福島第一原発の現状・最新情報

 
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 現在の放射線量・モニターを見る



2号機トレンチ凍結止水対策における氷の試験投入について(26.7.24)

■実施日時:平成26年7月24日(木) 12:30~15:00頃
■氷の投入量:約2トン(約500kgの袋を4袋)


氷の投入①


氷の投入②


氷の投入③
---東電提供(26.7.24)







放射性物質1兆ベクレル超放出…原発がれき撤去(26.7.23)

福島県南相馬市で収穫されたコメが、福島第一原子力発電所から飛散した放射性物質によって汚染された可能性がある問題で、東京電力は23日、昨年8月に実施した同原発3号機のがれき撤去作業で放射性物質が最大で1兆1200億ベクレル放出されたとする試算を明らかにした。

 原子力規制委員会の検討会で同日報告した。

 同原発敷地内で採取されたちりのデータを基に試算した結果、最大で毎時約2800億ベクレルの放射性物質が4時間にわたって放出されたと考えられるという。

 東電は、同原発からは通常、同約1000万ベクレルの放射性物質が放出されていると推定している。
ーーー読売新聞(26.7.23)






汚染水凍結へドライアイス投入…東電が追加対策(26.7.23)

東京電力は23日、福島第一原子力発電所の配管用トンネル内の汚染水を凍らせるため、氷やドライアイスを投入するなどの追加対策をまとめ、原子力規制委員会の検討会で示した。

 東電は、汚染水の回収を目指し、まず2号機のタービン建屋から配管用トンネルへ汚染水が流入する接続部を凍結させる計画。4月以降、地上から差し込んだ管に冷却材を流しているが、水が十分に凍っていない。このため、24~26日に氷とドライアイスを投入する試験を行う。

 温度が下がりにくい水面付近の冷却を促進させる狙いで、効果があれば投入量を増やす。また、冷却材を流す管や、その周囲を埋めて水の流れを弱める材料も、8月までに追加する。
ーーー読売新聞(26.7.23)






福島第1原発:汚染水タンクに中古品 東電は未公表(26.7.23)

東京電力福島第1原発で2013年8月に高濃度の放射性物質を含んだ汚染水が組み立て式タンクから漏れた問題で、同型タンクの中に別の建設現場などで使われた中古品が少なくとも約20基あり、今も使用され続けていることが分かった。東電はこれまで中古品の存在を公表しておらず、毎日新聞の取材に認めたものの、漏えいしたタンクが中古品か否かは「回答を差し控える」としている。


東京電力福島第1原発。敷地内に増え続ける汚染水貯蔵タンク=2014年2月17日、本社ヘリから

 また、東電はこれまで同型タンクの耐用年数を5年と説明していたが、取材に対し「中古品でも耐用年数が落ちるとは考えていない」と回答した。だが、タンクを納品したメーカーの関係者は「会社として5年という保証をしているわけではないし、そもそも全く水漏れなしに貯蔵し続けるために造られたものではない」と話し、専門家も耐用年数を疑問視している。

 関係者によると、東電は東日本大震災による同原発の事故後、汚染水をためるタンクを東京都中央区のメーカーに注文した。新品は製造に時間がかかるため、同社はリース用に使っていた中古の泥水用円筒タンク約20〜30基を11年5月ごろ納品。このタンクは、鋼材をボルトでつなぎ合わせて組み立てる「フランジ型」で、ゼネコンなどに貸し出され、建設現場で一時的に泥水をためることなどに使われていた。
ーーー毎日新聞(26.7.23)






【現状】タンク増設、90万トン確保へ 綱渡り続く汚染水対策(26.7.21)

東京電力は福島第1原発で発生した汚染水などを保管する地上タンクの容量を、これまでの目標から約10万トン増やし、来年3月末までに計約90万トン分確保する方針を明らかにした。担当者は「余裕を持った計画に見直した」と強調するが、汚染水対策をめぐっては、効果や実施時期が不透明な施策が多く、実際には綱渡りが続きそうだ。


タンクの保管される汚染水等の量

 東電のこれまでの計画では、来年3月末までに約80万トン分を確保するとしていた。今回、敷地内の体育館の撤去や資材置き場の転用で新たに3カ所のタンクエリアを設けるなど、計約10万トン分の追加整備を打ち出した。

 現在、敷地内のタンクで保管されている高濃度汚染水は約36万トン。漏えいによるリスク低減のため、東電は「多核種除去設備(ALPS)」を使って全量を本年度中に浄化する方針だ。原子炉建屋などの地下で1日当たり数百トン増え続ける汚染水も随時処理し、敷地内の汚染水を極力減らす工程を描く。
 前提となっているのは、汚染水処理の加速だ。東電は、9月末までにALPSを増設し、現在1日当たり約600トンの処理能力を約2千トンまで増強するとしている。

 ただ、現行のALPSもタンクの腐食などトラブルが続き、予定の4月を過ぎても本格運転に入れていないのが現状。ALPS増設がスムーズに進み、予定通り処理能力を上げられるかは依然不透明だ。

 ALPSで処理後も水には放射性物質のトリチウムが残るため、タンクでの保管が必要なことに変わりはない。東電は、これまでのタンク計画は工期の見通しなどが甘く、遅れが頻発したと釈明している。今後、処理ペースに沿ったタンク整備が進められるかにも不安は残る。

 タンク増設計画では、原子炉建屋の周囲で地下水をくみ上げる対策などで汚染水の発生を抑制することも前提となっている。汚染水の増加ペースに変化がなければ、増設計画はさらに見直しを迫られる可能性もある。

ーーー共同通信(26.7.21) 







排水先切り替え工事視察 福島県の廃炉協(26.7.17)

 
福島第1原発で、汚染水が外洋に流出しないよう排水溝の出口を切り替える工事現場を視察する福島県や地元自治体の関係者=17日午後(代表撮影)  

 福島県や地元市町村、専門家でつくる廃炉安全監視協議会は17日、東京電力福島第1原発を視察し、地上タンクから汚染水漏れがあった場合に、外洋に流出しないよう排水溝の出口を港湾内に切り替える工事などを確認した。工事は9割以上が終わっており、この日は試験的に水を流して港湾への影響を調査していた。視察後、福島県原子力安全対策課の酒井広行主幹は「港湾内とはいえ、流量次第で外に汚染が広がる懸念もあるので、事前に対処してほしい」と話した。また参加者からは、今後予定される1号機の建屋カバーの解体やがれきの撤去に関し、放射性物質の飛散防止対策の徹底や、原発敷地外のモニタリング数値の十分な確認を求める意見が出された。
ーーー産経新聞(26.7.17)




【現状】凍らない「氷の壁」トレンチ止水できず(26.7.7)

東京電力福島第1原発で、タービン建屋地下の高濃度汚染水がトレンチ(電源ケーブルなどが通る地下道)から海に流出するのを防ぐため、建屋とトレンチの接続部を凍結し「氷の壁」で止水する計画が難航している。


トレンチ凍結止水のイメージ

 汚染水対策の切り札として6月に着工した「凍土遮水壁」でも氷の壁が本当にできるのか、凍結技術の信頼性を疑う声が出始めている。

 第1原発では今も、溶けた核燃料を冷やすため原子炉に注水し続けているが、この冷却水が汚染されて建屋地下にたまり、一部が海側のトレンチに流入。破損箇所から地中に漏れて海へ流出することが懸念されている。

