気装置は停止したが、原発周辺の放射線量に変化はなく、東電は安全上の影響はないと説明している。

 同原発では3月、仮設配電盤にネズミが侵入し、1日以上にわたって停電。4月にも再発防止のために、配電盤の周囲に金網を設置した際、作業ミスで停電が起きた。7月には、非常用発電機の試験中に、6号機の冷却が一時止まった。8月以降は、作業員の判断ミスや点検の不徹底などで、タンクからの汚染水漏れが相次いでいる。

---読売新聞(2013年10月7日)







汚染水:韓国と共同調査…国際的不安払拭狙い 規制委方針(25.10.7)

 田中俊一原子力規制委員長は7日、東京電力福島第1原発の汚染水問題を巡る参院経済産業委員会の閉会中審査で、汚染水の海洋への影響について、韓国などの近隣諸国と共同で調査する方針を明らかにした。汚染水問題では、韓国政府が福島県を含む周辺8県からの水産物輸入を全面禁止するなど国際的に不安が高まっており、共同調査を通じて懸念を払拭(ふっしょく)する狙いがある。

 田中氏は9月の国際原子力機関(IAEA)総会で天野之弥事務局長と会談した際、天野氏から「不安を払拭するため、韓国や関係各国が参加する形でモニタリングした方がいい」と提案があったことを明らかにし、「外務省を通じて一緒に調査する方向で準備している。IAEAが窓口になり、特に影響が懸念されている韓国や東南アジア各国もできるだけ参加してもらう方向で検討していく」と述べた。

 閉会中審査では、自民党の塩崎恭久政調会長代理が東電本体と原発事故処理部門の会社分割に言及したことも取り上げられた。茂木敏充経済産業相は事故の収束や廃炉、汚染水対策が「東電として最優先であることは間違いない」としたうえで、「今後40年を見据えた電気事業のあり方、事業環境の変化を踏まえ、各事業者において適切に判断すべき問題だ」と述べるにとどめた。

 茂木氏は、小泉純一郎元首相が「脱原発」を主張していることについても「国民の間でもさまざまな議論がある。それぞれの議論を踏まえながらしっかりとした国のエネルギー政策を構築していきたい」と具体的な言及を避けた。

 閉会中審査は、9月27、30両日の衆院経産委に続く開催。東電の広瀬直己社長は相次ぐトラブルについて「恥ずかしい事象が頻発し、現場の工事の管理が甘いことは間違いなく言える。本当に申し訳ない」と改めて謝罪した。ただ、国際オリンピック委員会(IOC)総会で安倍晋三首相が「状況はコントロールされている」と発言したことや、事故処理に関する国と東電の役割分担などを巡っては、政府、東電とも従来通りの答弁を繰り返した。
---毎日新聞(25.10.7)






国が前面に出たのは言葉と金だけ」 東電、悪循環断てず(25.10.4)

東京電力福島第1原発の地上タンクの新たな汚染水漏れは、放射性物質の濃度が比較的低い雨水の流出を防ぐ作業が、高濃度汚染水の漏えいを誘発し、東電は3日「対策が裏目になった」と陳謝した。汚染水問題では単純ミスも続いており、国が前面に出る姿勢を示してからも、東電は悪循環を断ち切れていない。

▽本末転倒

 2日に漏れが見つかった「B南」タンク群では、台風18号が襲来した9月15日、ポンプによる移送が間に合わず、せきから水が約5分間あふれた。この水に含まれていたストロンチウム90(法定基準は1リットル当たり30ベクレル)などベータ線を出す放射性物質は37ベクレルだった。

 東電は台風22号が接近した2日、18号への対応を教訓に移送作業を急いだ。しかし移送先のタンクはわずかに傾いており、作業員が容量を見誤って雨水を入れすぎた。1リットル当たり58万ベクレルの汚染水があふれ、一部は海に注いだとみられる。せきからの漏れは回避できたが、高濃度汚染水の外部流出を引き起こす「本末転倒」な結果となった。

▽急場しのぎ

 タンク群のせきの水を厳重に管理する契機となったのは、8月に発覚した高濃度汚染水300トンの漏えい事故だ。開きっぱなしの排水弁から汚染水が漏れ続けた可能性があると批判され、弁は常時閉じることになった。

 しかし漏えい発覚から1カ月近くしても、東電はせきにたまった水の大雨時の処分方法を決めていなかった。台風18号の襲来に「急場しのぎ」で目安を作成。「緊急措置」として一部のタンク群から水を排出し、地元漁業者の批判を浴びた。