 東電は特に2、3号機とつながるトレンチ内の高濃度汚染水計約1万1千トンを危惧。凍結管と冷却材を入れたナイロン製の袋を接続部に並べ、付近の汚染水を凍らせて建屋と遮断後、トレンチ内の汚染水を抜き取る計画を進めている。

 4月末には2号機で先行して凍結を開始。当初は1カ月で完成する予定だったが、2カ月以上たっても十分に凍ったのは下の部分だけ。

 東電は「水の流れがあるため、袋の周囲で水の温度が下がりきらない」と説明。凍結管を2本追加し、水の流れを抑える対策も取ったが、効果は見えない。

 この不測の事態を受け、1~4号機の周囲約1・5キロの土壌を凍らせる凍土遮水壁についても実現性を懸念する声が出ているが、東電は「土を凍らせるので工法が異なる」と反論する。

 原子力規制委員会の 更田豊志委員は6月末の会合で「(トレンチの汚染水は)海に流出すれば環境汚染につながるため最大の懸念を持っている。この対策がうまくいってないのに、凍土壁を議論する場合ではない」といら立ちをにじませた。

ーーー共同通信(26.7.7) 








どんどん工事進めたい…「凍土壁」現場を初公開(26.7.8)

 東京電力は8日、福島第一原子力発電所の汚染水対策として、6月に建設を始めた「凍土壁」の工事現場を報道陣に初めて公開した。
 凍土壁は1~4号機周囲の地盤を凍らせることで、地下水が原子炉建屋などに流入し、新たな汚染水になるのを防ぐ。敷地内の汚染水は約50万トンに達し、政府と東電は来年度早期の完成を目標に工事を進めている。
この日は夕方から、4号機周辺で、約30人の作業員が地盤を凍らせる凍結管を地中に埋めるため、ボーリングマシンで深さ約30メートルの細い穴を掘る作業を行った。1~4号機の周囲約1・5キロ・メートルをぐるりと囲むには、計1550本の凍結管が必要だが、設置が終わったのはまだ約90本だという。夏を迎えて熱中症が心配されることから、作業員は保冷剤入りのベストを着用した。

 同種の工法を使って、汚染水のたまったトンネルを凍結させる作業は難航し、原子力規制委員会は、抜本的な見直しを指示している。この日、報道陣に現状を説明した小野明所長は「凍土壁の効果は、現場で行った実証試験で確認済み。どんどん工事を進めたい」と話した。
ーーー読売新聞(2014年07月08日 21時55分






規制委、東電に抜本対策指示 福島第1「凍らない」氷の壁問題で(26.7.7)

東京電力福島第1原発の2号機タービン建屋とトレンチ(地下道)間にある汚染水を遮断する「氷の壁」が凍らない問題で、原子力規制委員会は7日、検討会を開き、「このままでは凍らない」と指摘、冷却能力を3倍に上げるなど早急に抜本対策を講じるよう東電に指示した。3号機でも氷の壁の造成工事が進められているが、2号機での凍結が成功するまで工事中止を要請した。

 「氷の壁」は、建屋とトレンチの接合部にセメント袋を並べ、そこに凍結管を通し周囲の水を凍らせる工法。トレンチには高濃度の汚染水が約1万トンたまっており、汚染水の海洋流出を防ぐために用いられる。

 この日の検討会では、東電が温度変化を測定したデータを用い、「トレンチから温かい水流がゆっくりと建屋へ流れている」と凍らない原因を説明。零下約30度までいったんは冷えたが、1カ月後には約10度まで温度上昇していたことも明らかにした。

 規制委の更田(ふけた)豊志委員は「このまま続けていても、(氷の壁が)凍るとは考えにくい」と指摘。東電が示したトレンチ内にセメントを少しずつ流し込んで壁を造る代替案ではなく、「少しくらいの水の流れがあっても、ガチンガチンに凍るように冷却能力を上げるべきだ。トレンチにある汚染水は今そこにある最大のリスクだ」と強調した。

だが、東電によると、冷却能力を上げるため地中に凍結管を増やす穴を掘削しすぎると地盤を支えきれなくなる恐れがあるという。

 氷の壁は4月末に凍結を開始したが、2カ月以上たっても十分に凍っていない。1~4号機の周囲約1・5キロの土壌を凍らせる「凍土遮水壁」も同じ凍結技術を使っており、有識者からは「氷の壁が凍らないと、もっと大きな凍土壁にも影響する」との指摘も出た。
ーーー産経新聞(26.7.7)







「凍土壁」に暗雲、着工2か月でトンネル未凍結(26.7.7)

 東京電力福島第一原子力発電所の配管用トンネルを凍結止水して汚染水を抜き取る計画に対し、原子力規制委員会は7日、「凍結管の冷凍能力を大幅に強化すべきだ」と指摘、工事方法を抜本的に見直すよう東電に指示した。

 着工して2か月が過ぎても凍結に成功していないためで、水を抜き取らないと、土を凍らせて地下水が建屋に流入するのを防ぐ「凍土壁」をトンネル周辺につくることができなくなる。

 問題の配管用トンネルは断面が約5メートル四方の大きさ。2、3号機のタービン建屋とつながっており、高濃度の汚染水が約1万1000トンたまっている。東電は4月、2号機建屋と水が行き来しているトンネルの入り口に凍結管を入れ、水を凍らせて流れを止める工事を始めた。そのうえで汚染水を抜き取り、セメントなどで埋める計画だった。

 しかし、6月に入っても水が凍っていないことが判明。東電は、凍結管の数を増やしたが、それでも十分に凍らなかった。

 東電は7日の規制委の会合で、「1分あたり2ミリの水の流れが凍結の障害」と説明した。しかし、規制委の更田豊志委員らから「その程度の流速で凍らないのはおかしい」と疑問の声が続出。「このままでは、凍土壁も成り立たなくなる。凍結が不十分なら、2倍、3倍と冷凍能力を向上させてほしい」と要求した。

 トンネルを横切って凍土壁をつくるためには、トンネル内の汚染水を抜き取っておく必要があり、更田委員は「凍結工事がうまくいかない以上、凍土壁の工事には進めない」と指摘。さらに、凍土壁も同じような仕組みで土を凍らせる工法のため、凍土壁の実現性にも疑問を投げかける形となっている。
ーーー読売新聞(2014年07月07日 19時29分)







福島第1原発:凍土遮水壁ピンチ 汚染水抜き取り難航(26.7.5)

東京電力福島第1原発で、2、3号機タービン建屋から海側のトレンチ(配管などが通る地下トンネル)に流れ込んだ汚染水を抜き取る作業が難航している。建屋とトレンチの接合部で汚染水を凍らせて流れを止め、水抜きする計画だが、十分に凍結しないためだ。水抜きできなければトレンチ内の汚染水が漏れる恐れがあり、汚染水低減策の柱として1〜4号機を取り囲むように建設する凍土遮水壁の工事ができない。

 トレンチは2、3号機にそれぞれあり、高さ、幅とも約5メートルで、地下22メートルに埋まっている。建屋から流れ込んだ汚染水計約1万1000トンがたまっている。

 東電は、建屋とトレンチの接合部に、冷却液を流す凍結管計17本を差し込んで付近の水を凍らせる作業を4月から開始した。6月中に氷の壁で接合部を塞いで止水し、7月中旬から汚染水を抜く予定だった。しかし、7月に入っても水は十分に凍っていない。

 原因について、東電は「建屋とトレンチの間を汚染水が行き来するため」と推測する。今後、凍結管を2本追加して冷却能力を高めるが、効果は未知数だ。

 東電は「海側の凍土遮水壁の着工は10月以降なので、水抜きの時間はある」と楽観するが、更田(ふけた)豊志・原子力規制委員は「トレンチに滞留している汚染水は、今の福島第1原発で最も懸念されるリスクだ。(氷の壁での)止水ができなければ、遮水壁の議論などできない」と指摘する。【斎藤有香】
ーーー毎日新聞(26.7.5)







【現状】 苦肉の燃料移送先変更 福島第1原発4号機(26.6.30)

東京電力は、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールからの燃料取り出し作業で、未使用燃料180体の移送先を当初予定していた別棟の共用プールではなく、6号機原子炉建屋内のプールに変更した。


4号機からの燃料移送、苦肉の策

 東電は共用プール(容量6750体)内のスペースを空けるため、もともと入っていた燃料を空冷式の「乾式キャスク」と呼ばれる金属製容器に入れて屋外保管設備に移送するという「玉突き」方式で対応してきた。

 しかし乾式キャスクの製造が間に合わず、製造を待つと年内に取り出し作業を完了できなくなる。6号機への移送先変更はまさに苦肉の策だ。

 ただ6号機のプールにも現在、1706体の燃料が入っており、空きスペースがあるわけではない。東電は10月にまず6号機プールから未使用燃料230体を取り出して同じ建屋内の新燃料貯蔵庫に移しスペースを確保した上で、11月から4号機の未使用燃料180体を6号機に移送する。

 昨年11月に始まった4号機からの燃料取り出し作業では、1533体のうち今月23日までに1122体を共用プールに移し終え、残る燃料は未使用180体と使用済み231体となっている。

 4号機からの取り出し作業が終わると、来年度前半には3号機プールからの取り出しが始まる予定で、綱渡りの燃料移送が続く。

ーーー共同通(26.6.30))






ストロンチウム45兆ベクレルを回収 昨年8月の汚染水漏洩で(26.7.1)

東京電力は6月30日、福島第1原発で昨年8月に判明した地上タンクから約300トンの汚染水漏洩(ろうえい)で、漏洩水に含まれていたストロンチウム90の8割に当たる45兆ベクレルの回収を終えたと発表した。回収状況や漏洩経路などをまとめた最終報告書を同日、原子力規制委員会へ提出した。

 漏洩があったのは「H4」と呼ばれるタンク群で、漏洩水は周辺の土壌などに浸透し一部は海へ流出したとされる。東電はこれまでに汚染した878トンの土壌を回収。その中に含まれる放射性物質を試算したところ、環境への影響が大きいとされるストロンチウム90の8割を回収したことになるという。

 残りの2割は回収作業が難しいタンク群の基礎部分の下などに残っており、タンク修理などの際に回収するとしている。
ーーー産経新聞(26.7.1)








7月に建屋カバー解体開始 福島第1原発1号機(26.6.28)

  東京電力は27日、水素爆発で大破した福島第1原発1号機の原子炉建屋カバーの解体作業を7月初旬に始めると発表した。カバー解体後に建屋上部に散乱しているがれきを撤去し、使用済み核燃料プールからの燃料取り出し用クレーンを設置する。東電は2017年度中に1号機プールからの燃料取り出しを始める予定。東電は事故後の11年10月、1号機からの放射性物質拡散を防ぐため建屋カバーを設置。当初は昨年度中に解体する計画だったが、がれき撤去に使う遠隔操作クレーンのアームが昨年9月に折れ、計画が延期された。東電は本年度内に建屋カバーの解体を終え、がれき撤去作業を開始する計画。放射性物質の飛散を防止する薬剤を建屋上部のがれきに散布し、作業員らの汚染事故を防ぐ。


福島第1原発1号機の原子炉建屋=20日、福島県大熊町 
ーーー産経新聞(26.6.28)






格納容器漏えい箇所特定技術・補修技術の開発」にて開発中のトーラス室壁面調査装置実証試験の実施について(26.6.24)

トーラス室壁面調査装置は水中遊泳ロボットと床面走行ロボットの2つの装置を開発。
①水中遊泳ロボット(げんごROV)はカメラ映像取得、②床面走行ロボット(トライダイバー)は超音波ソナーによるドップラ計測画像取得により壁面調査する機能を有している。
これらの機能を実機検証する。


水中遊泳ロボット(げんごROV);(カメラ映像取得)



床面走行ロボット(トライダイバー);(超音波ソナーによるドップラ計測画像取得)



トーラス室東壁面北側建屋貫通部(5箇所)の状況および滞留水の流れの有無を、1階床面より投入した水中遊泳ロボットのカメラにより映像を取得し確認する。

2号機原子炉建屋地下階トーラス室東壁面北側建屋貫通部を調査するため、1階北東エリアの床面に穿孔した615mm×615mm角穴から調査装置を吊り下ろす。水中遊泳ロボットは水中を遊泳し、調査対象箇所であるトーラス室東壁面北側建屋貫通部まで移動し調査する。床面走行ロボットは地下階床面まで下ろし、調査対象に超音波が届く位置へ移動し調査する。

(1)PCV下部(地下階)の止水工法

以上より、PCV下部(地下階)はベント管での止水をベースとした工法を優先的に検討していくこととし、並行して止水に向けた調査を実施中。

1~4号機推移・現状

ベント管での止水をベースとした工法の成立性を確認するため、対象①と②の調査を計画。

ステップ1】ベント管下部周辺調査(ベント管スリーブおよびサンドクッションドレン管からの水の滴下等の有無を確認(図中D))
<確認方法>
1号機:水上ROV(遠隔技術TF)(実施済み)
2号機:4足歩行ロボット(実施済み)
3号機:4足歩行ロボットでの調査を検討中
サンドクッションドレンライン調査装置(国PJ)※
 
4足歩行ロボット
 

水上ROV


ドレイン調査装置


ベント管接合調査ロボット


PCV内部調査装置


調査計画・実績〔1号機〕(案)



調査計画・実績〔2号機〕(案)



調査計画・実績〔3号機〕(案)

1~4号機推移・現状

ーーー東電提供(26.6.24)







3号機原子炉建屋1階の遠隔除染装置による建屋内除染の開始(26.6.20)

3号機原子炉建屋内において平成26年3月に遠隔操作重機(ASTACO-SoRa〔アスタコ-ソラ〕)によるガレキ撤去作業が終了。
遠隔除染装置(吸引除染装置を搭載したMEISTeR〔マイスター〕)による建屋内除染の準備が整ったことから粉塵吸引などの作業を6月23日(予定)から開始する。


遠隔操作重機(ASTACO-SoRa〔アスタコ-ソラ〕


MEISTeR〔マイスター)



ドラム缶の撤去前と撤去後



ダクトの撤去前と撤去後

実施時期:平成25年7,8,11月~平成26年3月
撤去物
・撤去物総量:0.5tパック38袋
1.0tパック23袋
・主な撤去物:
・コンクリート片
・フェンス
・ドラム缶
・窒素ボンベ
・高線量の紙ウエスなど
ーーー東電提供(26.6.20)






「凍土壁」早くも黄信号 地下トンネル、汚染水抜き難航(26.6.26)

東京電力福島第一原発の汚染水対策の柱として、政府が三百二十億円の税金を投じる凍土遮水壁に、着工から三週間で黄信号がともっている。海側の建設ルート上を地下トンネルが横切っており、中の高濃度汚染水を抜かないと凍土壁は造れない。その水抜き工事が難航しているからだ。 (小倉貞俊)