 原子力規制委員会の 更田豊志委員も「9月の台風は予見できたはずだ。準備が間に合わず行った排水を緊急措置と言うのはふさわしくない」と不快感を示していた。

▽強弁

 新たな漏えいを受けても菅義偉官房長官は3日「(汚染水問題は)全体としてはコントロールできている」と強弁したが、東電の処理能力を超えているのは明らかだ。

汚染水処理の切り札とされる多核種除去設備は9月下旬に試運転を再開したが、設備内に置きっぱなしにされたゴム製のシートが原因で停止を余儀なくされた。また1日には、東電と協力企業間での連絡不足から、移送中の汚染水をあふれさせる単純ミスも起きた。

 原子力資料情報室の 伴英幸共同代表は「東電に現場の総合的な管理能力はなく、初歩的なミスばかり。国が前面に出たのは言葉と金だけで、東電任せの現場対応が続く限りトラブルはなくならない」と指摘している。
---共同通信(25.10.4)





汚染水流出:傾斜知りつつ設置 東電の貯蔵タンク(25.10.4)

 東京電力福島第1原発の貯蔵タンク(直径約9メートル、高さ約8メートル、容量450トン)から汚染水が漏れた問題で、東電は3日、タンクの設置場所に傾斜があることを把握しながら設置していたことを明らかにした。設置時は「許容の範囲内」と判断していたが、東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は3日の記者会見で「計画に甘さがあったと言わざるを得ない」と陳謝した。


汚染水が漏れた斜面設置タンク

 事態を重くみた原子力規制庁は4日、東電の広瀬直己社長を呼び、一連の汚染水問題への対応を聞く。

 漏れたのは、海から約300メートルにある「B南」エリア。タンクの天板と側板の間から約0.43トンがあふれた。タンク内にはベータ線を出すストロンチウム90などの放射性物質が1リットル当たり58万ベクレル(国の放出限度は同30ベクレル)含まれている。海につながる近くの排水溝内の水から同1万5000ベクレル検出された。東電は「汚染水の一部は、排水溝経由で港湾外の海へ漏れたが、海水では検出限界未満だ」としている。

 タンクは、事故直後の2011年4月に設置。東西方向に他の4基と配管でつながっている。地盤は、海のある東側に向かって傾いている。漏れたタンクは最も低い場所にあって、少なくとも13センチ傾いていた。水位計は5基のうち、一番地盤の高い西側のタンクしかついていなかった。

 東電によると、9月中旬に台風による雨水が、タンクを囲むせき(高さ30センチ)内にたまり、外部に漏れた。そこで、当初は容量の97〜98%まで水を入れていたが、緊急対策として98〜99%まで水を入れることを決定。今月2日午前8時35分、雨水を回収しタンクに移送する作業に着手した。

 作業員が同午後0時40分、水位計を確認したところ、水量は98・6%だった。同2時半ごろの目視では、タンク中央部で天板から約10センチまで水が入っていたが、タンクの東端で約3センチまで水が迫っていたことは確認していなかったという。3日午後3時半ごろ、水漏れは停止した。

 東電は、8月に別のタンク群から約300トンの汚染水漏れが発覚したことを受け、1日2回の巡回を4回に強化している。今後の対策について、尾野氏は「監視を徹底する。だが、全体のタンク容量に余裕がない。すべてのタンクへの水位計設置が完了する11月までは現状のまま運用する」と語った。
---毎日新聞(25.10.4)






アルプス」停止は水位誤検知、試験運転を再開(25.10.4)

 東京電力は4日夜、福島第一原子力発電所の汚染水から大半の放射性物質を取り除く浄化装置「ALPS(アルプス)」の試験運転を再開したと発表した。

 午前7時前に異常を示す警報が鳴り、約12時間停止していた。

 東電によると、装置内で、タンクとタンクをつなぐ配管の弁が誤って開いたのが原因。弁が開く前に、一方のタンクの水位を自動確認する工程があるが、タンク内では汚染水をかき混ぜる作業中だったため、上がったり下がったりする水位を検知してトラブルが起きたという。東電は、運用方法の変更など再発防止策を講じた。トラブルによる停止は、9月27日の運転再開以来、2度目。

 アルプスには、汚染水の処理ラインが3系統あり、今後、試験運転を順次、再開する計画。東電は4日、試験運転の期間について「1系統あたり120日」との予定を明らかにした。