凍結による地下トンネルの止水実験。セメントなどを詰めた袋が凍って壁状になるはずだったが、難航している=東電提供

 問題のトンネルは、2号機タービン建屋から海側の取水口付近に延びる。二〇一一年の事故発生当初、大量の汚染水が海に漏れたルートだ。近くのトンネルと合わせると、今なお一万トンを超える汚染水がたまっている。

 二十五日の原子力規制委員会でも、福島第一が抱える当面の最大の懸念は、トンネル内の汚染水との認識で一致した。

 凍土壁を造るには、まず建屋からトンネルへの水の流れを遮断し、トンネル内の汚染水を抜いてセメントを充填(じゅうてん)する。水漏れの危険をなくしてから、トンネルごと地中に穴を開け、凍土壁用の凍結管を入れる必要がある。

 東電は、建屋とトンネルの接合部にセメントなどを詰めた袋を並べ、凍結管を入れて“ミニ凍土壁”を造成。接合部が凍っている間に水抜きなどの作業を進める計画を立てた。

 だが、凍結液を流し始めて一カ月半もたつのに、ほとんど凍っていない。

 実証試験は成功したが、実際の現場では水の流れがあり、凍る前に水が入れ替わってしまうのが原因だった。東電は凍結管を増やしたり、水流を緩めるなどの対策を試みたりしているものの、状況は改善しない。

写真

 このまま問題が解決しないとどうなるか。凍土壁を造る凍結管をトンネル部分だけ避けて設置すると、トンネルの幅は約四メートルあるため、巨大な隙間ができて壁は完成しない。水抜きをしないままトンネルに穴を開けると、凍土壁はできても地中や海を汚染する。

 東電は、建屋の接合部が凍らない場合、トンネル内にセメントを少しずつ充填しながら、水を抜くことも検討している。ただ、この工法は、作業員の被ばくリスクが高まるなど大きな危険を伴う上、確実にトンネルがふさがる保証はない。

 規制委の田中俊一委員長は、今回の水抜き作業が難航していることについて、「福島第一のような(厳しい環境の)所は試行錯誤的に多重性を持って考えておく必要がある、との教訓ではないか」とし、複数の対策を試みる必要があるとの考えを示した。

<凍土遮水壁> 1~4号機の周りに1550本の鋼管を地下30メートルまで打ち込み、マイナス30度の液体を循環させて土壌を凍結。壁のようにして地下水の動きを封じ込め、建屋への地下水流入、建屋からの汚染水流出をブロックさせる狙い。今月2日、1号機近くで着工、本年度末の完成を見込んでいる。
---東京新聞(26.6.26)







【現状】正念場迎える汚染水対策 巨大な土木工事現場作業員倍増、(26.6.23)

東京電力福島第1原発で汚染水対策が本格化し始めた。作業員は昨年より倍増し約6千人に。構内はクレーンが林立、重機が行き交う巨大な土木工事現場と化している。放射線量が依然高い現場に入り、“汚染水との闘い”の 進捗 (しんちょく) 状況を見た。

 「放水開始します。3、2、1」。20日午前10時すぎ、免震重要棟の遠隔監視室で、東電の担当者がパソコンを指さしながら操作すると、画面に「放水」の文字が赤く表示された。


東京電力福島第1原発で汚染水を処理する多核種除去設備=20日福島県大熊町

 原子炉建屋の汚染水と混ざる前の地下水を海に流す「地下水バイパス」。12本の井戸でくみ上げた地下水は5月下旬から6日おきに海に放出されている。

 東電は建屋への流入量を400トンから最大約100トン減らせると見込み、これまでに計7千トン近くを放出。だが経済産業省資源エネルギー庁の 木野正登 (きの・まさと) 汚染水対策官は「問題は放出量じゃなく地下水位。水位が下がらない井戸が2本あり、そこでは流入量は減っていない。バイパス効果は1、2カ月待たないと分からない」と説明した。

 全面マスクに防護服の姿で小型バスに乗り、汚染水からトリチウム以外の放射性物質を除去する「多核種除去設備(ALPS)」に移動した。

 建物に入ると、迷路のように入り組んだ配管が目に入った。除去した放射性物質をためる銀色の金属製容器がずらりと並び、「エリア内汚染有」の注意書きが張られる。

 昨年3月に試運転を始めたが、フィルターの不具合や配管腐食などトラブルが頻発し、本格運転に移れないままだ。

 しかし東電は本年度中に汚染水約36万トンを浄化する方針。9月末までにALPSを増設するほか、除去した放射性廃棄物量を20分の1に減らす「高性能ALPS」建設も急いでいる。

 防護服に入れた3個の保冷剤の効果が減り、全身汗だくになったころ、汚染水対策の“切り札”とされる「凍土遮水壁」の工事現場に着いた。

 建屋近くに掘削機が並び、凍結管を埋設するため、深さ約30メートルの穴を掘る作業が黙々と行われていた。

 工事は今月2日に始まり来年3月の凍結開始を目指すが、木野氏は「約1・5キロの地中を凍らせる前例のない大規模工事で、放射線との闘いでもある」と指摘する。

 現場付近の線量は最大で毎時1ミリシーベルトにも。事故当時に散乱したがれきの影響で線量が高く、作業員は重さ約6キロの金属製ベストを着用。周辺では放射線を遮る金属板の設置も進められていた。

 木野氏は「ここでは1日3時間程度しか働けない。被ばく対策と作業員の確保が今後の大きな課題」と語る。

 他にも数多くの工事が進められ、国内に6、7台しかないという巨大クレーンも3台稼働していた。

 「作業員数はここ1、2年がピーク。休憩スペースや保冷剤、洗濯も追いつかない」と話す東電担当者。木野氏も「本年度はまさに汚染水対策の正念場。とにかく、やれることをやっていくしかない」と語った。

ーーー共同通信(26.6.23)






福島第一・ALPS、3か月ぶりにフル稼働(26.6.22)

東京電力は22日、福島第一原子力発電所の汚染水浄化装置「ALPS(アルプス)」で、配管部品の腐食などがあった1系統の処理ラインの運転を再開したと発表した。

 これにより、3系統全ての修理が完了し、3か月ぶりにフル稼働した。

 東電によると、3月から3系統でパッキンの劣化が相次いで判明。今回の系統も5月20日に運転を停止した。さらに、パッキンの交換に合わせて点検した際、配管部品の腐食も見つかっていた。

 3系統を同時運転した場合、最大で1日750トンの汚染水処理が可能になるという。
---読売新聞(26.6.22)





海洋放水トリチウム濃度上昇 地下水バイパス暗雲(26.6.19)

東京電力福島第一原発で、地下水が建屋に流れ込んで汚染水になる前にくみ上げ、海に放出する「地下水バイパス」をめぐり、放出している水に含まれる放射性物質のトリチウム濃度がじりじり上がり続けている。昨年夏に三百トン超の高濃度処理水が漏れたタンク群近くの井戸水が、全体の濃度を押し上げている。東電はこの事実に気づきながら、対策を取ろうとしない。 (小倉貞俊)


地下水バイパスのトリウム濃度

 地下水バイパスは、汚染水の発生抑制のため、1~4号機の西側にある十二本の井戸からくみ上げた水をいったんタンクに集め、混ぜた状態で放出基準(トリチウムは一リットル当たり一五〇〇ベクレル)未満だと確認できれば海に流す仕組み。

 これまで最も南側の井戸では、基準を超えるトリチウムが検出され、十六日に採取した水では過去最高の二〇〇〇ベクレルを記録した。東電は、個別の井戸で高い数値が出ても「水を混ぜて基準を下回れば問題はない」と主張。現在は混ぜた状態で二三〇~三二〇ベクレルで、急上昇しない限り放出を続けるという。だが、混ぜても濃度が上昇してきていることは、東電自身の分析結果でも明らかだ。

 どの井戸からトリチウムが多くもたらされたのか。東電の分析では、南側三本の井戸だけで、全体の九割以上を占めていることが判明。これらの井戸は、いずれも水漏れを起こしたタンクから百数十メートルと近く、地下水の流れの下流に当たる。ほぼ水と同じ性質のトリチウムが先行して流れ込んだとみられる。

 最も南の井戸だけでもくみ上げを止めれば、全体の濃度は現在の二割程度に下がることは確実。放出する地下水を増やしたいなら、汚染度が低いとみられる北側に新たに井戸を掘るなどの手段も考えられる。

 しかし東電は「地下水バイパスは十二本の井戸を一体として運用している。地元住民の方々のご理解は得ている」(小林照明原子力立地・本部長代理)などとして新たな手を打とうとはしない。ただ、このまま濃度が上がれば、地元漁協の理解が得られ続けるかどうかは疑問で、地下水バイパスそのものが頓挫しかねない。
ーーー東京新聞(26.6.19)







新燃料180体は6号機に移送 福島第1原発4号機(26.6.18)

東京電力は18日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールからの燃料取り出し作業で、未使用の180体の移送先を当初予定していた別棟の共用プールではなく、6号機原子炉建屋内の使用済み燃料プールに変更すると発表した。

 年内に完了するとしていた取り出し計画に変更はない。

 共用プールでは4号機からの燃料受け入れスペースを確保するため、もともと保管されていた燃料を「乾式キャスク」と呼ばれる容器に入れて屋外保管設備に移送してきた。しかし、キャスクの製造が間に合わず、製造を待つと年内の作業完了が難しくなるため未使用燃料の移送先を変更した。

 4号機からの燃料取り出し作業は昨年11月に始まり、今月16日までに未使用22体、使用済み1056体を共用プールに移送した。6号機への未使用燃料の移送は11月に始める予定という。
ーーー産経新聞(26.6.18)








【現状】 格納容器内、徐々に判明 福島第1原発1~3号機(26.6.16)

 溶け落ちた核燃料の冷却が続く東京電力福島第1原発1~3号機で、格納容器内の状況が少しずつ分かってきた。1、3号機ではどこから水が漏れているか具体的な場所が判明、これまで調査が遅れていた2号機でも最新の水位が判明した。


1~3号機の状況

 事故発生当時に運転中だった1~3号機では、津波による電源喪失で冷却機能を失い、燃料が格納容器内に溶け落ちた。東電は今も各号機の炉内に毎時4・3~4・5トンの注水を続けているが、水はどこからか漏れ地下にたまっている。

 今月上旬、2号機格納容器に水位計と温度計を入れて調べたところ、格納容器下部にたまった冷却水の水位が約30センチと判明した。水位が約30センチと低い原因は、格納容器の下部に漏えい箇所があるとみられる。

 水温は約35度で、溶融した燃料が全て水に漬かっているか、一部が出ているかは不明だが、東電は「冷却はできている」としている。

 3号機では5月中旬、格納容器を貫通する配管付近から水が漏れているのが確認された。漏えい箇所の高さなどから格納容器内の水位は約6メートルと推定される。

 1号機でも5月下旬、格納容器下部にあたる圧力抑制室の配管接合部から水が漏れているのが確認された。1号機ではこれまでに格納容器下部の配管でも漏えいが確認されている。

 東電はほかにも漏えい箇所がないか調べるとともに、今秋にも、溶け落ちた燃料を直接確認するため1号機格納容器にロボットを入れて内部を調査する予定という。

ーーー共同通信(26.6.16)  






東電、汚染水浄化装置の再開延期…部品の腐食で(26.6.17)

東京電力は17日、福島第一原子力発電所の汚染水浄化装置「ALPSアルプス」で、3系統ある処理ラインのうち運転停止中の1系統で、配管部品の腐食が新たに見つかったと発表した。

 東電は19日に復旧する予定だったのを22日に延期する。

 ALPSはパッキンの劣化が原因で5月20日に全系統が停止。その後、2系統が運転を再開したが、残る1系統でパッキンの交換に合わせて点検をしたところ、配管部品の一部が腐食していたという。約40か所で部品交換が必要で、東電は運転再開日を延期した。

---読売新聞(2014年06月17日 20時11分)






地下トンネルの汚染水 十分に凍らず(26.6.16)

東京電力福島第一原子力発電所で汚染水が地下のトンネルから海に流れ出すのを防ぐため、トンネル内の汚染水の一部を凍らせて氷の壁を作り、止水する作業が進められていますが、凍結を始めてから、およそ1か月半がたった今も十分に凍らず、止水できていないことが分かりました。

福島第一原発では汚染水が増える原因となっている地下水の流入を防ぐため、1号機から4号機の周りの地盤を1.5キロにわたって凍らせる「凍土壁」の建設が進められていますが、これほど大規模なものは過去に例がなく、技術的な難しさを指摘する声も上がっています。
これとは別に、2号機と3号機ではメルトダウンした燃料を冷やした汚染水の一部、およそ1万1000トンが「トレンチ」と呼ばれる地下のトンネルに流れ込み、ここから海に流れ出している可能性が指摘されています。東京電力は、このうち2号機の汚染水を止水するため、トレンチの入り口の部分に地上から配管を打ち込み、冷却用の液体を流し込んで汚染水の一部を凍らせ、氷の壁を作る作業を進めています。
ところが、内部の温度を測ったところ、ことし4月末から凍結を始めたにもかかわらず、いまだに一部が凍っていないことが分かりました。
トレンチ内にある構造物が障害となって、均等に汚染水を冷やすことができないことに加え、トレンチの中で汚染水が常に流れていることが原因とみられていて、東京電力は汚染水の流れを抑えたり、凍結用の配管を増やしたりして改善を図ることにしています。東京電力では今月中に2号機のトレンチの止水を終え、来月から中にたまった汚染水を取り除く計画でしたが、計画どおりに氷の壁が完成するかどうかは不透明な状況だとしています。
また、3号機でも同じ作業が進められていて、東京電力は今年度中にトレンチ内の汚染水をすべて取り除く計画ですが、全体のスケジュールへの影響は今のところないとしています
ーーーNHK(26.6.16)







【現状】見切り発車 残る懸念 前例ない大規模工事(26.6.9)

対策と位置付ける「凍土遮水壁」の工事が2日に始まった。前例のない大規模な工事で、計画通りに完成し十分な効果が出るか不透明だ。安全性への懸念から原子力規制委員会が全体の工事を認可していない中の“見切り発車”には批判の声も出ている。


汚染水対策

 「安全管理全体が完全にできていない中で工事が始まったことに不安を持っている」。着工後初となる6日の規制委の検討会で、委員から厳しい指摘が相次いだ。

 凍土壁は1~4号機の建屋の周囲を深さ約30メートル、総延長1・5キロにわたり凍らせる計画。凍結管を1メートル間隔で地中に埋め込み、循環させた冷却材で土壌を凍らせて壁を造り、地下水を遮断する。大手ゼネコン鹿島が請け負い、国が約320億円の設置費用を支出する。

 計画では凍結管を埋め込む工事を進めて来年3月に凍結を開始、2020年度まで運用する方針だ。トンネル工事などに使われる工法だが、これほど大規模で長期間使われた実績はない。