---読売新聞(2013年10月4日)



       もっと見る、1~4号、ALPS別現況


設定ミスで運転停止=放射能低減装置、福島第1-東電(25.10.4)

東京電力福島第1原発で4日朝、汚染水の放射性物質を減らす多核種除去設備「ALPS(アルプス)」が停止したトラブルで、東電は同日、装置内の洗浄に使った水の移送先の設定ミスが原因だったと発表した。移送先を別のタンクに手動で切り替え、同日午後6時半ごろ試運転を再開した。
 東電によると、アルプス内部の洗浄に使った水は専用のタンクに貯蔵されるが、内部で水位が上昇すると、汚染水処理に使うタンクに移送するよう設定していた。今回は移送先のタンクが作業中で受け入れができず、自動停止したという。
 東電は当面、洗浄に使った水の移送先を稼働していない系統のタンクに設定。アルプスが本格稼働するまでに、受け入れ可能なタンクを自動で選択するようシステムを変更する。
---時事ドットコム(2013/10/04)





B南エリアタンクからの漏えいについて(25.10.3)



点検用足場底部


点検用足場底部拡大


概要説明:
1.2013年10月2日、台風22号による降雨の影響による堰(30cm高さ)からの雨水の溢水を回避するために、厳しいタンク運用の中、タンクぎりぎりまで水を入れることとした。
2.特に、先月の台風18号の際(9月15日)、B南エリアで堰より溢水させていたこともあり、当該エリアの堰から雨水があふれないよう万全を期すため、10月2日にB南エリアの堰内の雨水を同エリアのタンク及び別のエリアへ移送した。
3.B南エリアでは地盤の緩やかな傾斜があることから、傾斜を考慮したタンク水位管理を念頭にタンクへ雨水を移送していたが、結果的に裕度の確保が足りず、タンク天板と側板の間から漏えいが発生。タンクから漏えいした水がタンク外周に設置されている点検用足場を介して堰外へ滴下した。
4.漏えいしたタンク内の水は、淡水化装置(逆浸透膜式:RO)で淡水化処理した後の淡水であり、当該タンク近傍の側溝を通じてC排水路に流れ、海へ流出している可能性が否定できないことから、海側への流出経路となるC排水路手前の側溝に土のうを設置し、止水処置を行った。
5.堰外へ流出したタンク内の水の量は約430リットル(暫定値)と推定。


サンプリング結果(排水路へつながる側溝)


堰内の水をタンクへ移送する状況下でのタンク溢れの推定原因

1.同エリア内には5つのタンクがあり、連結配管・隔離弁を介して直列に連結。これらタンクの設置レベルが一様でなく、山側から海側(西側から東側)に向かって高度が下がる緩やかな傾斜が
あった。
2. 多量の降雨が継続する状況下にあり、これによって堰内に溜まった雨水が溢れ出さないよう、同エリア内タンク群の余裕部分にポンプにより送水。10月2日には、堰内の水位に応じてこの作業を2回実施しており、その途中でタンク群の空容積に余裕がない状況となった。このため、最も設置レベルが低い海側のタンク(B-A5)において、天板が接水する状態となり、天板と側板の合わせ面から漏水が発生したものと推定。
---東電提供(25.10.3)





燃料取り出しへ最終段階  第1原発4号機プール

東京電力は、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールに保管している1533体の燃料を取り出すため、プールや隣接する圧力容器周辺に落下したがれきの撤去を始めた。原子炉建屋上部を覆うように燃料取り出し用カバーの工事がほぼ完了し、11月中旬の取り出し開始に向け、準備は最終段階に入った。


東京電力福島第1原発4号機=31日午後、共同通信社ヘリから

 4号機の原子炉建屋は水素爆発で大破、東電はプールを支える補強工事をしたが、地元などから大地震でプールが倒壊する恐れがあると不安視する声があり、早期の取り出しが求められている。

 事故発生時、4号機は定期検査中で、シュラウド(炉心隔壁)という巨大設備の交換作業をしていた。水素爆発で重さ約200キロの台車用階段や長さ約10メートルの金属板、無数のコンクリート片などがプール内に落下した。

原子炉内に燃料がなかったため、炉心溶融した1~3号機と比べ建屋周辺の放射線量は低い。8月27日に始まったがれき撤去作業は遠隔操作ではなく、作業員が専用の装置を使って進めている。それでも作業による被ばく線量は1日2ミリシーベルトとなる見込み。

  1日最大86人で作業に当たる 。プール内の水を浄化して透明度を向上させた上で、水中カメラで確認しながら作業する。

 10月初めには、プール内で保管されていた制御棒などを圧力容器内の新設ラックに移す。その後、燃料ラックの上のがれきを撤去しながら、燃料を専用の輸送容器に入れて別棟の共用プールに移送する。

 燃料取り出し作業は来年末まで続く予定。隣の3号機プールでは来年3月以降に建屋カバーを設置した上で、2015年9月ごろの使用済み燃料の取り出しを目指す。
---共同通信(25.9.2)





タンクの漏出止まる=汚染水、推定1日余-福島第1(25.10.4)

東京電力福島第1原発の貯蔵タンクで新たに見つかった汚染水漏れで、東電は3日、タンク群を囲うせきへの漏えいが同日午後2時ごろ止まったと発表した。東電は早ければ2日午前8時40分ごろから漏れ始めたとみており、1日余り漏れ続けたことになる。
 東電によると、汚染水はタンクの天板と側面のつなぎ目から漏れた。タンクの外周に設置した点検用の足場を伝い、せきの外にも出ていた。せき内外に漏れた量は不明という。
---時事ドットコム(2013/10/04)





汚染水漏れ 満水に気付かず注水(25.10.4)

福島第一原発の雨水を移送していたタンクから高濃度の放射性ストロンチウムなどを含む処理水が漏れた問題で、東京電力は三日、四百三十リットルが堰(せき)外へ出て、一部が排水溝を通じて外洋に流出した可能性があると発表した。タンクが傾いていたため、低い所から漏れ出した。

 水漏れしたタンクは、八月に漏れが見つかったのとは別のタンク群にある。敷地東の海に向かって緩やかに傾斜した土地に五基連結し、傾いて建てられていた。タンク一基の大きさは直径九メートル、高さ八メートルの円筒状。

 最も高い位置にあるタンクより約五十センチ低い海側のタンクに雨水を入れていたが、水位計は一番高い陸側にあるだけ。水位計で98%になるまで雨水を入れる予定で作業し、海側のタンクが先に満水になったことに気づかなかった。東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は三日、「タンク運用が厳しく、ぎりぎりを狙いすぎてアウトになった」と話した。

 漏れた水の一部は、近くの排水溝から外洋などに流れたらしい。一リットル当たり五八万ベクレルのストロンチウムなどを含んでおり、外部への放出が許される濃度の約一万倍。ただ、ベータ線のため直接、触れなければ人体に大きな影響はない。東電は国に通報するとともに、排水溝に土のうを積むなどの対策を取った。

 二日は台風の影響で、処理水タンク周りの堰内の水位が上がり、雨水を移送した。
---東京新聞(25.10.4)




溢れたタンクの画像

タンクの上から汚染水が溢れたタンク(yahoo)


上から見た画像、一番手前のタンクが溢れたタンク


汚染水タンク群


汚染水漏れ、対策が裏目に 東電「見通し甘かった」(25.10.4)

 東京電力は3日、福島第一原発のタンクから高濃度の汚染水が漏れ、一部が海に流れ出たと発表した。周囲の雨水をくみ上げてタンクに移し過ぎたのが原因だった。漏れをいち早く見つけるためにとった対策が、今回の汚染水漏れを招いた。東電は「見通しが甘かった」と釈明した。


新たな汚染水漏れが分かったタンク(手前5本のうち右端)=3日午前、東京電力福島第一原発、朝日新聞社ヘリから、金川雄策撮影

■98%までためる予定が…

 「ギリギリ大丈夫だと考えた」。原子力・立地本部の尾野昌之本部長代理は3日の記者会見で述べた。

 汚染水漏れは2日、雨水をタンクに回収する中で起きた。台風が接近し、タンクを囲う堰(せき)の中にたまった雨水があふれそうになり、容量の98%までためる予定だった。しかし、タンクの天板まで達し、中の高濃度汚染水が漏れた。


タンクから汚染水があふれた状況

 汚染水が漏れたタンクがある「Bエリア南」には容量が450トンのタンクが5基あり、配管ですべてつながっている。地盤が海側に向かって下がっている。

 水位計は、山側にある最も高い位置にあるタンクにだけついていた。その水位計を確認しながら、雨水をくみ上げてタンクに入れていた。このため、海側の最も低い位置にあるタンクの水位が天板まで達しているのに気付くのが遅れた。
---朝日新聞(25.10.4)