 規制委が着工を容認したのは、地下の障害物が少ない建屋山側の一部のみ。地下配管などが多い区画は廃炉作業への影響の有無などを確認する必要があるとして今後も検証が続く予定だ。建屋内の汚染水の水位を管理する方法なども詳しく定まっていない。

 東電は規制委の指摘を踏まえて詳細な計画を示し、夏までに了承を得たい考えだが、めどは立っていない。

 東電や国は凍土壁に加え、「地下水バイパス」や「多核種除去設備(ALPS)」など複数の対策を組み合わせて汚染水の封じ込めを目指しているが、どの対策も道半ばで目立った効果が見えてこない。

 建屋で汚染される前の地下水をくみ上げて海に放出する地下水バイパスは5月にようやく運用が始まり、既に約2千トンの地下水を放出。東電は建屋への流入を1日数十~100トン減らせると見込むが、効果がいつごろ、どの程度表れるかは「まだ分からない」(東電担当者)のが実情だ。

 しかも地下水の流入を減らして汚染水の増加が抑えられたとしても、事故で溶けた核燃料に水を注いで冷やし続ける限り、一定量の汚染水の発生は避けられない。
 汚染水から大半の放射性物質を取り除く東芝製のALPSもトラブルが続発。本格稼働の予定だった4月以降も試運転が続き、稼働と中断を繰り返している。

 ALPSを増設し、地上タンクにためた汚染水すべてを来年3月までに浄化する計画も遅れは必至だ。汚染水の増加に合わせてタンクの増設も急いでいるが、既存タンクを漏えいしにくい溶接型に切り替える作業などが遅れており、綱渡りが続いている。

---共同通信(26.6.9) 
 






福島第1原発:せきの外に放射性物質含む漏水3トン(26.6.9)

東京電力は9日、福島第1原発で放射性物質を含む雨水計約3.4トンがせきの外へ漏れたことを確認し、原子炉等規制法に基づき、原子力規制庁へ報告した。海への流出はないという。せきの弁が開けられており、パトロールが不十分だった可能性がある。漏れた水に含まれるストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質の総量は計約2億5000万ベクレルに達した。

 東電によると今月2日、放射性物質を含む雨水をためている二つのタンクから水が漏れ、せき内にたまっているのが見つかった。通常の雨水より高濃度の放射性物質が検出され、6日にはせきの弁が開いた状態で、せき外に水が流れ出ていたことが分かった。

 これらのタンクがある区域では、3月以降定期的なパトロールがされておらず、その頃から水漏れが起きていたとみられる。東電は周辺の汚染された土の回収を進めるとともに、監視体制を強化する方針。【斎藤有香】
ーーー毎日新聞(26.6.9)








凍土壁工事に難点、埋設物170カ所と交差 原発汚染水対策(26.6.7)



「凍土壁工事に難点、埋設物170カ所と交差 原発汚染水対策」

 東京電力福島第1原発事故の汚染水対策として、2日に着工した「凍土遮水壁」の工事で、地下に埋め込む凍結管と地下の埋設物が交差する部分が約170カ所に及び、工事の障害になっていることが6日、原子力規制委員会の検討会で明らかになった。埋設物を避ける工法が提示されたものの、凍土壁の脆弱(ぜいじゃく)性につながるとして有識者から疑問が持ち上がっている。

 東電によると、敷地内の地下にはケーブルや配管用トンネルなど埋設物が多く通っている。土壌を凍らせて凍土壁を設置するためには、約1500本の凍結管(長さ26・4メートル)を1メートル間隔で埋設しなくてはいけない。凍結管と埋設物の交差は山側に76カ所、海側には約90カ所あるという。

 東電は埋設物を避けたり、貫通させる工法を提示したが、検討会に参加した有識者からは「把握されていない埋設物があった場合どうするか」「避ける工法できちんと土は凍るのか」との指摘が出た。

 特に埋設物を避ける工法については、高度な技術が必要とされており、施工を担当する鹿島建設は「作業員の訓練を進め、慎重に施工する姿勢でいる。ベテランがいるのでミスをすることはない」と強調した。
ーーー産経新聞(26.6.7)








福島第一、凍土壁に着工 汚染水増加対策、成否は未知数(26.6.3)

東京電力福島第一原発の汚染水増加を抑えるため、建屋周辺の地下に氷の壁をつくって囲む「凍土壁」の工事が2日、始まった。地下水が建屋に流れ込むのを防ぎ、汚染水の発生量を減らす。国や東電は対策の柱としているが、成否は未知数。これまで例のない大事業で、失敗した場合の影響は大きい。


凍土遮水壁の工事が始まった東京電力福島第一原発。画面手前から1~4号機=2日午後3時15分、朝日新聞社ヘリから、仙波理撮影

 第一原発では1日400トンの地下水が建屋に流れ込み、汚染水が増え続けている。凍土壁は、地下水を建屋に近付けないため、深さ約30メートル、総延長1500メートルの氷の壁で1~4号機の建屋の地下を囲う。国などの試算では、地下水の流入量を280トン減らすとされる。

 今後、1メートル間隔で地面に穴を開け、零下30度の液体を流す管を埋めていく。凍結は来年3月に始める予定。建設費320億円は国費でまかない、東電と鹿島が施工する。
ーーー朝日新聞(26.6.3)





凍土遮蔽壁と地下水流入対策





福島第一原発、「凍土壁」の建設工事始まる(26.6.3)

 東京電力は2日、福島第一原子力発電所1~4号機建屋への地下水の流入を食い止める「凍土壁」の建設工事を始めた。

 政府と東電は、凍土壁を福島第一原発の汚染水対策の柱と位置づけており、来年度初めの完成を見込んでいる。


東京電力福島第一原発で始まった凍土壁の工事(左下、右は1号機)(2日午後、読売機から)=清水健司撮影

 同原発では現在、事故で溶融した燃料を冷やして汚れた水が地下水と混ざり合い、1日あたり約300~400トンの汚染水が発生している。凍土壁は、地下水が原子炉建屋などに流れ込むのを防ぎ、汚染水を増やさないようにするのが目的で、1~4号機の周囲約1・5キロ・メートルを囲う。

 地中約30メートルまで掘削して凍結管を打ち込み、マイナス30度の冷却材を入れて周りの土を凍らす工法で、約320億円の国費を投入する。東電によると、2日は午後5時前から、1号機西側で凍結管を埋め込むための掘削作業などを行った。

 配管など地下の埋設物が少ない山側から工事を進め、2015年3月までに全体の工事を完了する予定。さらに土を凍らせるのに数か月かかる見通しという。東電は、「汚染水低減に向けた重要な工事」と説明している。

ーーー読売新聞(2014年06月02日 19時26分




凍土壁の設置工事開始 福島第1、掘削に着手

東京電力は2日、福島第1原発の汚染水対策「凍土遮水壁」の設置工事を同日夕に始めたと発表した。1~4号機建屋の周囲約1・5キロの土壌を凍らせ、汚染水増加の原因となっている建屋への地下水流入を防ぐ。この日は、1号機の北西側で凍結管設置のための掘削作業に着手した。

 政府は汚染水対策の「切り札」としており、菅義偉官房長官は2日午後の記者会見で「予定通りに完成することを期待したい」と述べた。


凍結管を打ち込むため地面を掘削する重機=2日、福島第1原発(東京電力提供)

 地下約30メートルまで掘削後、1550本程度の凍結管を順次埋め込み、それらの上部と冷却材を循環させる配管をつなぐ。来年3月末に設置工事を完了する予定。

 冷却材には、零下30度程度に冷やした塩化カルシウム溶液を使用。工事完了後、数カ月かけて周囲の土を凍結させ、壁をつくる。

 当面、地下に埋設物がない建屋山側を優先的に掘削。ゼネコン大手の鹿島が工事を請け負い、国が設置費用として約320億円を支出する。
---産経新聞(26.6.3)






多い地下水 確実に凍結? 福島第一原発 (26.6.3)

東京電力は二日、福島第一原発の凍土遮水壁の本格工事に着手した。凍土壁は地下水の動きを封じて、建屋地下にたまる高濃度汚染水問題を解決する切り札と期待されているが、厳しい原発事故現場での作業であることに加え、複雑な地下の状況が十分に把握できていないなど懸念も残る。(岸本拓也)

 建屋の周囲に超低温の冷却液を循環させて土壌を凍らせる凍土壁は、十メートル四方で実証実験が実施されたが、実際の総延長は一・五キロ。全てが設計通りに凍って壁になるかどうか疑問視する専門家も少なくない。


凍土遮蔽壁に残る疑問、地下の障害物の調査が不足
作業員の被ばくは大丈夫? 1.5KMも確実に凍結、維持できるのか?

 東電の担当者は「技術的な問題は何もない」と強調するが、福島第一の敷地は非常に地下水が多い。建設前は数本の川があり、地下水の流れが速い場所もありそうだ。次々に水が流れていく状況だと、その部分は凍らず、壁の性能が大きく損なわれることになる。

 現場は原子炉に近く、事故発生当初に比べると放射線量は格段に下がったが、それでも毎時〇・一~四ミリシーベルトと要注意の場所もある。そんな現場で、配管を溶接して継ぎ足しながら地下に埋め込んでいく、根気のいる特殊な作業が続く。

 「長い期間の作業になるので、作業場所を遮蔽(しゃへい)板で囲うなどの対策を取り、個人の線量管理を十分していく」。東電の小林照明原子力・立地本部長代理はこう語るが、特殊な技能をもつ作業員は多くない。完成後も補修、配管の取り換えが必要。少しでも被ばく線量を減らす努力が不可欠だ。

 もう一つの懸念は、海側の敷地では高濃度汚染水がたまる地下トンネルなどの障害物が入り組んでおり、まだ地下の状況が完全には把握できていない点だ。

 二月の止水工事では、地下の電源ケーブルに気をつけて作業していたのに、掘削機でケーブルを切断、4号機の使用済み核燃料プールの冷却を止めてしまった事例もある。

 また、凍結の維持には一般家庭約一万三千世帯分相当の電力量を消費する。建屋内の汚染水が漏れ出さないための水位管理の方法も、まだ検討段階という。
ーーー東京新聞(26.6.3)





凍土遮水壁設置工事の開始について(26.6.2)

n凍土遮水壁について、6月2日午後4時43分より凍結管設置の為の削孔
作業(掘削工事)を開始しました。

削孔作業の様子


削孔部


削孔作業


削孔作業の内容


[参考]凍土遮水壁施工ブロック図
ーーー東電提供(26.6.2)






【現状】(2014年6月2日) 破損燃料用ラック製造へ 第1原発4号機プール

東京電力福島第1原発4号機で使用済み核燃料プールからの燃料取り出し作業が進んでいる。昨年11月、事故後初めてとなる本格的な取り出しが始まり、当初1533体あったプール内の燃料のうち約6割に当たる946体が 5月28日 までに別棟の共用プールに移送された。


1~4号機使用済み核燃料プールの燃料と移送済み燃料(946本);26.5.28現在

 4号機プールには変形、破損した燃料が3体ある。東電はこの3体を最後に取り出す予定で、共用プールで保管する際の破損燃料専用ラックの製造に入った。4号機燃料では変形している1体を専用ラックに収める。

 専用ラックは、通常90体入るラックを49体入りとして、1体ごとのスペースを広くする。共用プール内への設置は8月以降になる見込み。1~3号機のプールにも計77体の破損燃料があり、このうち変形、破損の程度が大きい8体も専用ラックに保管する。

 破損燃料はいずれも2011年3月の事故以前に変形や小さな穴が開いているのが確認されており、東電は事故による破損はこれまでに確認されていないとしている。

 4号機からの燃料取り出しは今年3月に操作ミスで取り出しクレーンが停止した以外、大きなトラブルがなく進んでおり、年内に終わる予定。

ーーー共同通信(26.6.2)







1号機S/C(圧力抑制室)上部調査結果について(西・南側外周)(26.5.30)

調査概要
研究開発(資源エネルギー庁補助事業「格納容器漏えい箇所特定技術・補修技術の開発」)中のS/C
上部調査装置を1号機原子炉建屋1階の北西エリア穿孔箇所より投入し、原子炉建屋地下1階の外側キャットウォークから調査を行った。
l S/C上部外周側の確認* 5月30日西・南側外周を実施


n調査状況
l南(X-5G近傍)のキャットウォーク上に保温板金が落下していたため、北西~南の範囲について調査を実施した。

n調査結果
l北西~南の範囲については、漏えいは確認されなかった。
l X-5G近傍の周辺配管は、他のエリアより汚れているのが確認された。
l X-5G近傍で線量の上昇が確認された。


S/C(圧力抑制室)の北西~南の範囲では、漏えいは確認されなかった。


トーラス室内線量分布(キャットウォーク上での測定)



SC調査装置・日立GEテレランナー

ーーー東電提供(26.5.30)






第一原発「凍土壁」、2日にも着工…規制委了承(26.5.30)

福島第一原子力発電所1~4号機建屋への地下水流入を遮断する「凍土壁」計画について、東京電力は30日、一部の掘削工事などを6月2日にも始めることを決めた。

 原子力規制委員会が30日、着工を了承した。

 凍土壁は土を深さ30メートルまで凍らせて造る壁で、1~4号機建屋の周囲1・5キロ・メートルを囲う。規制委は、地盤沈下の恐れなどを懸念していたが、26日に東電の説明を受けて「安全性に問題はない」と判断。掘削やがれき撤去などの準備工事に入ることを認めた。東電は「土中に埋設物がほとんどない、建屋の山側などから優先して工事を進める」という。
ーーー読売新聞(2014年05月30日 18時00分








福島第一1号機、汚染水漏れの箇所を特定(26.5.27)

東京電力は27日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉格納容器下部にある「真空破壊ライン」という配管から、汚染水が漏れ出しているのを確認したと発表した。

 漏水箇所を特定できたことで、今後、止水できれば、汚染水の抑制や、原子炉内の溶融燃料の取り出しに向けた作業が大きく前進する。

 1号機では、格納容器下部の圧力抑制室の外側を流れ落ちる汚染水が、昨年11月に撮影されていた。東電は27日、抑制室の上に調査ロボットを投入し、抑制室の上を通る同ラインの配管の継ぎ手部分から水が漏れ出しているのをカメラで確認した。ほかにも漏水している箇所がないか、28日も同じロボットで調べる。
---読売新聞(2014年05月27日 22時13分







福島第一原子力発電所1号機S/C(圧力抑制室)上部調査結果について(26.5.27)




研究開発(格納容器水張りに向けた調査・補修(止水)技術の開発)中のS/C上部調査装置を北西エ
リア穿孔箇所より投入し、外側キャットウォークから、調査を行った。
l S/C上部(X-5E近傍)の漏えい箇所の特定
l S/C上部外周側の確認* 5月27日北側外周を実施