汚染水の港湾外流出、タンク傾斜の見誤りが原因(25.10.3)

福島第一原子力発電所で高濃度の汚染水が貯蔵タンクからあふれた問題について東京電力は3日、斜面に設置されたタンクの傾きを見誤り、低い側の端で水位が上がり過ぎたのが原因だと発表した。

 近くの側溝などへ漏れた量は推定約430リットル。近くの側溝で通常より高濃度の放射性物質が検出され東電は「汚染水の一部が側溝から排水路を通じて海(港湾外)へ流出した」と認めた。排水路の出口付近の海水から放射性物質は検出されなかった。

 東電によると、タンク群を囲むせき(高さ30センチ)の内側にたまった雨水があふれそうになったため、2日朝と昼に2度、ポンプで雨水をくみ上げ、タンク(容量約450トン)へホースで移した。8月に続く台風接近で、放射性物質を含む雨水の保管場所は余裕がないため、タンクの傾きを考慮したうえで「ぎりぎりまで入れた」という。

 移送後には天板(ふた)の中央部にあるマンホールから中を調べ、「満水まで10センチの余裕がある」と判断した。しかし、実際には見積もりが甘く、低い方の端で天板と側板の間から汚染水が漏れ出した。ふたの約2メートル下に作業用の足場があり、水はそこに垂れた後、せきの外側の側溝などへ落ちた。タンク内の汚染水には、ストロンチウムなどの放射性物質が1リットルあたり58万ベクレル(国の放出限度は同30ベクレル)含まれていた。

---読売新聞(2013年10月3日)







汚染水入れ過ぎ原因か=漏えいタンクに傾き-福島第1(25.103)


東京電力福島第1原発の貯蔵タンクから汚染水が漏えいした問題で、東電は3日、タンクを囲うせき内にたまった水をタンクに入れ過ぎたのが原因との見方を示した。このタンクは若干傾いた地形の場所に建てられている。天板を厳格に閉じずに使用しており、タンクの端から汚染水が漏れた。東電は、漏れ始めた時間や量など詳しい状況を調べている。
 東電によると、漏えいタンクを含むタンク群は、西から東へと傾いた地形の場所に、5基並べて建て、連結して使用している。タンクは直径9メートル、高さ8メートルの円柱状。漏えいしたタンクは一番東側にあり、天板から10センチの位置まで水を入れていた。天板はボルトで留める構造だが、実際に締めていたのは数カ所だけだった。
 2日午前中にせき内にたまった水をこの5基のタンクに入れる作業を実施。もっとも高い位置にある西側のタンクに設置した水位計を見ながら作業していたため、低い東側のタンクの端から漏えいしているのに気付かなかった可能性があるという。
---時事ドットコム(2013/10/03)






タンクから汚染水漏れ、海に流れた可能性も 福島第一(25.10.3)


 東京電力福島第一原発の汚染水問題で、東電は2日、タンクから汚染水が漏れたと発表した。堰(せき)内にたまった水を調べたところ放射性ストロンチウムなどベータ線が1リットルあたり20万ベクレルだったという。東電は同じ区画のタンクから漏れがあったとみて調べている。

福島第一原発の汚染水漏れ

 東電によると、漏れたのはBエリアと呼ばれるタンク群。2日午前9時ごろから昼過ぎまでBエリアの周囲の雨水をくみ上げて、タンクに移した。2日午後8時5分ごろ、現場にいた作業員がタンク上部から水が垂れているのを発見。一部の水は堰の外に漏れており、海に流れた可能性もあるという。

 タンク内の汚染水は原子炉を冷やした後に浄化設備で処理した水。東電はタンクのつなぎ目から漏れたとみて調べている。

 また、別のH8エリアのタンク群の周囲の堰の中にたまった雨水23トンが外に漏れ地中にしみ込んでいた。ストロンチウムなどの濃度は1リットルあたり15ベクレルだった。
---朝日新聞(25.10.3)










タンク群の雨水、23トンあふれ出る…福島第一(25.10.2)


東京電力は2日、福島第一原子力発電所のタンク群の一つを囲むせき(高さ約30センチ)から、最大23トンの雨水が外側へあふれ出たと発表した。

 地面に染みこんだとみられる。せき内の雨水には、ストロンチウムなどの放射性物質が1リットルあたり15ベクレル(国の放出限度は同30ベクレル)含まれていた。

 東電によると、台風接近による大雨のため、あふれそうになった雨水をタンクに移す準備をしていたが、間に合わなかったという。

---読売新聞(2013年10月2日)