調査結果
nS/C上部(X-5E近傍)の状況
l真空破壊ラインの伸縮継手カバーのPCV側と反PCV側からの漏えいが確認された。








調査結果
nS/C上部(X-5E近傍)の状況
l真空破壊弁・トーラスハッチ・SHC系配管・AC系配管に漏えいは確認されなかった。
ーーー東電提供(26.5.27)



福島第1原発:1号機の汚染水、漏えい箇所特定…2カ所目

東京電力は27日、福島第1原発1号機の格納容器下部にある圧力抑制室の外側の配管に、汚染水の漏えい箇所を確認したと発表した。1号機で漏えい箇所を特定したのは、昨年11月に続き2カ所目。


福島第1原発1号機の圧力抑制室の外側の配管で見つかった汚染水の漏えい箇所。中央の黒っぽい部分のボルト穴から水が流れ出している=東京電力提供

 漏えいがあったのは、格納容器の圧力を調節するために設けられた配管。管が伸縮する部分の保護カバー(外径約80センチ)のボルト穴から水漏れしている様子がカメラで確認された。東電は28日も1号機建屋内の調査を実施する。【斎藤有香】
ーーー毎日新聞(26.5.27)







福島第一原発「地下水バイパス」、2回目の放水(26.5.27)

東京電力は27日、福島第一原発で汚染される前の地下水を海に流す「地下水バイパス」を使った2回目の放水を実施し、約640トンを海に放出したと発表した。

 放出は午前10時から始まり、午後0時40分頃終了した。配管の漏水などの異常はなく、1回目の放出(約560トン)時と同様に付近の海水に影響がないか調べる。今後は週1回程度のペースで放出して、問題がなければ頻度を増やす方針。
ーーー読売新聞(2014年05月27日 20時45分






東電・吉田氏:「非公開を」 生前の上申書、政府が公開(26.5.23)

政府は23日、東京電力福島第1原発の事故発生時に所長だった吉田昌郎氏(故人)への政府の事故調査・検証委員会(政府事故調)の聴取結果について、吉田氏が自らの聴取結果を非公開とすることを求めた「上申書」を公開した。菅義偉官房長官は同日の記者会見で、上申書を根拠に吉田氏の証言内容を公開しない方針を強調した。

 聴取結果は、朝日新聞が20日以降、内容を報じている。上申書は2012年5月29日付で、吉田氏が政府事故調へ提出した。吉田氏は「国会の事故調査委員会へ聴取結果を開示することは認める」とする一方、「国会事故調から第三者へ公表されることは望まない」としている。

 吉田氏は、非公開の理由について「私の感情や感想を率直に表現したもので、誤解を生む危惧がある」「申し上げた内容があたかも事実のように一人歩きしないか、他の資料などに照らし合わせて取り扱っていただけるかという危惧も抱いている」と述べ、「資料が第三者に漏えいすることのないよう厳格に管理するとともに、調査後は国会から政府事故調へ返却することを希望する」と要望した。

 吉田氏は11年7〜11月に政府事故調の聴取に応じたが、国会事故調の聴取には体調不良のため応じられなかった。【中西拓司】
---毎日新聞(26.5.23)






福島第一「ALPS」、1系統が運転再開(26.5.23)

東京電力は23日、福島第一原子力発電所で、汚染水浄化装置「ALPS(アルプス)」の運転を一部再開したと発表した。

 ALPSは浄化能力の低下で全3系統が停止していたが、この日は対策を終えた1系統が再開。残り2系統も来月中旬までに稼働の見通し。

 ALPSでは3月以降、汚染水のカルシウム濃度が設計通りに下がらなくなり、放射性物質の除去性能が低下した。東電の調査で、カルシウムなどを取り除くフィルター関連の部材が放射線でもろくなり、破損したのが原因と判明した。
---読売新聞(2014年05月23日 19時47分







「地下水バイパス」から海へ、560トン放出(26.5.21)

東京電力福島第一原子力発電所の汚染水対策の一つである「地下水バイパス」について、東電は21日、1~4号機建屋に流れ込む前に井戸からくみ上げた地下水を海に放出したと発表した。

 国と東電は1日300~400トンずつ増える汚染水を、最大80トン減らせると見込んでいる。

 東電によると、放出された地下水は、4月にくみ上げた560トン。午前10時25分頃、貯留していたタンクから、排水溝を通じて海に放出を始め、2時間20分後に放出を終えた。

 事前に行われた地下水の水質検査では、国と東電が定めた放出基準(トリチウムが1リットル当たり1500ベクレル未満など)を下回っている。次回は昨年、試験的にくみ上げた790トンの放出が予定されているが、放出時期は決まっていない。
---読売新聞(2014年05月21日 13時06分






地下水バイパス排水状況(26.5.21)



動画:地下水バイパスから排水の状況(47秒)


地下水の海への放水開始



地下水バイパス 免震重要棟における操作状況



地下水バイパス排水状況(1)



地下水バイパス排水前状況


地下水バイパス 排水時の様子(1)


地下水バイパス 一時貯留タンク

ーーー東電提供(26.5.21)



地下水バイパスの施設説明図:井戸、一時貯留タンク、排水管、それぞれの位置関係






バイパス地下水、21日から放出…地元から了承(26.5.20)

東京電力は福島第一原子力発電所の汚染水対策として、汚染される前にくみ上げた地下水を21日から「地下水バイパス」を使って海へ放出すると発表した。20日、政府と東電が福島県や地元自治体、漁業関係者に最終的な説明をし、了承を得た。1日300~400トンずつ増える汚染水を、最大80トン減らせるといい、東電は「慎重に作業を進めたい」と話している。

地下水バイパスの仕組み

 地下水が原子炉建屋に流れ込む前に12本の井戸でくみ上げ、検査した上で海に流す。放出基準は国の基準より厳しく、トリチウムの場合、1リットルあたり1500ベクレルで国の40分の1。4月にくんだ560トンを東電や専門機関が調べたところ、放射性物質は基準未満で、放出のメドがついた。

 また、政府と東電は20日、福島県などへの説明で、放出後に東電が行う水質検査が適正かどうか、原子力規制庁が毎週チェックすることを明らかにした。

 地下水バイパス計画は昨春に始める予定だったが、タンクなどからの汚染水漏れが相次ぎ、地元の漁業関係者らが風評被害を心配して反発した。このため、政府と東電は放出基準を厳しくするなどした。

---読売新聞(2014年05月20日 20時47分



地下水バイパスに関するご質問:Q&A(東電)

地下水バイパスに関するご質問に関するQ&Aをみる。

水質の基準の考え方:
法令告示濃度やWHOの飲料水水質ガイドラインよりも十分に低い値として当社が定めた運用目標を基準といたします。

WHO飲料水水質ガイドライン 運用目標
セシウム134:10Bq/L 1Bq/L
セシウム137:10Bq/L 1Bq/L
ストロンチウム90:10Bq/L
全ベータ: -  5Bq/L
トリチウム:10,000Bq/L 1,500Bq/L

※上記のほか、セシウム134,セシウム137に関する運用目標を確認する計測を行った際、その他人工のガンマ核種が検出されていないこと、また、これまでの揚水井水の詳細分析結果を参考に、他の核種も含めて告示濃度を満たすこと。

くみ上げる地下水に含まれる放射性物質は、東京電力ではなく、第三者機関で測定し、適切に公表していくべきではないでしょうか。
今後、定期的に詳細な分析を行いますが、これについては第三者機関においても測定を実施していただき、結果についてはホームページなどにおいて公開してまいります。

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 現在の放射線モニタ


福島第一原発モニタリング

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