汚染?雨水4トンあふれる…ホース接続ミス(25.10.2)


東京電力は1日、福島第一原子力発電所で、放射性物質を含んだ雨水を誤って予定外の小型タンク(容量12トン)に移し、水があふれたと発表した。


小型タンクからあふれる水(1日、福島第一原発で。原子力規制庁提供)

 発見から約20分後に移送を停止したが、約4トンが地面に染み込んだとみられる。

 東電が小型タンクの周囲にこぼれた雨水を分析した結果、ストロンチウムなどの放射性物質は1リットル当たり380ベクレル(国の放出限度は同30ベクレル)だった。

 東電によると、雨水は、汚染水の貯蔵タンク群を囲むせきの内側にたまったもの。今後の大雨で外側へあふれ出す恐れがあるため、80トンを別の場所へ移して保管する予定だったが、作業員が誤って近くの小型タンクにホースをつないでしまったという。

ーーー読売新聞(2013年10月2日)










福島第1原発、汚染水処理を再開 多核種除去設備(25.9.30)


東京電力は30日未明、トラブルで試運転を停止していた福島第1原発の新しい汚染水処理設備「多核種除去設備(ALPS)」で汚染水の処理を再開したと発表した。

 再開したのは、A~Cの3系統のうちC系統。27日午前0時すぎに試運転を始めたが、処理の過程で発生する廃液の排出量が通常よりも大幅に少なくなり、約22時間半後の同日午後10時40分ごろに汚染水処理を停止していた。

 東電が原因を調査した結果、付近のタンク内部からゴム製のシートを発見。試運転前に作業で使用したが回収せず置き忘れたもので、東電はシートがタンクの排水口をふさいだのがトラブルの原因と判断した。

---東京新聞(共同 25.9.30)








汚染水処理の停止、原因は置き忘れの「ゴム」か(25.9.30)


福島第一原子力発電所の汚染水を処理する放射性物質除去装置「ALPS(アルプス)」が停止した問題で、東京電力は29日、アルプス内のタンクから板状のゴム(縦横各20センチ、厚さ3ミリ)が見つかったと発表した。

 このタンクは汚染水から一部の放射性物質を取り除く役割を担っている。処理で生じた廃液はタンクの底からポンプで排出されるが、東電は、ゴムがポンプの入り口を塞いだため、アルプスに不具合が起きたとみている。

 東電によると、アルプスの運転前に行った点検で、仮設のはしごが動かないようにするため、はしごの下にゴムを2枚敷いていた。不具合の発覚後に、タンク内部をカメラで調べたところ、ゴム1枚が剥がれて底から見つかった。もう1枚は元の場所にあった。作業員が2枚とも回収した。

 本来は点検終了時にゴムを回収するが、忘れていたという。アルプスは汚染水対策の柱の一つだが、改めて東電の管理体制のずさんさが浮き彫りになった。

--- 読売新聞(2013年9月30日 )









タンク内にシート置き忘れ   福島第1原発(25.9.29)




 福島第1原発で試運転を再開したばかりの新たな汚染水処理設備「多核種除去設備(ALPS)」が停止した問題で、東京電力は29日、不具合があった付近のタンク内部からゴム製のシートを発見したと発表した。試運転前に作業で使用したが回収せず置き忘れた。東電は、シートがタンクの排水口をふさいだのが不具合の原因と判断した。 <写真は、福島第1原発の汚染水処理設備「ALPS」タンク内部の排水口と見つかったゴム製のシート=29日(東京電力提供)>
---産経新聞(25.9.29)






多核種除去設備 C系スラリー移送ポンプ流量低下について(25.9.29)



バッチ処理タンク2C内部点検結果離脱した梯子用ゴムパッド(ドレン孔付近で発見)
離脱せず当初の場所に残っていた梯子用ゴムパッド(固定されていたテープを取り外し、寸法測定を実施)




バッチ処理タンク2C内部全体;底に小さな四方形の梯子用ゴムパッドが見つかった。


離脱せず当初の場所に残っていた梯子用ゴムパッド


離脱した梯子用ゴムパッド

---東電提供(25.9.29)






期待するALPS装置


期待のALPS



ALPSを視察する安倍首相(25.9.19)




 現在の放射線モニタ




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